上 下
202 / 297
第11章 (3)アカリside

3-3

しおりを挟む

「っ……そ、こ……気持ちぃ……。
もっと、触って……ッ」

ヴァロンに抱き付いて強請るように腰を揺らす。
心臓が爆発しそうな位苦しいけど、彼の強引な優しい愛撫が堪らなく気持ち良い。

「……いいよ。
もっともっと、欲しがって……」

ヴァロンは私の感じる箇所を摩るように擦りながら、同時に親指で秘部の上の突起を弄り出した。


「!ッ……あ、ぁっ……ヴァロ、ンッ!」

もう、訳が分からなくなる。

乱れる私を見てヴァロンは下を攻め続けながら、更に快感の渦に巻き込もうと私の胸の頂に吸い付く。


っ……ダ、メッ……っ。
もう……何も、考えられなッ……っ。

敏感な部分を一度に攻められて、頭の中が真っ白になって……。

「ッ……んっ……ぁ!
っあ……ーーーーーッ……!!!!」


一瞬、呼吸をするのも忘れて……。

私の秘部は、収まっているヴァロンの指を締め付けた。

……
…………。

頭が、ボーッと……する……。

強張っていた身体の力が抜けて、脱力する私の中からヴァロンがゆっくりと指を抜くと優しく抱き締めてくれた。

自分の中で何が起こったのかよく分からなくて、ただただ荒い呼吸と震える身体を落ち着けるのに私は必死だった。

ヴァロンは汗で顔に貼りついた私の髪を指で払うように、頬や額に優しく触れてくれる。


あ……。
ヴァロンの手、気持ち良い……。


「……。頭、撫でて……?」

何だか甘えたくなって、私はヴァロンにギュッと抱き付くと逞しい胸板に頬を擦り寄せた。


「……アカリ、大好きだよ」

抱き締めて頭を撫でながらそう囁いてくれるヴァロンの声と、トクントクンッと脈打つ落ち着く鼓動が心地良くて……。
私は目を閉じた。

……

…………。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

【R18】散らされて

月島れいわ
恋愛
風邪を引いて寝ていた夜。 いきなり黒い袋を頭に被せられ四肢を拘束された。 抵抗する間もなく躰を開かされた鞠花。 絶望の果てに待っていたのは更なる絶望だった……

【R18】幼馴染な陛下は、わたくしのおっぱいお好きですか?💕

月極まろん
恋愛
 幼なじみの陛下に告白したら、両思いだと分かったので、甘々な毎日になりました。  でも陛下、本当にわたくしに御不満はございませんか?

私を犯してください♡ 爽やかイケメンに狂う人妻

花野りら
恋愛
人妻がじわじわと乱れていくのは必読です♡

【R18】もう一度セックスに溺れて

ちゅー
恋愛
-------------------------------------- 「んっ…くっ…♡前よりずっと…ふか、い…」 過分な潤滑液にヌラヌラと光る間口に亀頭が抵抗なく吸い込まれていく。久しぶりに男を受け入れる肉道は最初こそ僅かな狭さを示したものの、愛液にコーティングされ膨張した陰茎を容易く受け入れ、すぐに柔らかな圧力で応えた。 -------------------------------------- 結婚して五年目。互いにまだ若い夫婦は、愛情も、情熱も、熱欲も多分に持ち合わせているはずだった。仕事と家事に忙殺され、いつの間にかお互いが生活要員に成り果ててしまった二人の元へ”夫婦性活を豹変させる”と銘打たれた宝石が届く。

結構な性欲で

ヘロディア
恋愛
美人の二十代の人妻である会社の先輩の一晩を独占することになった主人公。 執拗に責めまくるのであった。 彼女の喘ぎ声は官能的で…

辺境騎士の夫婦の危機

世羅
恋愛
絶倫すぎる夫と愛らしい妻の話。

副社長と出張旅行~好きな人にマーキングされた日~【R18】

日下奈緒
恋愛
福住里佳子は、大手企業の副社長の秘書をしている。 いつも紳士の副社長・新田疾風(ハヤテ)の元、好きな気持ちを育てる里佳子だが。 ある日、出張旅行の同行を求められ、ドキドキ。

色々と疲れた乙女は最強の騎士様の甘い攻撃に陥落しました

灰兎
恋愛
「ルイーズ、もう少し脚を開けますか?」優しく聞いてくれるマチアスは、多分、もう待ちきれないのを必死に我慢してくれている。 恋愛経験も無いままに婚約破棄まで経験して、色々と疲れているお年頃の女の子、ルイーズ。優秀で容姿端麗なのに恋愛初心者のルイーズ相手には四苦八苦、でもやっぱり最後には絶対無敵の最強だった騎士、マチアス。二人の両片思いは色んな意味でもう我慢出来なくなった騎士様によってぶち壊されました。めでたしめでたし。

処理中です...