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学園生活スタート!
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あれから約五年……私は15歳となり学園で暮らす年になった。
「今日から家族の元から離れてこの学園で三年間暮らすのかぁ!楽しみだなぁ…」
「はい!私もとっても楽しみです!」
まぁ、護衛役としてバクも一緒になることは分かっていたよ。
私が今日から暮らす学園は貴族、平民と身分関係なく通うことが出来る。ただし、三年間寮生活で過ごすことになるらしい。
それに……私がたまたま聞いた話だと、平民と貴族の仲は超絶という程、仲が悪い。
(いじめとか普通にやってるって噂もあったな……。やばい、めちゃくちゃ不安だ。)
それに私は今まで女友達がいない。友達と思うならアルバかバク…使用人達しか……。私ってニート生活してた!?
(だ、大丈夫!すぐ仲良くなる!……友達できるかな…)
「あ、あの~…」
私がさぁ、行こう!とした時に後ろから可愛らしい声が聞こえた。振り向くと……
(おっふ……まさかのヒロイン様!?)
「な、なんでしょうか?」
「私、ミイと言うものなんですけど…教室が何処か分からなくて……」
(そして、私と同じクラス!…だと!?)
「あ、私と同じクラスだよ。一緒に来る?」
「え!いいんですか!?有難うございます!」
私は何故、一緒に来る?なんて言ってしまったのだろう!
もう、乙女ゲームに出てくる人全員関わらないように決めていたのに!あと会わないように!!もし、このまま一緒に行ったら仲良くなる関係ルートやん!
「あ!そうだ!ちょっと先生に会わないといけないんだ!ごめんねミイさん。バクが代わりに教えてくれるから!じゃね!」
「え!お嬢様!?」
我ながら分かりやすい嘘である。なんかバクに押し付けた感じになったけど……。まぁ、大丈夫だよね。シナリオだとまだ早いけどバクはミイに一目惚れしちゃうから!私は関係ないよ!
私はそのまま、何処かに走った。
数分後……後悔する。
(ここ……何処?)
奥に行き過ぎたせいか、完全に迷子になってしまった。
「どうしよう……早く行かないと遅刻に…」
そう焦っていると後ろから誰かが私の肩に触れた。思いっきり後ろを向くと
「……ど、どちら様?」
「…お前こそ誰だ…なんでここに居るんだ」
「あ、私はアリス・フォレットと言います。ちょっと、迷ってしまって…」
「そうか…自分はアルシカという。着いてこい。元の道に案内する」
「……あ、ありがとうございます。」
なんというか、言い方が上から目線でムカつくな~。イケメンだったけど…。まぁ、私は?面食いでもないのでどうもしないけどね~。前世だったら好きになってたかもだけどさぁ。
(……?そう言えば、この人どっかで見たな。どこだっけ?……まぁいいか)
「着いたぞ…。これからは迷わないように気をつけろ」
「は、はい。ありがとうございました。」
私はそのまま背を向けて教室の方に走っていった。
「……アリス・フォレット……同じクラスか……」
その時の私はまだ知るはずもなかった…。
まさかまた彼と会うなんて…それも、めんどくさい事になるなんて…。
「今日から家族の元から離れてこの学園で三年間暮らすのかぁ!楽しみだなぁ…」
「はい!私もとっても楽しみです!」
まぁ、護衛役としてバクも一緒になることは分かっていたよ。
私が今日から暮らす学園は貴族、平民と身分関係なく通うことが出来る。ただし、三年間寮生活で過ごすことになるらしい。
それに……私がたまたま聞いた話だと、平民と貴族の仲は超絶という程、仲が悪い。
(いじめとか普通にやってるって噂もあったな……。やばい、めちゃくちゃ不安だ。)
それに私は今まで女友達がいない。友達と思うならアルバかバク…使用人達しか……。私ってニート生活してた!?
(だ、大丈夫!すぐ仲良くなる!……友達できるかな…)
「あ、あの~…」
私がさぁ、行こう!とした時に後ろから可愛らしい声が聞こえた。振り向くと……
(おっふ……まさかのヒロイン様!?)
「な、なんでしょうか?」
「私、ミイと言うものなんですけど…教室が何処か分からなくて……」
(そして、私と同じクラス!…だと!?)
「あ、私と同じクラスだよ。一緒に来る?」
「え!いいんですか!?有難うございます!」
私は何故、一緒に来る?なんて言ってしまったのだろう!
もう、乙女ゲームに出てくる人全員関わらないように決めていたのに!あと会わないように!!もし、このまま一緒に行ったら仲良くなる関係ルートやん!
「あ!そうだ!ちょっと先生に会わないといけないんだ!ごめんねミイさん。バクが代わりに教えてくれるから!じゃね!」
「え!お嬢様!?」
我ながら分かりやすい嘘である。なんかバクに押し付けた感じになったけど……。まぁ、大丈夫だよね。シナリオだとまだ早いけどバクはミイに一目惚れしちゃうから!私は関係ないよ!
私はそのまま、何処かに走った。
数分後……後悔する。
(ここ……何処?)
奥に行き過ぎたせいか、完全に迷子になってしまった。
「どうしよう……早く行かないと遅刻に…」
そう焦っていると後ろから誰かが私の肩に触れた。思いっきり後ろを向くと
「……ど、どちら様?」
「…お前こそ誰だ…なんでここに居るんだ」
「あ、私はアリス・フォレットと言います。ちょっと、迷ってしまって…」
「そうか…自分はアルシカという。着いてこい。元の道に案内する」
「……あ、ありがとうございます。」
なんというか、言い方が上から目線でムカつくな~。イケメンだったけど…。まぁ、私は?面食いでもないのでどうもしないけどね~。前世だったら好きになってたかもだけどさぁ。
(……?そう言えば、この人どっかで見たな。どこだっけ?……まぁいいか)
「着いたぞ…。これからは迷わないように気をつけろ」
「は、はい。ありがとうございました。」
私はそのまま背を向けて教室の方に走っていった。
「……アリス・フォレット……同じクラスか……」
その時の私はまだ知るはずもなかった…。
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