スノウ2

☆リサーナ☆

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第16章(2)雪side

16-2-2

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「ありがとう。でも、無理はしないでね?
もし困った時は、オレの貯金も使ってほしい。……夫婦パートナー、でしょ?」

大好きな腕の中でそう言って抱き締め返すと、紫夕しゆうがオレの額にそっと口付けを落とした。

「分かった。もし困った時は、使わせてもらうな。
……ホラ。もうそろそろ休め」

その、優しいけどオレを「よしよし」って子供をあやすみたいな口調に、絶対にオレの貯金には手を出さないつもりだ、って分かった。

「……うん。おやすみ、紫夕しゆう

「おやすみ」

オレに出来る事、何かないかなーー……?

そんな事を考えつつも、胸板に顔を押し付けられて背中をポンポンッてされたら……。心地良い鼓動と温もりに安心して、オレはすぐに眠りに落ちてしまうんだ。

……
…………。
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