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【第1章:飛翔】
第12話:Two Shackles
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「…流石、全国出場者は余裕だな。」
控えテントに戻ろうとする伍代に向かって、宙一は皮肉めいた言い方で伍代にそう言った。
その言い方に、伍代は違和感を覚えて宙一を睨んだ。
「まあ見てろって。今年は全国の前に、俺がお前の"壁"になってやる。」
伍代の視線を感じながらも、宙一の顔には笑みが浮かんでいる。
宙一は伍代に負けず劣らずの実力者。
その経歴は、1年時の全国インターハイで4m70cmを越えて決勝へ進出。
しかし、決勝では記録を残せずに記録無しの結果に終わった。
その後は、夏季に怪我で悩まされるも新人戦大会は南関東大会で4m75cmを3本目に記録して4位入賞。
地区予選から共にする伍代にとって、最も迫る強敵と言える選手である。
審判員の白旗が振られた。
宙一の1本目開始の合図が出された。
助走路に立つ宙一は、手を大きく上に伸ばして背伸びをした。
伸びを終えると、観客席で見守る継聖学院のメンバーに右手を上げて軽く手を振ってみせた。
そして再び正面を向くと、右手で作った拳の中に軽く息を吐く。
「…行きまぁぁす!!」
短く声を出して、出発の合図を送る。
継聖学院メンバーや弟、皇次の返事を受け取ると、一気にポールを持ち上げてその勢いのまま助走をスタートさせた。
助走スピードはこれまでの4人に比べると遅い。
しかし、誰よりも力強くリズムを刻んでいる。
伍代と同じ16歩の助走で走る宙一は、12歩目辺りで早めにポールを降ろし始めた。
しかし、その重心に負けない腕力と体感の強さが、助走のブレの無さから伺えた。
16歩目。左足が強く地面を踏み切ると、助走のスピードからは想像できないほど勢いよくポールが曲がった。
宙一のパワーは、ボックスに突き刺さるポールの音からも感じられる。
強いパワーとは裏腹に、空中動作は流れに乗って素早く展開し、気がつけば上下反転した宙一の腹部はバーの高さを越えていた。
クリアランスを決めると、宙一の体はそのままマットに着地。
審判員は再び白旗を振り上げた。
_
観客席の継聖学院メンバーからは歓声が響き渡った。
宙一は、左手でポールを拾い上げると、マットから立ち上がりその歓声に応えるように右手を挙げている。
「…やっぱり、高薙くんが拝璃にとっては強敵ですね…。」
桃木は高薙の跳躍を見てそう呟いた。
しかし、それを聞いた室井の表情は険しい。
その目線は、次に2本目の跳躍を控える江國に向けられていた。
「…どうかな。高薙弟の実力も計り知れない。
それに、江國 途識。下手したら彼の方が脅威になるかもしれないな。」
室井の視線の先の江國は、宙一の事など気に掛けぬようにピットの角で体を動かしていた。
「…江國…ねぇ…。」
倉敷は珍しく、室井の見解に疑問を示していた。
普段なら室井に同意する倉敷も、その私見は今回は違うようだ。
続けて、皇次の4m60cmの2本目が始まる…。
_
トラックでは、男子100mの予選の最終15組目がスタートの準備をしている。
予選13組目に出場した泊麻は、11秒12の記録で着順1位。準決勝へと駒を進めた。
その泊麻は、七槻と音木の元に合流すると共に羽瀬高ベンチへと向かう事にした。
「…そういや、全然気にしてなかったけど、棒高出てる1年生、調子どうなったの?」
泊麻は歩きながら、思い出したようにそう2人に問いかけた。
七槻と音木は互いに顔を見合わせて、険しい表情を浮かべた。
「…それが…。」
…
「…なるほど。まあ、いいんじゃない?それも経験だよ。」
2人から若越の結果を聞いた泊麻は、納得したようにそう言った。
「あれ?じゃあまだ拝璃ちゃんは跳んでるの?」
「はい。あいつは4m60を1本目でクリアして、次4m70です。」
泊麻の問いが続いたが、間髪入れずに音木が答えた。
音木自身、予選落ちの悔しさが無いと言えば嘘になるはずだ。
しかし、そんな中でも冷静に周囲の状況は把握している。
「…まぁ、今年は南関まで拝璃の一強じゃないっすか?自己ベストも4m95だから、このまま行けば全国決勝待った無し。
記録さえ伸ばせれば今年から入賞も狙えるんじゃ…。」
七槻がそう私見を述べると、それを遮るように泊麻が話し始めた。
「…果たして、そう簡単に物語が進むかな?
