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ゲーム 後編
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勝敗とは、残酷な女神の采配である。
「くはあっ。なぜだ、チタル」
「なぜって、あのなあ」
「うわぁんっ、もう一回っ!」
「もう、懲りろよ、あにい」
布団に折り重なってはいつくばるふたりを見下ろし、俺はため息をついた。
弱すぎる。
組んだところで、何も変わらない。
ふたりそろって、やることなすこと、すべてが顔と態度に出るのだから。
それどころか、敵を目の前にして、お互いに目配せしたり、指をさしあったりする。
全部見えている。手に取るように動向がわかる。
これはもう、ガラス張りの扉、などという生易しいものではなかった。扉もなければ、壁もない、素裸の吹きさらしに近い。
どういう神経をしているのか、さっぱりわからない。
そもそもエルゼなど、あにいよりも豪胆で力押しの性格なのだ。
自信満々に、俺に自分の首を差し出すかのごとき手を打ってくるのだから、こちらが困る。
もうやめてほしいと思った。
勝敗はともかく、ふたりの今後が心配で、俺の心はすでに折れそうだった。
しかし、
「あきらめないぞぉ!いい気になるなよチタル野郎!」
半泣きになりながらも、あにいはまだ食い下がってきた。俺は乾いた感じに笑った。
執念深さもここまでくると、むなしい感動がある。
「どうやらここが潮時のようだな」
エルゼも、最後の力を振り絞るようにつぶやき、頭を起こした。俺は布団に引っくり返った。
「もうやめよう。俺が悪かった。降参」
しかしその俺に、あにいとエルゼはふたりして、乗り掛かってきた。
「ふざけんなこら、立てや!まだ終わってねえ!」
「そうだ、ここからが本番だぞ!」
「うへえっ!?」
なんだこの二人、この異常な打たれ強さ。なんか怖い。
引き気味の俺に、エルゼが小さな指を突きつけた。
「チタル!種目変更を要請する!」
「は?」
何を思ってか、エルゼは瞳をぎらり、と獰猛に光らせた。
「次は、神経衰弱で勝負だ!」
二の句がつげなかった。
そのすきに、エルゼはさっと、あにいの腕をとった。
彼の脇腹に潜り込む体勢になって、彼女は言った。
「当然、次も我々対、チタルだからな!今までのようにはいかぬぞ。覚悟しろ!」
「ええええええっ!?」
俺はひっくり返って、悲鳴をあげた。
本当に、もう勘弁してほしかった。
しかし。俺は目にものを見ることになったのである。
勝利を引き寄せるものとは、勇気、力、スピード、テクニック、駆け引き。
そして、記憶力だ。
その記憶力が、神経衰弱で熾烈な火を吹いた。
「エルゼ、右三列、下から二番目」
「よしきた!」
「うわっ、ええっ?」
「なんで驚くんだ。さっき開けただろ、自分で」
「さっきって、いつ!?」
「さすがだぞ、あにい!」
結論から言うと、あにいは強かった。
この種目に関しては、向かうところ敵なしだった。
否、俺の記憶力が弱すぎるのかもしれない。
エルゼがパチパチと小さな手を叩いてほめそやすのを、あにいは淡々と聞き流して、札をおいた。
なんだか、ふてくされた顔をしている。
簡単すぎるおつかいを頼まれて、拍子抜けしている小さな子供みたいだ。
はじめたときから、彼は開かれたカードのすべてを余すことなく記憶し続け、ひとつとして外さなかった。
けれど、それがすごいことだとは、思っていないようだ。エルゼがほめても、くすぐったそうにするだけで、あまり動じなかった。
結果、あにいとエルゼの組が札の八割をさらう、という圧勝になったわけだが、あにいは嬉しそうな顔をしなかった。
「どうした、あにい。浮かぬ顔だな?勝ったのだぞ?もっと存分に誇るがいい」
エルゼが励ますように言ったが、やっぱりあにいは神妙な顔をしていた。
ふいに沈黙が降りてきた。
ぽつんと、あにいが言う。
「なんか、違う」
「違う?何がだ?」
エルゼが問うと、彼は眉をしかめた。
「面白くない」
