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第18章(1)雪side
18-1-6
しおりを挟むオレを見上げる涙で潤んだ瞳に微笑みかけて、最後に声をかけた。
「怖い思いさせて、ごめんね。
もし、コテージに住んでるお兄さんに会えたら……。「今までありがとう」って、伝えて?」
本当は、「愛してる」って……伝えたい。
今繋がれている手の感触に、違う、と心が叫んでた。
他の人の温もりを感じて、よりいっそう自分の中での紫夕の存在の大きさを思い知った。
……
…………。
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