何事にも絶対は無い。特に陸上なんて、案外1秒や1cmを縮める事が厳しい時もあれば、簡単に1分1秒、5cm10cmって記録が上がる時もある。
仮に"陸上の神様"がいるとしたら、そいつはとんだ気まぐれ者だ。
簡単に、思い通りに味方になってくれやしない。」
珍しく泊麻にしてはまともな意見を述べた事で、再び七槻と音木は顔を見合わせた。
「…俺は何回も裏切られたよ。どんだけコンディション合わせて走っても、全然自己ベストより遅いってのを経験してきた。
逆にちょっと調子悪かったり条件悪くても、自己ベストを出した事もある。
順調に昇り詰めていける奴なんてのは、ほんの一握りの"天才"なんだよな。」
泊麻が語る1つ1つが、七槻と音木には苦しい程に理解できた。
泊麻の結果を見てきた事はもちろん、自分たちも同じ境遇の中にいるからだ。
3人がそう話しているうちに、羽瀬高ベンチに辿り着いた。
そこには、橋本と長距離ブロックメンバーが揃っていた。
泊麻たちの応援を終えて、各々が明日の2日目に控えるレースに向けてストレッチなどの調整を行っている。
「みんなお疲れ様!束咲は順調そうね。」
橋本は3人の姿を見ると、労いの言葉をかけた。
「サンキュー明紀。」
泊麻はそう言うと、橋本とグータッチを交わす。
「…氷とかいる?午後すぐ決勝でしょ?」
橋本の言うように、14時前に決勝が始まる。
決勝は全3組。各組2着までの選手と各組3着以降の記録上位2名が東京都大会へと進出できる。
「んー、一応貰っておくよ。ありがとう。
しょーまとみつは?」
泊麻は橋本にそう答えると、七槻と音木にも聞いた。
「僕は大丈夫です。ありがとうございます。」
音木は礼を述べながらも、断りを入れた。
「俺もお願いします!」
七槻がそう答えると、橋本は大きなクーラーボックスから氷の入った袋を2つ取り出し、泊麻と七槻に渡した。
「2人の決勝の組は後で確認しておくね。
それより、棒高はどう?全然見れてないけど、順調?」
橋本がそう問いかけると、今度は泊麻も含めた3人ともが顔を見合わせて困惑した。
どう答えるべきか悩む七槻と音木の代わりに、泊麻がスッと答えを出した。
「あー…伍代は、な。」
泊麻のパッとしない答えに、橋本は疑問の表情を浮かべる。
_
その男子棒高跳びの様子は、あっという間に4m60cmが終了していた。
続く高さは4m70cm。
普通自動車の前面から背面までの長さに相当する高さである。
皇次と江國は、残念ながら4m60cmを3本全て失敗に終えていた。
4m50cm時点での試技結果によって、皇次の3位、江國の4位が決定している。
江國の跳躍失敗は、見ている誰しもが驚愕していた。
4m50cm時点での跳躍を見れば、左程厳しい高さでは無いはずであった。
「…江國の現状の弱点は、"跳躍の不安定さ"なのかもしれないな。」
室井がそう呟いた。
桃木が不思議そうに室井の顔を見てきたので、室井はその疑問を解消させるよう話した。
「調べたところ、どうやら江國が棒高跳びを始めたのは中学2年の冬からのようだ。
昨年の神奈川県の中学生大会から、記録に名前が載っているが…中学生時点での自己ベストは3m80。
いいとこ神奈川県大会止まりって感じだな。」
室井は、自身のスマートフォンで調べた記録情報を桃木に見せながらそう言った。
「…そこから何をどうして4m50まで伸ばしたのかは分からないが…経験値は圧倒的に少ない。
高薙の弟の方が、記録はともかく試合経験値は全然多い。
全体的な試合運びや調整が不十分なんだろう。」
そう言う室井の視線の先には、控えベンチで既に自校のジャージに着替えている江國がいた。
軽く左足の腿裏を摩っている様子からも、コンディションが不十分な様子が伺える。
「しかし…逆を言えばコンディション調整が十分に出来るようになるだけで、どこまで化けるかは計り知れない…。今回は伍代が少し救われたのかも知れないな。」
全国選手の室井が言うだけで、それを聞く桃木と倉敷の信憑性は確かであった。
「…まあ、コンディション調整が不十分なのは、ある意味若越も同じかもしれないがな。」
室井はそう言い残すと、トイレに行くと言いその場を離れた。
控えテントに戻ろうとする伍代に向かって、宙一は皮肉めいた言い方で伍代にそう言った。
