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第12章(3)アカリside
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しおりを挟む私を見つめる、貴方の切ない瞳。
私を見つめる、貴方の寂しそうな表情。
私の目の前に居る、哀しそうな姿の貴方。
こんなヴァロンを見る為にここへ来た自分を、私は一生赦せないと思う。
”一緒に帰ろう。”。
そう、言ったのは私だったのに……。
”当たり前だよ!”。
ずっと一緒に生きてほしいと言った貴方に、そう約束したのに……。
守れなくて、本当にごめんなさい。
私を恨んでくれてもいい。
一生、赦さなくてもいい。
これが、私の選んだ道。
ヴァロン、生きて。
それが、私が今の貴方に望む1番の願いなの……。
……
…………。
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