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第2章(3)紫愛side
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守護神本部訓練所ーー。
重たい胸の想いを抱えつつも、私は出勤した。
今日も任務はないから、部隊メンバーと訓練したり、話し合いをしたり、だ。
人型魔物で、魔物の言葉や気持ちがある程度理解出来る私には、正直戦うのが辛い事もある。だから争いのない平和が1番、って思うけど、アレクにはそんな日々は退屈みたい。
調査員や研究員が力を合わせて、私達隊員の訓練用に開発してくれた魔物型ロボット。それをいくらなぎ倒しても、どこか不満そうだ。
「ハァ~、毎日毎日機械相手の訓練ばっかりじゃ身体がなまっちまうよな?大きいな任務は、大体ハルんとこの第1部隊に持っていかれちまうし……。
あーーーッ!!オレ達もたまにはデッカい仕事してぇ!!なぁっ?パトラ!紫愛!」
自らの魔器である大きな斧を振り回しながら、アレクはパトラと私に同意を求めてきた。
けど、そんなアレクに冷静なパトラは、
「戦わずして給料が貰えて安定した生活が送れるなら、パトラはそれでいい」
と答え。私は、
「私も、争いが減って、みんなが平和に暮らせたらそれが1番かな」
と答えた。
するとアレクは「かぁ~ッ!!お前らも真面目かよっ!!」と嘆きながら、新たに向かってきた魔物型ロボットを魔器で殴って吹っ飛ばす。
確かに。いくらすごい守護神の調査員や研究員が力を合わせて練習台を用意してくれても、やはり本物の魔物とは違いが大きい。
機械だから、力や防御力を重視して固く造れば動きは鈍くなり、また動きを重視して軽量化すれば力や防御力は弱くなる。
それに、本物の魔物には私達のような意思がある。その時その時の状況や感情や体調で、強くも弱くなったりもするんだ。
ただ筋トレしたりや見えない敵相手に素振りするよりはだいぶマシだけど、実践で役に経つか、って言われたら……正直あやしい。
守護神本部訓練所ーー。
重たい胸の想いを抱えつつも、私は出勤した。
今日も任務はないから、部隊メンバーと訓練したり、話し合いをしたり、だ。
人型魔物で、魔物の言葉や気持ちがある程度理解出来る私には、正直戦うのが辛い事もある。だから争いのない平和が1番、って思うけど、アレクにはそんな日々は退屈みたい。
調査員や研究員が力を合わせて、私達隊員の訓練用に開発してくれた魔物型ロボット。それをいくらなぎ倒しても、どこか不満そうだ。
「ハァ~、毎日毎日機械相手の訓練ばっかりじゃ身体がなまっちまうよな?大きいな任務は、大体ハルんとこの第1部隊に持っていかれちまうし……。
あーーーッ!!オレ達もたまにはデッカい仕事してぇ!!なぁっ?パトラ!紫愛!」
自らの魔器である大きな斧を振り回しながら、アレクはパトラと私に同意を求めてきた。
けど、そんなアレクに冷静なパトラは、
「戦わずして給料が貰えて安定した生活が送れるなら、パトラはそれでいい」
と答え。私は、
「私も、争いが減って、みんなが平和に暮らせたらそれが1番かな」
と答えた。
するとアレクは「かぁ~ッ!!お前らも真面目かよっ!!」と嘆きながら、新たに向かってきた魔物型ロボットを魔器で殴って吹っ飛ばす。
確かに。いくらすごい守護神の調査員や研究員が力を合わせて練習台を用意してくれても、やはり本物の魔物とは違いが大きい。
機械だから、力や防御力を重視して固く造れば動きは鈍くなり、また動きを重視して軽量化すれば力や防御力は弱くなる。
それに、本物の魔物には私達のような意思がある。その時その時の状況や感情や体調で、強くも弱くなったりもするんだ。
ただ筋トレしたりや見えない敵相手に素振りするよりはだいぶマシだけど、実践で役に経つか、って言われたら……正直あやしい。
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