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第17章(1)アカリside
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しおりを挟む「……よし!これで、変じゃないよね?」
バルコニーから引っ込んだ私は、部屋に付いている全身鏡で自分の身だしなみをチェックした。
ワンピースタイプの寝巻きにカーディガンを羽織り、髪を整え、最後にグッと鏡によって笑顔で最終チェック。
「うん!さぁ、行くぞ~」
別荘に着いて、マオさんが使用人達に案内された部屋は当然だが私とは別室。同じ屋敷内にいながら、なんだか遠くて寂しかった。
でも、なかなか寝付けなくてバルコニーに出たのが正解。同じように寝付けなかった彼と会う事が出来た。
そして、これから部屋に行き、一緒の空間で過ごす事が出来るのだ。
想像しただけで嬉しくて、気分はルンルン。
弾んだ足取りで部屋を出て、隣の彼の部屋へ向かった。
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