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第12章 (2)モニカside
2-2
しおりを挟む何度も夜を共にしたが、結婚式の夜は気持ちが全く違った。
これが「初夜」なのかと実感する
二人で健全に風呂に入りバスローブ姿でベッドの上にいる。
「アティ…」
「ん?」
「アティは指輪とか用意してくれてたのに僕は何も…」
「良いんだよ。エストレヤからは、これから貰うから。」
「僕にあげられるものは…」
「……これ飲んでくれるか?」
俺が差し出したのは、子供を宿す時に飲む魔法液だ。
男同士の世界だからと言って、自然には出来ない。
魔法液を飲み行為をすることで大半が子に恵まれる。
一瓶で効果の有る者もいれば何本も飲まなければならない者もいる。
当然個人差があるので、飲んでみなければ分からないことで効いているかどうかはすぐに分かりやすく反応が起きるとのことだった。
司祭からは、「魔法液を飲むと興奮状態が続き、したくてしたくて堪らない媚薬のような症状がでます。それにはムラがあり一週間続くこともあります。
魔法液には個人差があり何きっかけかは分かりませんが突然疼いてしまうので、旦那様は約一週間は妻の側に居続けなければなりません」と説明を受けていた。
それを聞いた俺は、二週間でも三週間でも一緒に居てぇわと余裕でいた。
エストレヤも瓶を見せると何なのか理解し、頬をほんのり染めている。
魔法液については結婚した者に必ず司祭から説明があり、魔法液も司祭からしか受け取れない。
大まかには家族から説明はあっても確かなことは言わないこととなっており、学園でも同様となっていた。
それは、悪用する者が現れるのを恐れていたからだ。
最悪の犯罪を避ける為に用心しているとのこと。
万が一犯罪に利用したものは平民・貴族関係なく処刑という法律があることもその時初めて知った。
強姦などの犯罪は身分によって処罰が決まるが、司祭を騙し結婚相手以外の相手を妊娠させた場合は問答無用で処刑とのこと。
ちなみに王子が俺に盛った媚薬はこれでない。
これだったら、王子すら…だったかもしれない。
たかが…ではないが媚薬盛って処刑などされては、被害者の俺も気分の良いものではない。
寧ろ一生あいつの処刑を思い出していただろう…。
媚薬で相手も王子でなくエストレヤで良かった。
俺は結婚式終了と共にその魔法液を貰っていた。
「うん、僕もアティの子欲しい。」
「ありがとう。」
始まりのキスをした。
奪うようなキスを。
かなり長めのキスだった。
何故なら、魔法液を飲んだ後にキスをすると唾液から伝わり相手に効果が現れる場合があるらしい。
必ずではないが、効きやすい者だったり様々な条件が重なった場合に意図しない方が効果を発揮することがごく稀に有るそうだ。
なので、飲む前に存分にキスをした。
それと、いつもの癖で繋がっている最中にキスを間違ってもしてはいけない。
数時間もしくは一日はキスを我慢すべきだと注意された。
誰に?
それは母さんだった。
オッサンとは違い、俺の両親は俺に対して肯定的というか協力的だった。
「もっとキスしてぇな。」
「ぅん…」
「これ飲んじまったらキスは我慢だってさ…。」
「我慢出来なかったらどうしよう…。」
わざと俺を煽るようにではなく、エストレヤは本気で心配していた。
「…エストレヤ…それはズルい。」
「えっ…んっんあむっんんふぅんんっんぁっんん゛ん゛ん゛」
そんなこと言われたからキスしたくなんだろうが。
俺達は唇が腫れるんじゃないかってくらいキスを続けた。
やり過ぎた所為か唇を離すとエストレヤから力が抜け大きく呼吸していた。
エストレヤの呼吸が落ち着くまで、ベッドの上で座りながら抱き締める。
「アティ…もぅ平気。」
「無理しなくて良いんだぞ?」
「ぅん大丈夫。」
魔法液をエストレヤに渡した。
蓋を開け両手で握りしめるように魔法液を一気に飲み干すエストレヤの姿を見続けた。
「どうだ?」
「ん~美味しっ」
悩んだ結果、笑顔で美味しいと言うエストレヤは可愛かった。
「美味しいのかよ…って危ねっ」
つい流れでキスしようとしてしまった。
たかが一日の我慢かもしれないが、とてつもなく危険だというのが今ので理解できた。
油断したらキスしちまう。
「ん~キスしたいぃ。」
「エストレヤっ」
「ふゃぁあん」
「エストレヤ?」
媚薬のような効果が現れるって言ってたな…それなのか?
