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【第1章:飛翔】
第4話:On Your Marks
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放課後。
陸上部の練習前に、在校生に向けた新1年生の紹介が行われた。
「1年3組ぃぃぃぃ!!!蘭奈ぁぁぁぁ!!陸でぇぇぇぇぇぇす!!!専門種目は短距離ぃぃぃぃ!!!目標はぁぁぁぁ!!日本一のスプリンターでぇぇぇっす!!!よろしくお願いしまぁぁぁぁぁぁぁぁっす!!!!」
グラウンドは愚か、グラウンドの側を通る生徒や先生達が驚いて注目する程の大声で彼は自己紹介をした。
横で右耳に手を添えながら、渋い顔をした若越が続けて自己紹介をする。
「…1年2組、若越 跳哉です。…棒高跳び、やります。」
蘭奈に比べて、落ち着いている若越であったが、
どこか気乗りしていなかった。
「…誰よりも、高い空跳んでみせます。」
若越は、付け足したようにそう言った。
部員たちは、誰1人として若越の高い目標を嘲笑うものはいなかった。
「…ふぅん。若越って言うんだあいつ。」
七槻は、笑みを浮かべながらそう呟いた。
「大層なこと言うやつらだな。楽しみだ。」
音木も、2人の新入部員の姿を見て興味深そうに言った。
若越の自己紹介が終わると、次に続いた新入部員が挨拶を始めた。
「…1年3組、紀良 光季です。専門種目は短距離。」
紀良と名乗る新入部員は、静かにそう言った。
「僕は…強くなりたいとかそういう大袈裟な目標はないです。ただ単純に、高校生活が充実して楽しめればそれでいいので。」
紀良という男は、そういう男らしい。
紀良の言葉に、2人のような思い切りの良さは見えなかったが、やる気だけは僅かに滲み出ていた。
「1年1組、住吉 美生です。専門種目は長距離です。よろしくお願いしまーっす!」
紀良の左横に並ぶ、少しヒョロッとした男子生徒が、続けて自己紹介をした。
住吉は、不真面目感を出しながらも憎めない笑顔で言った。
住吉の次に2人、髪型は違えど顔の作りが瓜二つの男子生徒が並んでいた。
「1年1組、長瀬戸 翔。専門種目は中、長距離。羽瀬高陸上部で、タイトルを取ってみせます。よろしくお願いします。」
「1年2組、長瀬戸 圭です。専門種目は長距離です。双子の兄、翔と同じく、このチームでタイトル取ってみせます。お願いします。」
2人は、お互いを意識しながらそう言った。2人の不思議な空気が流れる中、上級生が若干退き気味に聞いていた。
続いて、隣の女子部員の紹介に入った。
「1年2組、高津 杏珠です。専門種目は短距離です。宜しくお願いします。」
高津は150cm程の身長で少し小柄だが、同級生の男子よりも大人びていた。
後ろで1つに縛った髪が、風で靡いている。
「よし。ありがとう。続けてマネージャー陣もよろしく。」
部長らしき屈強な体格の男子部員は、マネージャー入部の女子生徒に振った。
「1年2組、七槻 巴月です!兄、翔馬がいつもお世話になってます!
