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第17章 (2)ヴァロンside
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しおりを挟む綺麗な声、だった。
好きな人の声だから良いのか、声が好みだから好きになるのかは分からないが……。間違いなく俺は声フェチだと思う。
特に、その声で名前を呼ばれるのに弱くて……。
母親から娘へ受け継がれた声色が、これ程まで似ている事に驚きつつも……。何だか嬉しくなる。
「ヒナが容姿も声もアカリにそっくりになったら……。俺、大丈夫かな?」
いつかヒナタがユイ位の年頃になった時も”俺とデートしたい”って、言ってくれる様な父親になりたい。
そんな幸せな未来を想像しながら、俺はふうっと溜め息を吐いて微笑むと、ユイとのデートの為の支度を始めた。
……
…………。
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