エストレヤの表情が緩んだのが分かると、魔法液が効き始めエストレヤはキスを求めてきた。
「こらっ」
これ…かなり不味いのでは…。
俺は我慢したいが…エストレヤは既にキスをしたくて俺を誘惑してくる。
キスしたら俺が妊娠する可能性もある。
出来ることなら俺はエストレヤを攻めたいが、キスして魔法液が効いてしまったら俺が妊娠する…エストレヤに攻められて…。
迫られるのは良いが攻められるのは…。
…キスは恐怖となり始めた。
「んっん゛ぁあんん…アティ…んっんっん」
「どうした?」
「お腹熱くて…お尻も…んっんっん」
「脱がすぞっ」
エストレヤの反応が心配で、バスローブの紐を外しはだけさせると、俺はエストレヤの下腹部に釘付けとなった。
そこには模様が浮かび上がっていた。
マンガ…エロマンガに出てくるような淫紋がくっきりと…。
これが妊娠出来る身体の証拠…。
そう来たか…。
エストレヤの下腹部を撫でると「んぁっ」とそれだけでも刺激になるようだった。
赤く光輝いている印に口を付け舌で撫でると、呼吸を荒くし足がモゾモゾと動き出す。
尻に手を伸ばし確認すると、女性のように濡れていた。
「アティ…欲しいよっ…お尻…おかしくなっちゃう…」
助けを求めるように、エストレヤは俺に抱きつき勢い余って押し倒されてしまった。
バスローブの紐を外し開かれ、俺のモノに躊躇いなく口に含んだ。
それしか見えていないように食いついていた。
暖かいエストレヤの口が気持ちいい。
一生懸命舌で愛撫しながらお尻が揺らしていた。
嘗めるエストレヤの邪魔にならないよう、バスローブを脱がす。
そのまま口で受け止めるのかと思うほど確りと扱いてくる。
ぎこちない舌技なのに次第に翻弄されていく。
俺は全てにおいてエストレヤに弱くなっていった。
やべぇ、エストレヤの口の中に出しちまいそうで、それを阻止したくてキスがしたいがキスは出来ない。
苦しい。
耐えろ耐えろ耐えろ。
エストレヤが口を離した事で、俺は耐えきったのだと安堵した。
安堵…した…した…油断した。
エストレヤが俺を跨ぎ、尻に俺のを飲み込んでいく。
解してないが、既にエストレヤの身体は俺の受け入れ態勢が整っていた。
俺は再びエストレヤに翻弄されていた。
程よい絞まりに刺激されながら、エストレヤの気持ちいい声と妖艶な姿に限界が近かった。
初夜なのにこんな早いなんて許されねぇ。
歯を食いしばりながら腕で視界を覆った。
エストレヤは腰を上下に動かし、自身の気持ちいい所を探っていく。
俺の腹筋に手を付きながら喘ぎ声が大きくなる。
気持ち良さそうなエストレヤの声を聞きながら、両腕を力一杯掴んで耐えていた。
エストレヤの手が俺の腹筋を這い、腕を掴まれた。
「アティ…顔みたいよ。」
いつかの俺と同じこと言ってる。
立場が逆転したな。
「ん~」
「こらっキスはダメだ。」
俺は咄嗟にエストレヤの口を手で覆った。
「んん゛ーキスしたいよぉ」
そんな泣きそうな声出すなよ、俺も辛ぇんだよ。
エストレヤの腰に腕を巻き付け抱き寄せた。
「俺もキスしたいが、今は我慢だ。」
「…ぅん……ぁっんん゛ぁっ」
キスできない代わりに、エストレヤの首に噛みついた。
立場を入れ換え、エストレヤに覆い被さり胸にも痕を残していく。
ゆっくりエストレヤの中を打ち付けていった。
エストレヤもキスの事は忘れ、胸に夢中な俺の頭を抱え出した。
「やっんん゛ん゛ぁああ゛んん゛」
エストレヤがイクのを確認してから俺も放った。
なんとかエストレヤより先に放つことは避けられた。
「ぁっアティだ…嬉しぃ…」
そんな恍惚とした表情見せんなよ…。
「アティ…」
「ん?」
「まだ…欲しいよ…」
「あぁ、まだまだ沢山やるから安心しな。」
とは言ったものの、少々不安だった。
今のエストレヤはエロ過ぎて、俺の方が持たないかしれない…。
「…んぁっ」
「…ぐっ」
「エストレヤ…絞めすぎだ…」
「えっんっわかんない…アティが欲しくて、身体が言うこと聞いてくれないっ」
エストレヤの本能か魔法液か…どちらにしてもまたまだ油断できなかった。
これが「初夜」なのかと実感する