かちんとくるものがあったが、俺は黙った。
「ほう」
エルゼが相づちをうつ。
あにいは顔をあげ、ちらりと俺を見た。
目があったとき、彼は残念そうな顔をしていた。
「チタルが弱すぎて、話にならない」
これには、さすがにむかっ腹がたった。
ババ抜きではさんざん、見え透いた勝負に俺をつきあわせておきながら、どの口が言うのか。
全く、どうしてくれようか、こいつ。
黙っていようと思ったが、どうにも治まりきらず、俺は口を開いた。
「悪かったな、相手にならなくて。わかるわかる、俺も同じ気持ちだったし。ババ抜きでしつっこく、あにいが食い下がってきたときにはな」
うぐっ、とあにいが歯を食いしばった。彼が何か言い返そうとした矢先、
「双方、得手不得手があるということだな」
エルゼが天から降ってきたように、超越的な結論で場をまとめた。
「どちらも比類なき勝者だ。己を誇るがよい。私は、どちらの兄のことも、誇りに思っているぞ!」
そう言って、彼女は女神のように、にっこりと笑った。
つりこまれるように、その笑みを見つめた俺は、ふとあにいの顔を見た。
あにいも、こっちを見た。目があった。
彼はまばたきをし、恥ずかしそうに、すこしうつむいた。悔しさが、まだ瞳に残っていた。
けれど、彼はふと、体の力を抜いた。頬が桜色に染まる。
次に俺を見たとき、彼は頬をほころばせた。
笑ったのだ。
ふわりと、花が風に揺れるように。
いつものつっかかるような言動からは想像もつかない、静かな笑みだった。
俺はふと、タンポポの花を思った。
慎ましく、あざやかで、健気な花。
彼は言った。
「勝った回数は、チタルのほうが多い」
ため息をつき、彼は膝をかかえた。
「オレの負けだ」
静かな感動が、腹の底に満ちた。
つつましく目を伏せた彼に、何か尊いものを見たように思ったのは、気のせいだろうか。
「さあ!」
空気を入れ換えるように、エルゼが手を広げた。
「頃合いだ、ふたりとも。何か、忘れていないか?私と言えば、何だ?飯だ!飯にするぞ!」
豪快に言い放つ彼女に、俺は眉をしかめた。
「コラ、エルゼ!飯じゃない、女の子はそういう言い方しないの!ご飯って言いなさい!」
俺の言い分に、あにいがぽかんと口を開き、エルゼは大きく口を開けて、笑った。
「またそれか。チタルのこだわりだな。まあよい、言い直してやらんこともない。では各々がた、お食事のお時間だ。しばしお待ちあれ」
「んもー!なんか違う!」
抗議したが、彼女は笑いながら、片手であしらって、するりと寝床からおりていった。
脱ぎ捨てられたジャケットのそばに、彼女の私物である布袋が、くたりと横たわっていた。
彼女は上機嫌な様子で、その袋から何やらとりだし、こちらに背を向けて、手を動かしはじめた。
「ったく」
俺は頭から湯気を吹きながら、ふと、あにいが目を丸くして、こっちを見ているのに気づいた。
まるで、蛇に手足が生えた、とでも言わんばかりの顔だった。
気にくわなかったので、つい言ってしまった。
「なんだよ、その顔」
あにいは、かなり長いこと、そのまま黙った。
やがて、彼は声をひそめ、そっと俺に言った。
「エルゼって、一体いくつなんだ?」
「あー」
もっともな疑問だった。
女の子の年齢、というのは、宇宙の理をもってしても紐解けない、神秘の深淵である。
正直、その質問に、俺はまともに答えられなかった。
実はよく知らないのだ。エルゼは、あまり自分のことを話さない。
とりあえず、俺はそっと首を振っておいた。
「聞かぬが花だぞ、あにい」
今度はあにいが、ああ、とつぶやいた。
俺たちは、鼻唄を歌う彼女の小さな背中を、無言で見つめた。
彼女はどうやら、サンドイッチを作っているようだった。小さなへらで、パンにバターを塗っている。
あにいが生唾を飲んだのが、聞こえた。
彼は、細くしなやかな体をしている割には、よく食べる。食べることが好きみたいだった。
じっとエルゼの動きを見つめているあにいを見つめて、俺はあっ、と驚いた。
あにいの腕のカサブタが、はがれかかっていた。
