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警察と救急車 八月二十六日 (月)
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台風十号が発生 暴風域を伴って奄美や西日本に接近の恐れ、
と言ってニュースが騒いでいるなか、
春樹が錦の飲み屋街を流していると、名駅付近で若い女性を乗せた。
行先は千代田、中警察の近くらしい。伏見から大須観音を通り、
西大須で東に向かう。中警察まで4キロも無い、
春樹は上前津辺りで女性に声をかけたが、全く起きる気配がない。
やむを得ず、車を止めて、後ろ席に回ると、大きな声で起こしてみる。
通り行く人たちは、こちらを伺いながら去って行く。
女性っていうのは、とても大変だ。
冷たいお茶を使って起こすって方法もなかなか難しい。体にふれる事もできない。
とりあえず、中警察へ連れて行った。警察官が3人出て来た。
「名駅で乗せて、中警察と言われたので
ここまで連れて来ましたが、全く起きません。困っています」
春樹は警察官に起こしてもらうよう頼んだ。女性警察官が声をかけて体を揺する。
一度は起こしてみるが、全く起きる気配がない。すると、
もう一人の警察官が言った。
「ここへ連れて来られても困るんだよ。
警察はお客を起こす事まで関与していない」
「では、私はどうすればいいのですか、
メーターを入れたままで起きるまで待てばいいのですか。
金額が大きくなったら、その責任は取ってもらえますか」
「メーターを回していたら、それはいかんだろ」
「では、私たちは歩合で仕事をしていますが、
この女性が起きない限り仕事ができません、その責任は取ってもらえますか」
「言いがかりも甚だしい」 と言って、警察官は全く、対応してくれない。
頭に来た春樹は、警察官に罵倒を浴びせた。
「こんな時に助けてくれなくて、何が警察だ、税金泥棒!」
すると、年配の警察官が春樹のそばに来て、
「救急車を呼んだらどうだ」と、云う、春樹はすぐにスマホから救急車を呼んだ。
今度は、違う警察官が言う
「ここで呼ぶな、ここはまずい、駐車場から出て呼べばいいだろ」
ふざけた話だ。警察も自分たちの都合だけで良し悪しを決める。
春樹は知らん顔して救急車が来るのを待った。春樹は思った。
大体、救急車とは、今にも、体が壊れていく人や
生死にかかわる人たちを救うために活動しているのだ。
それを、たかが起きないからと言って救急車を利用しようなんて言語道断だ。
いつもそう思っているが、今日はどうにもならない、
テレビ愛知で警察24時とかやっているが
あんなもん、嘘ばっかりだと思ったのだ。救急車が中警察に入って来た。
春樹は救急隊員に警察はクズだと言って状況を話した。
一人の救急隊員が、女性を起こす、顎辺りを触りながら、
「ちょっと痛いからね、起きてください、痛くなるよ」
すると、女性は物騒と起きてきた。おとなしくお金を払って帰って行く。
春樹は救急隊員に恐縮してお礼を言った。こんな事で救急車を使うなんて、
本当に申し訳ない、それに比べても、警察など、何の役にも立たず、
あそこで、ぼけーと突っ立っている。日本はおかしいって春樹はつぶやいた。
と言ってニュースが騒いでいるなか、
春樹が錦の飲み屋街を流していると、名駅付近で若い女性を乗せた。
行先は千代田、中警察の近くらしい。伏見から大須観音を通り、
西大須で東に向かう。中警察まで4キロも無い、
春樹は上前津辺りで女性に声をかけたが、全く起きる気配がない。
やむを得ず、車を止めて、後ろ席に回ると、大きな声で起こしてみる。
通り行く人たちは、こちらを伺いながら去って行く。
女性っていうのは、とても大変だ。
冷たいお茶を使って起こすって方法もなかなか難しい。体にふれる事もできない。
とりあえず、中警察へ連れて行った。警察官が3人出て来た。
「名駅で乗せて、中警察と言われたので
ここまで連れて来ましたが、全く起きません。困っています」
春樹は警察官に起こしてもらうよう頼んだ。女性警察官が声をかけて体を揺する。
一度は起こしてみるが、全く起きる気配がない。すると、
もう一人の警察官が言った。
「ここへ連れて来られても困るんだよ。
警察はお客を起こす事まで関与していない」
「では、私はどうすればいいのですか、
メーターを入れたままで起きるまで待てばいいのですか。
金額が大きくなったら、その責任は取ってもらえますか」
「メーターを回していたら、それはいかんだろ」
「では、私たちは歩合で仕事をしていますが、
この女性が起きない限り仕事ができません、その責任は取ってもらえますか」
「言いがかりも甚だしい」 と言って、警察官は全く、対応してくれない。
頭に来た春樹は、警察官に罵倒を浴びせた。
「こんな時に助けてくれなくて、何が警察だ、税金泥棒!」
すると、年配の警察官が春樹のそばに来て、
「救急車を呼んだらどうだ」と、云う、春樹はすぐにスマホから救急車を呼んだ。
今度は、違う警察官が言う
「ここで呼ぶな、ここはまずい、駐車場から出て呼べばいいだろ」
ふざけた話だ。警察も自分たちの都合だけで良し悪しを決める。
春樹は知らん顔して救急車が来るのを待った。春樹は思った。
大体、救急車とは、今にも、体が壊れていく人や
生死にかかわる人たちを救うために活動しているのだ。
それを、たかが起きないからと言って救急車を利用しようなんて言語道断だ。
いつもそう思っているが、今日はどうにもならない、
テレビ愛知で警察24時とかやっているが
あんなもん、嘘ばっかりだと思ったのだ。救急車が中警察に入って来た。
春樹は救急隊員に警察はクズだと言って状況を話した。
一人の救急隊員が、女性を起こす、顎辺りを触りながら、
「ちょっと痛いからね、起きてください、痛くなるよ」
すると、女性は物騒と起きてきた。おとなしくお金を払って帰って行く。
春樹は救急隊員に恐縮してお礼を言った。こんな事で救急車を使うなんて、
本当に申し訳ない、それに比べても、警察など、何の役にも立たず、
あそこで、ぼけーと突っ立っている。日本はおかしいって春樹はつぶやいた。
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