王太子殿下に求婚された件~第七王子には婚約破棄されたけど、結果オーライです~

侯爵令嬢アンネリーは王家の第七王子シャルナックから婚約破棄を言い渡された。

「お前より好きな女が出来たからだ」

王家との関係強化の為の政略結婚とはいえ、自らの責務を果たせなかったことで悲しみに暮れるアンネリーだった。しかし、そこに救いの手が──

「弟が迷惑を掛けたようだ。よろしければ、私と婚約をしてくれないか? 其方のことは以前から気になっていた」

なんと、アンネリーに声を掛けてきたのは次期国王であるキニスン。彼女の運命は大きく変わり始めた……。
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