中学生までは私も競技者でしたが、高校では皆さんが全力で活躍できるよう、精一杯サポートしますので、よろしくお願いします!」
髪を頭頂部付近で一つに綺麗に纏めた、ポニーテールの女子生徒、七槻 巴月は、真夏の太陽のような眩しい笑顔でそう言った。
彼女の輝かしい姿に上級生たちは見惚れていたが、兄である翔馬が鬼の形相で周囲を睨んだ。
続けて、肩まで伸びる髪を斜め後ろで一つに纏めた女子生徒が、自己紹介をした。
「1年1組、糸川 弥咲です。私には、5つ歳上の兄がいます。兄は、大学で箱根駅伝の選手として活躍してます。そんな兄のような人たちを、七槻さんのように自分のできる精一杯でサポートしたくて、入部しました。よろしくお願いします。」
大人しく育ちの良い微笑みで、糸川はそう言った。
「以上が、今年の新入部員だ。
新入生諸君。俺が、部長の3年。室井 透治だ。専門種目は砲丸投げ。宜しく。」
部長である屈強な男子部員こそ、室井であった。
室井は、高校生にしては完成された肉体の持ち主で、陸上部以外の生徒からはその身なりからかなり恐れられている。
「今年の陸上部の目標は、全国インターハイへの出場だ。1年生はまだ参加できないが、上級生の姿を見て、早ければ秋の新人戦、そして来年のインターハイへの目標としてくれ。上級生は、1年生の手本となるような成績を残せるよう、より一層努力してほしい。」
室井の言葉を、上級生含めた一同が真剣に聞いている。
「それじゃあ、練習始めるぞ。」
室井の一声で、全員がウォーミングアップに動いた。
グラウンドをランニングしてる最中、伍代は若越に話しかけた。
「…あ、そう言えば若越。お前は来月のインターハイ予選出場だから宜しくな。」
「えっ…えぇっ!?」
若越は、走りながら驚いた。
伍代の顔を5度見くらいして言った。
「しーっ!声がでけぇぞ。」
伍代は、口に人差し指を当てて若越に見せた。
「この前の跳躍、あれだったら全然今回の予選に間に合わせられる。4m90行ければ全国決勝も十分狙える。」
伍代の若越への評価は、若越が思うよりも高かった。
「それに、早いうちにインターハイの舞台を経験しておく事はいいことだ。俺も、去年先輩たちに土下座して出してもらったし。
まあ、南関東止まりだったけどな。」
伍代は、苦笑いでそう言った。
若越は困り顔をしながら走った…。
ウォーミングアップと軽いストレッチを終え、短距離、跳躍、投擲の部員たちは走る為にアップに向かった。
陸上競技には100mから400mの短距離、800m、1500mの中距離、5000m以上の長距離、ハードルや水源を越えながら走る障害競走、跳んだ高さや距離を競う跳躍種目、投げて飛ばした距離を競う投擲種目、バトンを繋いでタイムを競うリレー種目、その他マラソンや競歩、各種目を何種類もこなす混成競技がある。
羽瀬高校陸上部は、それぞれをブロックという括りで振り分けし、基礎トレーニング以外の練習は、それぞれのブロックに分かれて取り組んでいる。
一通りアップが終わると、室井が指示を出した。
「よし。今日はこれから100mのタイム測定に入る。
今日の記録を基準に、半年後の測定との比較をして
自分の記録強化に繋げるんだ。」
上級生たちは、小慣れた様子で準備を始めた。
1年生の中で、特段張り切っていたのは
やはりこの男である。
「うぉぉぉっしゃぁぁぁぁあ!!!最速記録出してやるぜぇぇぇぇぇ!!!」
…蘭奈だ。
蘭奈は、我先にとスターティングブロックに入ろうとした。
「…仕方ない。泊麻、七槻。相手してやれ。」
室井はそう言うと、背の高い同級生と思われる部員にそう言った。
「…えぇ…こいつとやるの?」
泊麻 束咲。
彼はやる気と言ったものが1ミリも出ておらず、気怠そうにしていた。
同級生の室井とはかなり対照的な雰囲気である。
しかしその体格は、陸上選手として十分に鍛え上げられていた。
「やってやりましょうよ、束咲さん。俺は負けませんよ?」
七槻はやる気満々であった。
彼は蘭奈は愚か、泊麻にまで勝つかのような意気込みを見せた。
「…えぇ…めんどくせぇなぁ。」
泊麻はそう言いながらも、スターティングブロック(※1)をスタンバイした。
「お前ら、全力で行けよ。」
室井は3人にそう言うと、、3人はスタートの構えについた。
「On your marks…」
巴月は手慣れた感じで合図をした。
中学時代は選手として活躍してたらしく、陸上の事は分かっている。
「うぉっしゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
蘭奈は大きな声で叫んだ。
蘭奈の右に泊麻、左に七槻が入る。
泊麻と七槻は、渋い顔をしながらブロックに入った。
相変わらず、蘭奈はうるさい。
3人がブロックに入ったのを確認して、巴月が続ける。
「Set…」
3人の腰が上がる。
一瞬、静寂が辺りを包み込んだ。
周りの部員たちも、黙って3人の姿を見守る。
パァァァァァン!!!
