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第5章 (1)ヴァロンside
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しおりを挟む可愛い。
……アカリ。
アカリが欲しい……。
俺のものに、なってーー?
アカリの手触りの良い素肌。唇と舌を鎖骨や胸元に落とすと、彼女自身の匂いが俺の心と身体をどんどん熱くする。
風呂場での事なんてなかったみたいに……。もう、とっくにアカリを犯す準備が整っている俺自身。
ーー挿入れたい。
早く一つになりたい。
汗ばんで熱くなっているアカリの身体。下着なんて、もう邪魔な物にしか思えない。
身包み全て剥がしてやろう。と、思った瞬間。
近くにあったテーブルの脚に、俺の肩が当たって…。ガタッと揺れた。
テーブルの上にあったお皿が、揺れた衝撃でテーブルから落ちて……。
ガシャーンッ……!!
と、激しい音を立てて……割れた。
……
…………。
……え?……。
割れたのが、まるで俺の心のように……。
何が起こっているのか……。
俺には、分からなかった……。
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