その言い方に、伍代は違和感を覚えて宙一を睨んだ。
「まあ見てろって。今年は全国の前に、俺がお前の"壁"になってやる。」
伍代の視線を感じながらも、宙一の顔には笑みが浮かんでいる。
宙一は伍代に負けず劣らずの実力者。
その経歴は、1年時の全国インターハイで4m70cmを越えて決勝へ進出。
しかし、決勝では記録を残せずに記録無しの結果に終わった。
その後は、夏季に怪我で悩まされるも新人戦大会は南関東大会で4m75cmを3本目に記録して4位入賞。
地区予選から共にする伍代にとって、最も迫る強敵と言える選手である。
審判員の白旗が振られた。
宙一の1本目開始の合図が出された。
助走路に立つ宙一は、手を大きく上に伸ばして背伸びをした。
伸びを終えると、観客席で見守る継聖学院のメンバーに右手を上げて軽く手を振ってみせた。
そして再び正面を向くと、右手で作った拳の中に軽く息を吐く。
「…行きまぁぁす!!」
短く声を出して、出発の合図を送る。
継聖学院メンバーや弟、皇次の返事を受け取ると、一気にポールを持ち上げてその勢いのまま助走をスタートさせた。
助走スピードはこれまでの4人に比べると遅い。
しかし、誰よりも力強くリズムを刻んでいる。
伍代と同じ16歩の助走で走る宙一は、12歩目辺りで早めにポールを降ろし始めた。
しかし、その重心に負けない腕力と体感の強さが、助走のブレの無さから伺えた。
16歩目。左足が強く地面を踏み切ると、助走のスピードからは想像できないほど勢いよくポールが曲がった。
宙一のパワーは、ボックスに突き刺さるポールの音からも感じられる。
強いパワーとは裏腹に、空中動作は流れに乗って素早く展開し、気がつけば上下反転した宙一の腹部はバーの高さを越えていた。
クリアランスを決めると、宙一の体はそのままマットに着地。
審判員は再び白旗を振り上げた。
_
観客席の継聖学院メンバーからは歓声が響き渡った。
宙一は、左手でポールを拾い上げると、マットから立ち上がりその歓声に応えるように右手を挙げている。
「…やっぱり、高薙くんが拝璃にとっては強敵ですね…。」
桃木は高薙の跳躍を見てそう呟いた。
しかし、それを聞いた室井の表情は険しい。
その目線は、次に2本目の跳躍を控える江國に向けられていた。
「…どうかな。高薙弟の実力も計り知れない。
それに、江國 途識。下手したら彼の方が脅威になるかもしれないな。」
室井の視線の先の江國は、宙一の事など気に掛けぬようにピットの角で体を動かしていた。
「…江國…ねぇ…。」
倉敷は珍しく、室井の見解に疑問を示していた。
普段なら室井に同意する倉敷も、その私見は今回は違うようだ。
続けて、皇次の4m60cmの2本目が始まる…。
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トラックでは、男子100mの予選の最終15組目がスタートの準備をしている。
予選13組目に出場した泊麻は、11秒12の記録で着順1位。準決勝へと駒を進めた。
その泊麻は、七槻と音木の元に合流すると共に羽瀬高ベンチへと向かう事にした。
「…そういや、全然気にしてなかったけど、棒高出てる1年生、調子どうなったの?」
泊麻は歩きながら、思い出したようにそう2人に問いかけた。
七槻と音木は互いに顔を見合わせて、険しい表情を浮かべた。
「…それが…。」
…
「…なるほど。まあ、いいんじゃない?それも経験だよ。」
2人から若越の結果を聞いた泊麻は、納得したようにそう言った。
「あれ?じゃあまだ拝璃ちゃんは跳んでるの?」
「はい。あいつは4m60を1本目でクリアして、次4m70です。」
泊麻の問いが続いたが、間髪入れずに音木が答えた。
音木自身、予選落ちの悔しさが無いと言えば嘘になるはずだ。
しかし、そんな中でも冷静に周囲の状況は把握している。
「…まぁ、今年は南関まで拝璃の一強じゃないっすか?自己ベストも4m95だから、このまま行けば全国決勝待った無し。
記録さえ伸ばせれば今年から入賞も狙えるんじゃ…。」
七槻がそう私見を述べると、それを遮るように泊麻が話し始めた。
「…果たして、そう簡単に物語が進むかな?