たくさん動いたせいだろうか。
ギザギザの乾いたカサブタのしたから、桜色の跡がのぞいていた。
「くはあっ。なぜだ、チタル」
「なぜって、あのなあ」
「うわぁんっ、もう一回っ!」
「もう、懲りろよ、あにい」
布団に折り重なってはいつくばるふたりを見下ろし、俺はため息をついた。
弱すぎる。
組んだところで、何も変わらない。
ふたりそろって、やることなすこと、すべてが顔と態度に出るのだから。
それどころか、敵を目の前にして、お互いに目配せしたり、指をさしあったりする。
全部見えている。手に取るように動向がわかる。
これはもう、ガラス張りの扉、などという生易しいものではなかった。扉もなければ、壁もない、素裸の吹きさらしに近い。
どういう神経をしているのか、さっぱりわからない。
そもそもエルゼなど、あにいよりも豪胆で力押しの性格なのだ。
自信満々に、俺に自分の首を差し出すかのごとき手を打ってくるのだから、こちらが困る。
もうやめてほしいと思った。
勝敗はともかく、ふたりの今後が心配で、俺の心はすでに折れそうだった。
しかし、
「あきらめないぞぉ!いい気になるなよチタル野郎!」
半泣きになりながらも、あにいはまだ食い下がってきた。俺は乾いた感じに笑った。
執念深さもここまでくると、むなしい感動がある。
「どうやらここが潮時のようだな」
エルゼも、最後の力を振り絞るようにつぶやき、頭を起こした。俺は布団に引っくり返った。
「もうやめよう。俺が悪かった。降参」
しかしその俺に、あにいとエルゼはふたりして、乗り掛かってきた。
「ふざけんなこら、立てや!まだ終わってねえ!」
「そうだ、ここからが本番だぞ!」
「うへえっ!?」
なんだこの二人、この異常な打たれ強さ。なんか怖い。
引き気味の俺に、エルゼが小さな指を突きつけた。
「チタル!種目変更を要請する!」
「は?」
何を思ってか、エルゼは瞳をぎらり、と獰猛に光らせた。
「次は、神経衰弱で勝負だ!」
二の句がつげなかった。
そのすきに、エルゼはさっと、あにいの腕をとった。
彼の脇腹に潜り込む体勢になって、彼女は言った。
「当然、次も我々対、チタルだからな!今までのようにはいかぬぞ。覚悟しろ!」
「ええええええっ!?」
俺はひっくり返って、悲鳴をあげた。
本当に、もう勘弁してほしかった。
しかし。俺は目にものを見ることになったのである。
勝利を引き寄せるものとは、勇気、力、スピード、テクニック、駆け引き。
そして、記憶力だ。
その記憶力が、神経衰弱で熾烈な火を吹いた。
「エルゼ、右三列、下から二番目」
「よしきた!」
「うわっ、ええっ?」
「なんで驚くんだ。さっき開けただろ、自分で」
「さっきって、いつ!?」
「さすがだぞ、あにい!」
結論から言うと、あにいは強かった。
この種目に関しては、向かうところ敵なしだった。
否、俺の記憶力が弱すぎるのかもしれない。
エルゼがパチパチと小さな手を叩いてほめそやすのを、あにいは淡々と聞き流して、札をおいた。
なんだか、ふてくされた顔をしている。
簡単すぎるおつかいを頼まれて、拍子抜けしている小さな子供みたいだ。
はじめたときから、彼は開かれたカードのすべてを余すことなく記憶し続け、ひとつとして外さなかった。
けれど、それがすごいことだとは、思っていないようだ。エルゼがほめても、くすぐったそうにするだけで、あまり動じなかった。
結果、あにいとエルゼの組が札の八割をさらう、という圧勝になったわけだが、あにいは嬉しそうな顔をしなかった。
「どうした、あにい。浮かぬ顔だな?勝ったのだぞ?もっと存分に誇るがいい」
エルゼが励ますように言ったが、やっぱりあにいは神妙な顔をしていた。
ふいに沈黙が降りてきた。
ぽつんと、あにいが言う。
「なんか、違う」
「違う?何がだ?」
エルゼが問うと、彼は眉をしかめた。
「面白くない」
かちんとくるものがあったが、俺は黙った。
「ほう」
エルゼが相づちをうつ。
あにいは顔をあげ、ちらりと俺を見た。
目があったとき、彼は残念そうな顔をしていた。
「チタルが弱すぎて、話にならない」