スターターピストル(※2)の音が鳴り、3人は一斉に飛び出した。
※1:短距離や障害レースにおいて、スタート時に足を支える道具。人によって、幅や高さを自分に合わせて変えることができる。
※2:スタートの合図を知らせるピストル。
陸上部の練習前に、在校生に向けた新1年生の紹介が行われた。
「1年3組ぃぃぃぃ!!!蘭奈ぁぁぁぁ!!陸でぇぇぇぇぇぇす!!!専門種目は短距離ぃぃぃぃ!!!目標はぁぁぁぁ!!日本一のスプリンターでぇぇぇっす!!!よろしくお願いしまぁぁぁぁぁぁぁぁっす!!!!」
グラウンドは愚か、グラウンドの側を通る生徒や先生達が驚いて注目する程の大声で彼は自己紹介をした。
横で右耳に手を添えながら、渋い顔をした若越が続けて自己紹介をする。
「…1年2組、若越 跳哉です。…棒高跳び、やります。」
蘭奈に比べて、落ち着いている若越であったが、
どこか気乗りしていなかった。
「…誰よりも、高い空跳んでみせます。」
若越は、付け足したようにそう言った。
部員たちは、誰1人として若越の高い目標を嘲笑うものはいなかった。
「…ふぅん。若越って言うんだあいつ。」
七槻は、笑みを浮かべながらそう呟いた。
「大層なこと言うやつらだな。楽しみだ。」
音木も、2人の新入部員の姿を見て興味深そうに言った。
若越の自己紹介が終わると、次に続いた新入部員が挨拶を始めた。
「…1年3組、紀良 光季です。専門種目は短距離。」
紀良と名乗る新入部員は、静かにそう言った。
「僕は…強くなりたいとかそういう大袈裟な目標はないです。ただ単純に、高校生活が充実して楽しめればそれでいいので。」
紀良という男は、そういう男らしい。
紀良の言葉に、2人のような思い切りの良さは見えなかったが、やる気だけは僅かに滲み出ていた。
「1年1組、住吉 美生です。専門種目は長距離です。よろしくお願いしまーっす!」
紀良の左横に並ぶ、少しヒョロッとした男子生徒が、続けて自己紹介をした。
住吉は、不真面目感を出しながらも憎めない笑顔で言った。
住吉の次に2人、髪型は違えど顔の作りが瓜二つの男子生徒が並んでいた。
「1年1組、長瀬戸 翔。専門種目は中、長距離。羽瀬高陸上部で、タイトルを取ってみせます。よろしくお願いします。」
「1年2組、長瀬戸 圭です。専門種目は長距離です。双子の兄、翔と同じく、このチームでタイトル取ってみせます。お願いします。」
2人は、お互いを意識しながらそう言った。2人の不思議な空気が流れる中、上級生が若干退き気味に聞いていた。
続いて、隣の女子部員の紹介に入った。
「1年2組、高津 杏珠です。専門種目は短距離です。宜しくお願いします。」
高津は150cm程の身長で少し小柄だが、同級生の男子よりも大人びていた。
後ろで1つに縛った髪が、風で靡いている。
「よし。ありがとう。続けてマネージャー陣もよろしく。」
部長らしき屈強な体格の男子部員は、マネージャー入部の女子生徒に振った。
「1年2組、七槻 巴月です!兄、翔馬がいつもお世話になってます!
