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15話 スキルパワーアップ その2
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私のスキルがレベルアップした次の日……私の露店は大繁盛と言っても差し支えない状況に陥ってしまった。まあ、陥ってしまったという言葉は、お客さんに対して失礼なんだけれど……。
スキルがレベルアップしたことにより、ハイポーションも店先に並べたんだけれど……それの売り上げが凄まじくて、作り置きがどうとかいうレベルではなくて、全然精製自体が追い付かないことに……!
しかも、ハイポーションの精製は今までよりも精神力を使うから慣れが必要で……客入りがピークの時は、失神しそうになっていた……なんとか、ボイドさんとマーナおばさんに助けてもらって、事なきを得たんだけれど、別の意味での課題が残る日となってしまった……。
----------------------------------------------------
「大丈夫か、リーシャ?」
「一応は……ごめんなさい、迷惑かけて……」
「気にするなよ。お前のポーションにはこっちも世話になってるんだからな」
お昼過ぎ……閉店時間を迎え、なんとか私は解放されることになった。ハイポーションってそんなに売れるの? 信じられない客足だったけれど……。私は基本的に、そこまで作り置きはしていない。盗難とかも怖いし、今までならなんとかなっていたから。
でも、そんなことを言ってられない状況になりつつあるわね。作り置きって言っても限度があるけれど。
「大丈夫かい、リーシャ? 今夜は私のところの上級部屋で泊まりな。部屋にお風呂とトイレも付いているんだよ。ベッドだって高級な羽毛だしさ」
「あ……今はすごく魅力的かも……」
「今のあんたなら払えるだろ? 遠慮することないさ」
「じゃ、じゃあ、お願いします……」
「は~い、毎度あり~~~」
「なかなか、商売上手だな……」
ご機嫌なマーナおばさんと、呆れているボイドさん。二人とも私のことをとても心配してくれているのが伝わってくる。私ってホント、良い人たちに恵まれているのよね、感謝しないと。とにかく、このまま寝てしまいたい気分だわ……私がそんな風に考えていると、見知った人物が目の前に現れた。
有名孤高冒険者のエルド・マーカスだ。
「しまった……営業時間をわずかに過ぎていたか……!」
「あっ、エルドさん」
疲れ切っていた私だけれど、突如現れたエルドさんの顔を見ると、なぜだか元気が戻ってきた。変な意味じゃないわよ? 本当だからね?
ボイドさんとマーナおばさんの表情がニヤニヤしていたのが気になったけれど……何なのよ、もう……。
スキルがレベルアップしたことにより、ハイポーションも店先に並べたんだけれど……それの売り上げが凄まじくて、作り置きがどうとかいうレベルではなくて、全然精製自体が追い付かないことに……!
しかも、ハイポーションの精製は今までよりも精神力を使うから慣れが必要で……客入りがピークの時は、失神しそうになっていた……なんとか、ボイドさんとマーナおばさんに助けてもらって、事なきを得たんだけれど、別の意味での課題が残る日となってしまった……。
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「大丈夫か、リーシャ?」
「一応は……ごめんなさい、迷惑かけて……」
「気にするなよ。お前のポーションにはこっちも世話になってるんだからな」
お昼過ぎ……閉店時間を迎え、なんとか私は解放されることになった。ハイポーションってそんなに売れるの? 信じられない客足だったけれど……。私は基本的に、そこまで作り置きはしていない。盗難とかも怖いし、今までならなんとかなっていたから。
でも、そんなことを言ってられない状況になりつつあるわね。作り置きって言っても限度があるけれど。
「大丈夫かい、リーシャ? 今夜は私のところの上級部屋で泊まりな。部屋にお風呂とトイレも付いているんだよ。ベッドだって高級な羽毛だしさ」
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「じゃ、じゃあ、お願いします……」
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「しまった……営業時間をわずかに過ぎていたか……!」
「あっ、エルドさん」
疲れ切っていた私だけれど、突如現れたエルドさんの顔を見ると、なぜだか元気が戻ってきた。変な意味じゃないわよ? 本当だからね?
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