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第12章 (3)モニカside
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しおりを挟む【二時間後】
「そろそろ打ち合わせも終わるんじゃない?
ね?アカリ、下に行ってみましょうよ!」
アラン様達が来て、もう二時間が過ぎた。
時刻は間も無く12時。
打ち合わせの後に食事をすると言っていたから、多分そろそろ頃合いだ。
窓の外のヴァロンを見てから、アカリはずっと時計をチラチラと見ていて落ち着かない感じだし。
少しでも早く愛しの旦那様に会わせてあげたかった。
「で、でも……。
お仕事の、邪魔に……ならないかな?」
「部屋の中に入る訳じゃないから大丈夫よ。
部屋の前で、出て来るのを待つの!
お仕事が終わって、真っ先に愛しの妻が出迎えてくれて、嬉しくない旦那がいる訳ないじゃない。ねっ?」
早く会いたいくせにモジモジと遠慮しているアカリの手を引いて、私達は下で打ち合わせをしているアルバート様の部屋の前に向かった。
「そろそろ打ち合わせも終わるんじゃない?
ね?アカリ、下に行ってみましょうよ!」
アラン様達が来て、もう二時間が過ぎた。
時刻は間も無く12時。
打ち合わせの後に食事をすると言っていたから、多分そろそろ頃合いだ。
窓の外のヴァロンを見てから、アカリはずっと時計をチラチラと見ていて落ち着かない感じだし。
少しでも早く愛しの旦那様に会わせてあげたかった。
「で、でも……。
お仕事の、邪魔に……ならないかな?」
「部屋の中に入る訳じゃないから大丈夫よ。
部屋の前で、出て来るのを待つの!
お仕事が終わって、真っ先に愛しの妻が出迎えてくれて、嬉しくない旦那がいる訳ないじゃない。ねっ?」
早く会いたいくせにモジモジと遠慮しているアカリの手を引いて、私達は下で打ち合わせをしているアルバート様の部屋の前に向かった。
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