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第12章 (1)ヴァロンside

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アカリは感度も良くて、最高にやらしい良い女の身体を持っていた。

あんまり可愛く強請るから、もっともっと気持ち良くしてやりたくて……。
俺はつい、調子にのってアカリをイかせた。


そして、何が起こったのか分からない様にボーッとした表情を見たら……。

無理に身体を繋げて、痛い思いをさせなくてもいいんじゃないか?

そう、俺は思ってしまった。


大切で、大切で、大切過ぎて……。
アカリを傷付けてしまう事を、したくない。

こんな気持ち、初めてだ。

……。

でも、アカリはそれで満足してくれなかった。

俺にも気持ち良くなってほしいと……。
俺と一つになりたいと、言ってくれた。


その言葉と気持ちに、俺も決意を固めた。
アカリの愛に精一杯応えたくて……。
愛し合おうと、決めた。

……
…………。
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