周りに愛される主人公

あかさ

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1章

1 愛され主人公の一日

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~徹side~

徹「眠い、」

僕の名前は
葉澄はしずき とおる
極一般の、
いや、
ぼっちのモブだ

徹「はぁ」
蜜柑「どうしたんだよ!溜息なんかついて、」

こいつは追槌 蜜柑おいつち みかん
女みたいな容姿をした男だ、
まぁ、老若男女問わず魅了してきた男、

とでも言うか、
こいつは恵まれてる、

容姿端麗
頭脳明晰
運動神経抜群
性格よし
優等生
天才
秀才
このとおり、
完璧だ

徹「はぁ、なんでお前は…いや、やっぱなんでもない、」
蜜柑「なんだよ?」
徹「お前だけには絶対に教えねぇ」

みんなの視線が怖い、
ずっと俺の事を敵意の目で見てくる
なんか言ったら殺される
そんな雰囲気だ

蜜柑「なんだよ~、この頃冷たくねぇ?」
徹「気の所為だ、」
蜜柑「ほら冷たい!」

お前といると周りの目が怖いんだよ
そう言えねぇ、
言ったら周りに殺される、
絶対に、
なんて不運なんだ

徹「あ、光希先輩!!」
光希「お、徹に蜜柑じゃねぇか」

この人は
荒天 光希こうてん みつき
俺の、憧れの人っていうか、
俺の、恋人…///

光希「どうした?元気ねぇな徹?」
徹「はい、少し寝不足で」
蜜柑「、、」

まぁ、俺は昨日徹夜してたからな、
勉強してたから、
まぁしたって落ちこぼれだから無理だけど

徹「でも光希先輩を見たら安心しました」
光希「可愛い後輩だな~」ヨシヨシ
蜜柑「ほら透行くぞ遅刻しちまう、」
徹「え!本当じゃん、じゃあ先輩また」
光希「おお、!休み時間に行くわ」
徹「はい」ニコッ
蜜柑「ほら行くぞ」ギュ

蜜柑は俺の手を握って走った
早すぎる~
まだ先輩と居たかった(泣)
でも昼休みあえるし
いっか
俺は蜜柑と一緒の教室で授業を受ける

徹「そう言えばさ、ずっと思ってたんだけどなんで蜜柑は他のやつと授業受けないの?
もしかして俺以外に友達がいないの?、
まぁそんなわけなi」
蜜柑「そうだよ、」
徹「え、」
蜜柑「お前しか友達ってか親友いねぇから」
徹「、、マジか」

え、蜜柑って友達いなかったの
初めて知ったんだけど
え、え?
嘘だろ、
俺と一緒だったのか(ほとんど蜜柑のせい)
俺と蜜柑が一緒だったなんて、
あれ、でも蜜柑っていつも囲まれてるから、
全然友達いるくね、
あ、
もしかして天然か
なるほど~

徹「まぁ、蜜柑には友達はいるだろ、
俺にはいねぇけど」
蜜柑「、、いるだろ、お前にも」ボソ
徹「え?、なんか言った」
蜜柑「うぅん、なんでもねぇよ。
てか、お前、準備してねぇから急げよ」
徹「あ、やっべ!!
急がなきゃ」

キーンコーンカーンコーン

徹「ふぅ~やっと終わった~」
蜜柑「お疲れ様、はい、飲み物」
徹「ありがとう~
さすが蜜柑」

目の前に人影が現れ
俺はその場で止まった
人影の姿があらわになる

光希「お、またあったな徹」
徹「あ、光希先輩…/// 」
蜜柑「なんでこんな所にいんすか?先輩」
光希「いや、先輩に失礼だろ後輩‪💢」
蜜柑「、、今俺と徹お喋り中ですが?
なにか?」
光希「んんや~、見かけたからさ、
ってか俺を邪険にしすぎだろ蜜柑」
蜜柑「気の所為じゃないですか~」

二人が口喧嘩をしてる
これはいつもの事だ
何故か二人は犬猿の仲で
いっつも俺の前で喧嘩する
なんでだ……

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