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最終章(1)雪side
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「ちょっと!紫夕!!これ、どう言う事なのっ?!」
突然の怒鳴り声に、驚いた紫雪はピュッ!!とソファーの下に一目散。
守護神の本部から少し離れた森の中に建てられた、丸太で出来た小さなログハウス。オレは今、ここで暮らしている。
エプロンを着けて台所で夕飯の支度をしていたが、ふと気になって居間に戻ってくると悪い予感が的中。オレは、夫であり子供の父親である紫夕にカンカンだ。
何故なら、……。
「オレ、言ったよねっ?「もうすぐご飯だから、紫愛にあげていいお菓子は一個だけ」って!
……なのに!何でこんなにいっぱいあげてるのっ?!」
「お、落ち着けよ雪~!!
こ、これには訳があるんだ!!そんなに怒んなよぉ~!!」
仁王立ちして怒るオレ。
青ざめ、冷や汗をかきながらオレに弁解する紫夕。
そして、そんな紫夕の背後で、1歳半を過ぎた愛娘の紫愛は、赤ちゃん用のお菓子を両手に持ってモゴモゴと笑顔で美味しそうに頬張っていた。
しかしあろう事か、紫愛が座る周り床には、オレが許可した覚えのない大量のお菓子の空袋が散乱している。これがオレが怒っている理由だ。
「訳っ?!何言ってんの!」
「だ、だってさぁ~……」
訳。オレが聞きたいのはそんな事じゃない。
お菓子ばっかりあげて、好き嫌いのする子にしたくないし。時には、我慢だってさせなきゃいけない。
それに、何より栄養を偏らせたくなくて毎日手作りで離乳食を作っていると言うのに……。
紫夕が紫愛を可愛がってくれて、本当に愛おしいと想ってくれている気持ちは嬉しい。
守護神の総指揮官として忙しくて、一ヶ月に数回しかここに来られない紫夕が甘やかしたい気持ちも分かる。
けど、オレはついつい怒鳴ってしまい、よく怒りを露わにしてしまう。
「ちょっと!紫夕!!これ、どう言う事なのっ?!」
突然の怒鳴り声に、驚いた紫雪はピュッ!!とソファーの下に一目散。
守護神の本部から少し離れた森の中に建てられた、丸太で出来た小さなログハウス。オレは今、ここで暮らしている。
エプロンを着けて台所で夕飯の支度をしていたが、ふと気になって居間に戻ってくると悪い予感が的中。オレは、夫であり子供の父親である紫夕にカンカンだ。
何故なら、……。
「オレ、言ったよねっ?「もうすぐご飯だから、紫愛にあげていいお菓子は一個だけ」って!
……なのに!何でこんなにいっぱいあげてるのっ?!」
「お、落ち着けよ雪~!!
こ、これには訳があるんだ!!そんなに怒んなよぉ~!!」
仁王立ちして怒るオレ。
青ざめ、冷や汗をかきながらオレに弁解する紫夕。
そして、そんな紫夕の背後で、1歳半を過ぎた愛娘の紫愛は、赤ちゃん用のお菓子を両手に持ってモゴモゴと笑顔で美味しそうに頬張っていた。
しかしあろう事か、紫愛が座る周り床には、オレが許可した覚えのない大量のお菓子の空袋が散乱している。これがオレが怒っている理由だ。
「訳っ?!何言ってんの!」
「だ、だってさぁ~……」
訳。オレが聞きたいのはそんな事じゃない。
お菓子ばっかりあげて、好き嫌いのする子にしたくないし。時には、我慢だってさせなきゃいけない。
それに、何より栄養を偏らせたくなくて毎日手作りで離乳食を作っていると言うのに……。
紫夕が紫愛を可愛がってくれて、本当に愛おしいと想ってくれている気持ちは嬉しい。
守護神の総指揮官として忙しくて、一ヶ月に数回しかここに来られない紫夕が甘やかしたい気持ちも分かる。
けど、オレはついつい怒鳴ってしまい、よく怒りを露わにしてしまう。
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