夢の言葉と陽だまりの天使(下)【続編③】

☆リサーナ☆

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第17章 (1)アカリside

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「本格的に仕事が始まったら、また暫くゆっくり一緒に居られないけど……。ごめんな?」

寝室の移動してベッドで一緒に横になると、私の方を見てヴァロンが申し訳なさそうに言った。

確かに寂しいけど、また一年以上離れ離れになって、触れ合えない訳じゃない。
お仕事が終われば、彼は私の元に帰って来てくれる。だから、大丈夫。


「ううん、平気。
お仕事してるヴァロンも、大好きだから」

「……ありがとな、アカリ」

微笑んで見つめ合ったら、私達は強く抱き合って……キス、してた。
そしたら自然と互いを求め合っていて、熱を高め合いながら……夢の中へ堕ちていった。

……
…………。
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