これには、さすがにむかっ腹がたった。
ババ抜きではさんざん、見え透いた勝負に俺をつきあわせておきながら、どの口が言うのか。
全く、どうしてくれようか、こいつ。
黙っていようと思ったが、どうにも治まりきらず、俺は口を開いた。
「悪かったな、相手にならなくて。わかるわかる、俺も同じ気持ちだったし。ババ抜きでしつっこく、あにいが食い下がってきたときにはな」
うぐっ、とあにいが歯を食いしばった。彼が何か言い返そうとした矢先、
「双方、得手不得手があるということだな」
エルゼが天から降ってきたように、超越的な結論で場をまとめた。
「どちらも比類なき勝者だ。己を誇るがよい。私は、どちらの兄のことも、誇りに思っているぞ!」
そう言って、彼女は女神のように、にっこりと笑った。
つりこまれるように、その笑みを見つめた俺は、ふとあにいの顔を見た。
あにいも、こっちを見た。目があった。
彼はまばたきをし、恥ずかしそうに、すこしうつむいた。悔しさが、まだ瞳に残っていた。
けれど、彼はふと、体の力を抜いた。頬が桜色に染まる。
次に俺を見たとき、彼は頬をほころばせた。
笑ったのだ。
ふわりと、花が風に揺れるように。
いつものつっかかるような言動からは想像もつかない、静かな笑みだった。
俺はふと、タンポポの花を思った。
慎ましく、あざやかで、健気な花。
彼は言った。
「勝った回数は、チタルのほうが多い」
ため息をつき、彼は膝をかかえた。
「オレの負けだ」
静かな感動が、腹の底に満ちた。
つつましく目を伏せた彼に、何か尊いものを見たように思ったのは、気のせいだろうか。
「さあ!」
空気を入れ換えるように、エルゼが手を広げた。
「頃合いだ、ふたりとも。何か、忘れていないか?私と言えば、何だ?飯だ!飯にするぞ!」
豪快に言い放つ彼女に、俺は眉をしかめた。
「コラ、エルゼ!飯じゃない、女の子はそういう言い方しないの!ご飯って言いなさい!」
俺の言い分に、あにいがぽかんと口を開き、エルゼは大きく口を開けて、笑った。
「またそれか。チタルのこだわりだな。まあよい、言い直してやらんこともない。では各々がた、お食事のお時間だ。しばしお待ちあれ」
「んもー!なんか違う!」
抗議したが、彼女は笑いながら、片手であしらって、するりと寝床からおりていった。
脱ぎ捨てられたジャケットのそばに、彼女の私物である布袋が、くたりと横たわっていた。
彼女は上機嫌な様子で、その袋から何やらとりだし、こちらに背を向けて、手を動かしはじめた。
「ったく」
俺は頭から湯気を吹きながら、ふと、あにいが目を丸くして、こっちを見ているのに気づいた。
まるで、蛇に手足が生えた、とでも言わんばかりの顔だった。
気にくわなかったので、つい言ってしまった。
「なんだよ、その顔」
あにいは、かなり長いこと、そのまま黙った。
やがて、彼は声をひそめ、そっと俺に言った。
「エルゼって、一体いくつなんだ?」
「あー」
もっともな疑問だった。
女の子の年齢、というのは、宇宙の理をもってしても紐解けない、神秘の深淵である。
正直、その質問に、俺はまともに答えられなかった。
実はよく知らないのだ。エルゼは、あまり自分のことを話さない。
とりあえず、俺はそっと首を振っておいた。
「聞かぬが花だぞ、あにい」
今度はあにいが、ああ、とつぶやいた。
俺たちは、鼻唄を歌う彼女の小さな背中を、無言で見つめた。
彼女はどうやら、サンドイッチを作っているようだった。小さなへらで、パンにバターを塗っている。
あにいが生唾を飲んだのが、聞こえた。
彼は、細くしなやかな体をしている割には、よく食べる。食べることが好きみたいだった。
じっとエルゼの動きを見つめているあにいを見つめて、俺はあっ、と驚いた。
あにいの腕のカサブタが、はがれかかっていた。
たくさん動いたせいだろうか。
ギザギザの乾いたカサブタのしたから、桜色の跡がのぞいていた。
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