何事にも絶対は無い。特に陸上なんて、案外1秒や1cmを縮める事が厳しい時もあれば、簡単に1分1秒、5cm10cmって記録が上がる時もある。
仮に"陸上の神様"がいるとしたら、そいつはとんだ気まぐれ者だ。
簡単に、思い通りに味方になってくれやしない。」
珍しく泊麻にしてはまともな意見を述べた事で、再び七槻と音木は顔を見合わせた。
「…俺は何回も裏切られたよ。どんだけコンディション合わせて走っても、全然自己ベストより遅いってのを経験してきた。
逆にちょっと調子悪かったり条件悪くても、自己ベストを出した事もある。
順調に昇り詰めていける奴なんてのは、ほんの一握りの"天才"なんだよな。」
泊麻が語る1つ1つが、七槻と音木には苦しい程に理解できた。
泊麻の結果を見てきた事はもちろん、自分たちも同じ境遇の中にいるからだ。
3人がそう話しているうちに、羽瀬高ベンチに辿り着いた。
そこには、橋本と長距離ブロックメンバーが揃っていた。
泊麻たちの応援を終えて、各々が明日の2日目に控えるレースに向けてストレッチなどの調整を行っている。
「みんなお疲れ様!束咲は順調そうね。」
橋本は3人の姿を見ると、労いの言葉をかけた。
「サンキュー明紀。」
泊麻はそう言うと、橋本とグータッチを交わす。
「…氷とかいる?午後すぐ決勝でしょ?」
橋本の言うように、14時前に決勝が始まる。
決勝は全3組。各組2着までの選手と各組3着以降の記録上位2名が東京都大会へと進出できる。
「んー、一応貰っておくよ。ありがとう。
しょーまとみつは?」
泊麻は橋本にそう答えると、七槻と音木にも聞いた。
「僕は大丈夫です。ありがとうございます。」
音木は礼を述べながらも、断りを入れた。
「俺もお願いします!」
七槻がそう答えると、橋本は大きなクーラーボックスから氷の入った袋を2つ取り出し、泊麻と七槻に渡した。
「2人の決勝の組は後で確認しておくね。
それより、棒高はどう?全然見れてないけど、順調?」
橋本がそう問いかけると、今度は泊麻も含めた3人ともが顔を見合わせて困惑した。
どう答えるべきか悩む七槻と音木の代わりに、泊麻がスッと答えを出した。
「あー…伍代は、な。」
泊麻のパッとしない答えに、橋本は疑問の表情を浮かべる。
_
その男子棒高跳びの様子は、あっという間に4m60cmが終了していた。
続く高さは4m70cm。
普通自動車の前面から背面までの長さに相当する高さである。
皇次と江國は、残念ながら4m60cmを3本全て失敗に終えていた。
4m50cm時点での試技結果によって、皇次の3位、江國の4位が決定している。
江國の跳躍失敗は、見ている誰しもが驚愕していた。
4m50cm時点での跳躍を見れば、左程厳しい高さでは無いはずであった。
「…江國の現状の弱点は、"跳躍の不安定さ"なのかもしれないな。」
室井がそう呟いた。
桃木が不思議そうに室井の顔を見てきたので、室井はその疑問を解消させるよう話した。
「調べたところ、どうやら江國が棒高跳びを始めたのは中学2年の冬からのようだ。
昨年の神奈川県の中学生大会から、記録に名前が載っているが…中学生時点での自己ベストは3m80。
いいとこ神奈川県大会止まりって感じだな。」
室井は、自身のスマートフォンで調べた記録情報を桃木に見せながらそう言った。
「…そこから何をどうして4m50まで伸ばしたのかは分からないが…経験値は圧倒的に少ない。
高薙の弟の方が、記録はともかく試合経験値は全然多い。
全体的な試合運びや調整が不十分なんだろう。」
そう言う室井の視線の先には、控えベンチで既に自校のジャージに着替えている江國がいた。
軽く左足の腿裏を摩っている様子からも、コンディションが不十分な様子が伺える。
「しかし…逆を言えばコンディション調整が十分に出来るようになるだけで、どこまで化けるかは計り知れない…。今回は伍代が少し救われたのかも知れないな。」
全国選手の室井が言うだけで、それを聞く桃木と倉敷の信憑性は確かであった。
「…まあ、コンディション調整が不十分なのは、ある意味若越も同じかもしれないがな。」
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