中学生までは私も競技者でしたが、高校では皆さんが全力で活躍できるよう、精一杯サポートしますので、よろしくお願いします!」
髪を頭頂部付近で一つに綺麗に纏めた、ポニーテールの女子生徒、七槻 巴月は、真夏の太陽のような眩しい笑顔でそう言った。
彼女の輝かしい姿に上級生たちは見惚れていたが、兄である翔馬が鬼の形相で周囲を睨んだ。
続けて、肩まで伸びる髪を斜め後ろで一つに纏めた女子生徒が、自己紹介をした。
「1年1組、糸川 弥咲です。私には、5つ歳上の兄がいます。兄は、大学で箱根駅伝の選手として活躍してます。そんな兄のような人たちを、七槻さんのように自分のできる精一杯でサポートしたくて、入部しました。よろしくお願いします。」
大人しく育ちの良い微笑みで、糸川はそう言った。
「以上が、今年の新入部員だ。
新入生諸君。俺が、部長の3年。室井 透治だ。専門種目は砲丸投げ。宜しく。」
部長である屈強な男子部員こそ、室井であった。
室井は、高校生にしては完成された肉体の持ち主で、陸上部以外の生徒からはその身なりからかなり恐れられている。
「今年の陸上部の目標は、全国インターハイへの出場だ。1年生はまだ参加できないが、上級生の姿を見て、早ければ秋の新人戦、そして来年のインターハイへの目標としてくれ。上級生は、1年生の手本となるような成績を残せるよう、より一層努力してほしい。」
室井の言葉を、上級生含めた一同が真剣に聞いている。
「それじゃあ、練習始めるぞ。」
室井の一声で、全員がウォーミングアップに動いた。
グラウンドをランニングしてる最中、伍代は若越に話しかけた。
「…あ、そう言えば若越。お前は来月のインターハイ予選出場だから宜しくな。」
「えっ…えぇっ!?」
若越は、走りながら驚いた。
伍代の顔を5度見くらいして言った。
「しーっ!声がでけぇぞ。」
伍代は、口に人差し指を当てて若越に見せた。
「この前の跳躍、あれだったら全然今回の予選に間に合わせられる。4m90行ければ全国決勝も十分狙える。」
伍代の若越への評価は、若越が思うよりも高かった。
「それに、早いうちにインターハイの舞台を経験しておく事はいいことだ。俺も、去年先輩たちに土下座して出してもらったし。
まあ、南関東止まりだったけどな。」
伍代は、苦笑いでそう言った。
若越は困り顔をしながら走った…。
ウォーミングアップと軽いストレッチを終え、短距離、跳躍、投擲の部員たちは走る為にアップに向かった。
陸上競技には100mから400mの短距離、800m、1500mの中距離、5000m以上の長距離、ハードルや水源を越えながら走る障害競走、跳んだ高さや距離を競う跳躍種目、投げて飛ばした距離を競う投擲種目、バトンを繋いでタイムを競うリレー種目、その他マラソンや競歩、各種目を何種類もこなす混成競技がある。
羽瀬高校陸上部は、それぞれをブロックという括りで振り分けし、基礎トレーニング以外の練習は、それぞれのブロックに分かれて取り組んでいる。
一通りアップが終わると、室井が指示を出した。
「よし。今日はこれから100mのタイム測定に入る。
今日の記録を基準に、半年後の測定との比較をして
自分の記録強化に繋げるんだ。」
上級生たちは、小慣れた様子で準備を始めた。
1年生の中で、特段張り切っていたのは
やはりこの男である。
「うぉぉぉっしゃぁぁぁぁあ!!!最速記録出してやるぜぇぇぇぇぇ!!!」
…蘭奈だ。
蘭奈は、我先にとスターティングブロックに入ろうとした。
「…仕方ない。泊麻、七槻。相手してやれ。」
室井はそう言うと、背の高い同級生と思われる部員にそう言った。
「…えぇ…こいつとやるの?」
泊麻 束咲。
彼はやる気と言ったものが1ミリも出ておらず、気怠そうにしていた。
同級生の室井とはかなり対照的な雰囲気である。
しかしその体格は、陸上選手として十分に鍛え上げられていた。
「やってやりましょうよ、束咲さん。俺は負けませんよ?」
七槻はやる気満々であった。
彼は蘭奈は愚か、泊麻にまで勝つかのような意気込みを見せた。
「…えぇ…めんどくせぇなぁ。」
泊麻はそう言いながらも、スターティングブロック(※1)をスタンバイした。
「お前ら、全力で行けよ。」
室井は3人にそう言うと、、3人はスタートの構えについた。
「On your marks…」
巴月は手慣れた感じで合図をした。
中学時代は選手として活躍してたらしく、陸上の事は分かっている。
「うぉっしゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
蘭奈は大きな声で叫んだ。
蘭奈の右に泊麻、左に七槻が入る。
泊麻と七槻は、渋い顔をしながらブロックに入った。
相変わらず、蘭奈はうるさい。
3人がブロックに入ったのを確認して、巴月が続ける。
「Set…」
3人の腰が上がる。
一瞬、静寂が辺りを包み込んだ。
周りの部員たちも、黙って3人の姿を見守る。
パァァァァァン!!!
スターターピストル(※2)の音が鳴り、3人は一斉に飛び出した。
※1:短距離や障害レースにおいて、スタート時に足を支える道具。人によって、幅や高さを自分に合わせて変えることができる。
※2:スタートの合図を知らせるピストル。
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