二人で健全に風呂に入りバスローブ姿でベッドの上にいる。
「アティ…」
「ん?」
「アティは指輪とか用意してくれてたのに僕は何も…」
「良いんだよ。エストレヤからは、これから貰うから。」
「僕にあげられるものは…」
「……これ飲んでくれるか?」
俺が差し出したのは、子供を宿す時に飲む魔法液だ。
男同士の世界だからと言って、自然には出来ない。
魔法液を飲み行為をすることで大半が子に恵まれる。
一瓶で効果の有る者もいれば何本も飲まなければならない者もいる。
当然個人差があるので、飲んでみなければ分からないことで効いているかどうかはすぐに分かりやすく反応が起きるとのことだった。
司祭からは、「魔法液を飲むと興奮状態が続き、したくてしたくて堪らない媚薬のような症状がでます。それにはムラがあり一週間続くこともあります。
魔法液には個人差があり何きっかけかは分かりませんが突然疼いてしまうので、旦那様は約一週間は妻の側に居続けなければなりません」と説明を受けていた。
それを聞いた俺は、二週間でも三週間でも一緒に居てぇわと余裕でいた。
エストレヤも瓶を見せると何なのか理解し、頬をほんのり染めている。
魔法液については結婚した者に必ず司祭から説明があり、魔法液も司祭からしか受け取れない。
大まかには家族から説明はあっても確かなことは言わないこととなっており、学園でも同様となっていた。
それは、悪用する者が現れるのを恐れていたからだ。
最悪の犯罪を避ける為に用心しているとのこと。
万が一犯罪に利用したものは平民・貴族関係なく処刑という法律があることもその時初めて知った。
強姦などの犯罪は身分によって処罰が決まるが、司祭を騙し結婚相手以外の相手を妊娠させた場合は問答無用で処刑とのこと。
ちなみに王子が俺に盛った媚薬はこれでない。
これだったら、王子すら…だったかもしれない。
たかが…ではないが媚薬盛って処刑などされては、被害者の俺も気分の良いものではない。
寧ろ一生あいつの処刑を思い出していただろう…。
媚薬で相手も王子でなくエストレヤで良かった。
俺は結婚式終了と共にその魔法液を貰っていた。
「うん、僕もアティの子欲しい。」
「ありがとう。」
始まりのキスをした。
奪うようなキスを。
かなり長めのキスだった。
何故なら、魔法液を飲んだ後にキスをすると唾液から伝わり相手に効果が現れる場合があるらしい。
必ずではないが、効きやすい者だったり様々な条件が重なった場合に意図しない方が効果を発揮することがごく稀に有るそうだ。
なので、飲む前に存分にキスをした。
それと、いつもの癖で繋がっている最中にキスを間違ってもしてはいけない。
数時間もしくは一日はキスを我慢すべきだと注意された。
誰に?
それは母さんだった。
オッサンとは違い、俺の両親は俺に対して肯定的というか協力的だった。
「もっとキスしてぇな。」
「ぅん…」
「これ飲んじまったらキスは我慢だってさ…。」
「我慢出来なかったらどうしよう…。」
わざと俺を煽るようにではなく、エストレヤは本気で心配していた。
「…エストレヤ…それはズルい。」
「えっ…んっんあむっんんふぅんんっんぁっんん゛ん゛ん゛」
そんなこと言われたからキスしたくなんだろうが。
俺達は唇が腫れるんじゃないかってくらいキスを続けた。
やり過ぎた所為か唇を離すとエストレヤから力が抜け大きく呼吸していた。
エストレヤの呼吸が落ち着くまで、ベッドの上で座りながら抱き締める。
「アティ…もぅ平気。」
「無理しなくて良いんだぞ?」
「ぅん大丈夫。」
魔法液をエストレヤに渡した。
蓋を開け両手で握りしめるように魔法液を一気に飲み干すエストレヤの姿を見続けた。
「どうだ?」
「ん~美味しっ」
悩んだ結果、笑顔で美味しいと言うエストレヤは可愛かった。
「美味しいのかよ…って危ねっ」
つい流れでキスしようとしてしまった。
たかが一日の我慢かもしれないが、とてつもなく危険だというのが今ので理解できた。
油断したらキスしちまう。
「ん~キスしたいぃ。」
「エストレヤっ」
「ふゃぁあん」
「エストレヤ?」
媚薬のような効果が現れるって言ってたな…それなのか?
