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25話 デート! その3(ボイド視点)
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「あのボイドさん? 本当にあの二人は怪しいんですか?」
「どう見ても怪しいと思うがな……」
そう、俺様の35年の人生が語っているのだ……エミリアは不審そうに俺を見てやがるが、そんなの関係ねぇ! ……いや、やめとくか、訴えられるかもしれんから。
エルドとリーシャのデートだ……個人的には、若人のデートを後ろから付ける趣味なんざ、ねぇんだけど……今回ばかりはそうも言ってられねぇ。
何時だったか、娘にも思っていると言っていたリーシャの恋愛関連だ……やはり、上手く行くことを願っている。本来なら、一人で尾行をするつもりだったが、エミリアの奴に捕まってしまってな……。
「り、リーシャの恋人……!? 私も同行いたします!」
と、興味津々の表情で言ってきやがった……ったく、お前の年齢だったら、他人の恋路に興味出してる暇があるなら、自分の恋路に集中しろってんだ。
「なにか言いましたか?」
「いや、なんでもねぇよ……」
エミリアの奴は意外なほどに勘がいいな。俺の酒場の近くで働いているリーシャの露天商仲間だから、こいつにも娘的な感情を持ってはいるんだが……。
「今は適当に買い物しているって印象だな」
十分離れた位置から俺たち二人は尾行している……リーシャとエルドの二人は普通に買い物をしている様子だ。デートが始まったばかりだから普通なんだが……このまま、何もなく終了したら、それはそれで面白くないかもな。
とか、俺は考えていた。リーシャのことを心配もしているが、相手がエルドならば、安心して任せられるからな。
「ボイドさんっていい年齢ですよね?」
「いい年齢とか言うな」
「いいんですか? こんなことしてて……ストーキングしているみたいですよ?」
「お前……結構、酷いことをさらっと言うよな」
くそ……俺も気にしていたことなんだがな。まあ、それも問題ないわけだ。
「心配するな、俺はもうすぐ、結婚が決まっているからな」
「そうなんですか? へぇ~~~」
「おい、意外って表情してんじゃねぇよ……」
こう見えても、案外モテてはいたんだがな……くそ、最近の若人の感覚には付いて行けないぜ。まあ、そんなわけで、俺のストーキングの疑惑は晴れたわけだ。これで自信を持って、リーシャの行く末を見られるってもんだぜ。
……この尾行、あいつらにバレてないよな?
「どう見ても怪しいと思うがな……」
そう、俺様の35年の人生が語っているのだ……エミリアは不審そうに俺を見てやがるが、そんなの関係ねぇ! ……いや、やめとくか、訴えられるかもしれんから。
エルドとリーシャのデートだ……個人的には、若人のデートを後ろから付ける趣味なんざ、ねぇんだけど……今回ばかりはそうも言ってられねぇ。
何時だったか、娘にも思っていると言っていたリーシャの恋愛関連だ……やはり、上手く行くことを願っている。本来なら、一人で尾行をするつもりだったが、エミリアの奴に捕まってしまってな……。
「り、リーシャの恋人……!? 私も同行いたします!」
と、興味津々の表情で言ってきやがった……ったく、お前の年齢だったら、他人の恋路に興味出してる暇があるなら、自分の恋路に集中しろってんだ。
「なにか言いましたか?」
「いや、なんでもねぇよ……」
エミリアの奴は意外なほどに勘がいいな。俺の酒場の近くで働いているリーシャの露天商仲間だから、こいつにも娘的な感情を持ってはいるんだが……。
「今は適当に買い物しているって印象だな」
十分離れた位置から俺たち二人は尾行している……リーシャとエルドの二人は普通に買い物をしている様子だ。デートが始まったばかりだから普通なんだが……このまま、何もなく終了したら、それはそれで面白くないかもな。
とか、俺は考えていた。リーシャのことを心配もしているが、相手がエルドならば、安心して任せられるからな。
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「いいんですか? こんなことしてて……ストーキングしているみたいですよ?」
「お前……結構、酷いことをさらっと言うよな」
くそ……俺も気にしていたことなんだがな。まあ、それも問題ないわけだ。
「心配するな、俺はもうすぐ、結婚が決まっているからな」
「そうなんですか? へぇ~~~」
「おい、意外って表情してんじゃねぇよ……」
こう見えても、案外モテてはいたんだがな……くそ、最近の若人の感覚には付いて行けないぜ。まあ、そんなわけで、俺のストーキングの疑惑は晴れたわけだ。これで自信を持って、リーシャの行く末を見られるってもんだぜ。
……この尾行、あいつらにバレてないよな?
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