エストレヤの表情が緩んだのが分かると、魔法液が効き始めエストレヤはキスを求めてきた。
「こらっ」
これ…かなり不味いのでは…。
俺は我慢したいが…エストレヤは既にキスをしたくて俺を誘惑してくる。
キスしたら俺が妊娠する可能性もある。
出来ることなら俺はエストレヤを攻めたいが、キスして魔法液が効いてしまったら俺が妊娠する…エストレヤに攻められて…。
迫られるのは良いが攻められるのは…。
…キスは恐怖となり始めた。
「んっん゛ぁあんん…アティ…んっんっん」
「どうした?」
「お腹熱くて…お尻も…んっんっん」
「脱がすぞっ」
エストレヤの反応が心配で、バスローブの紐を外しはだけさせると、俺はエストレヤの下腹部に釘付けとなった。
そこには模様が浮かび上がっていた。
マンガ…エロマンガに出てくるような淫紋がくっきりと…。
これが妊娠出来る身体の証拠…。
そう来たか…。
エストレヤの下腹部を撫でると「んぁっ」とそれだけでも刺激になるようだった。
赤く光輝いている印に口を付け舌で撫でると、呼吸を荒くし足がモゾモゾと動き出す。
尻に手を伸ばし確認すると、女性のように濡れていた。
「アティ…欲しいよっ…お尻…おかしくなっちゃう…」
助けを求めるように、エストレヤは俺に抱きつき勢い余って押し倒されてしまった。
バスローブの紐を外し開かれ、俺のモノに躊躇いなく口に含んだ。
それしか見えていないように食いついていた。
暖かいエストレヤの口が気持ちいい。
一生懸命舌で愛撫しながらお尻が揺らしていた。
嘗めるエストレヤの邪魔にならないよう、バスローブを脱がす。
そのまま口で受け止めるのかと思うほど確りと扱いてくる。
ぎこちない舌技なのに次第に翻弄されていく。
俺は全てにおいてエストレヤに弱くなっていった。
やべぇ、エストレヤの口の中に出しちまいそうで、それを阻止したくてキスがしたいがキスは出来ない。
苦しい。
耐えろ耐えろ耐えろ。
エストレヤが口を離した事で、俺は耐えきったのだと安堵した。
安堵…した…した…油断した。
エストレヤが俺を跨ぎ、尻に俺のを飲み込んでいく。
解してないが、既にエストレヤの身体は俺の受け入れ態勢が整っていた。
俺は再びエストレヤに翻弄されていた。
程よい絞まりに刺激されながら、エストレヤの気持ちいい声と妖艶な姿に限界が近かった。
初夜なのにこんな早いなんて許されねぇ。
歯を食いしばりながら腕で視界を覆った。
エストレヤは腰を上下に動かし、自身の気持ちいい所を探っていく。
俺の腹筋に手を付きながら喘ぎ声が大きくなる。
気持ち良さそうなエストレヤの声を聞きながら、両腕を力一杯掴んで耐えていた。
エストレヤの手が俺の腹筋を這い、腕を掴まれた。
「アティ…顔みたいよ。」
いつかの俺と同じこと言ってる。
立場が逆転したな。
「ん~」
「こらっキスはダメだ。」
俺は咄嗟にエストレヤの口を手で覆った。
「んん゛ーキスしたいよぉ」
そんな泣きそうな声出すなよ、俺も辛ぇんだよ。
エストレヤの腰に腕を巻き付け抱き寄せた。
「俺もキスしたいが、今は我慢だ。」
「…ぅん……ぁっんん゛ぁっ」
キスできない代わりに、エストレヤの首に噛みついた。
立場を入れ換え、エストレヤに覆い被さり胸にも痕を残していく。
ゆっくりエストレヤの中を打ち付けていった。
エストレヤもキスの事は忘れ、胸に夢中な俺の頭を抱え出した。
「やっんん゛ん゛ぁああ゛んん゛」
エストレヤがイクのを確認してから俺も放った。
なんとかエストレヤより先に放つことは避けられた。
「ぁっアティだ…嬉しぃ…」
そんな恍惚とした表情見せんなよ…。
「アティ…」
「ん?」
「まだ…欲しいよ…」
「あぁ、まだまだ沢山やるから安心しな。」
とは言ったものの、少々不安だった。
今のエストレヤはエロ過ぎて、俺の方が持たないかしれない…。
「…んぁっ」
「…ぐっ」
「エストレヤ…絞めすぎだ…」
「えっんっわかんない…アティが欲しくて、身体が言うこと聞いてくれないっ」
エストレヤの本能か魔法液か…どちらにしてもまたまだ油断できなかった。
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