…恐れるのは正しいか？

３巻（現在ではKindle Unlimitedかアマゾンのみで完結で読めます）

最後の断片 – 残り物

その夜、床で寝た。でも目が覚めると寝ていたヌグに抱きしめられていた。彼女なので、われを地面から拾い上げてくれたと確信していた。
一人で長い時間を過ごした後、ウセイは喜びの感情で満たされ、彼女の胸に落ち着きました。
「気持ち悪い」ティスは黒い玉の上に横たわり、良くない目で見られた。
恥ずかしさのあまり死にそうになり、ヌグに殴るよう命令するつもりだった。しかし、あらかじめ用意されていたもので、回復もエネルギーもほとんど残らない体では不可能だった。それは異常でした。
ティラは寝室に居なかった。
「おはよう、ティス」眠そうなヌグが挨拶した。「水やりとシャワーを浴びにいく」われを腕に抱いて立ち上がった。
「待って、ヌグ」われを彼女から引き離し、ベッドに放り投げた。「すぐに降りる」
「おい！もっと繊細になれよ！？」われすぐに姿勢を立て直し、指差した。
「何か食い物が欲しい？」ヌグは笑顔でウセイに尋ねた。いつものように、収まりきらない心を胸に。
「ぬいぐるみだから、汚してしまうよ」とティスはわれに説明してくれた。「忘れて、面倒なものを準備してくれ」
正直、デザートも食べたかった。
「確かに…、ごめん」と謝って立ち去った。
「『エネルギーが回復しないのはなぜ？』そう考えているだろう」あいつ邪悪な笑みを浮かべて言った。
「テ・ティラみたいに心を読めるのか！？」後ずさりしてスパイクに落ちた。
「ヌグ以外は、マダニちゃんが現れることは分かっていた」
「われの名前はウセイです、良識をもって覚えて色！」身構えて明かした。ばらしたことに気づいて撤回した。「冗談だ」ティスが立ち上がってウセイに近づいてきた。「なんで近づいてくるの！何を企んでいるの…！？」
⸎
「お昼の準備はできた。何かあったですか？胸がもやもやした」とドアを開けて顔を出したヌグちゃんは注意した。
「ヌグ！」ウセイは彼女のブラウスに飛び乗って、しがみつきました。「君の体に戻りたい！お願いから、もう二度とわれをティスと二人きりにしないでください！全部を話しますから、もう何処にも行かないで！」
「どうしたの？」ヌグは、ベッドにあぐらをかいて座っているティスに、唖然として尋ねた。
「ヌグ！実はティスが…！」
「話しても良いと思っているか？次はもっとひどいことになるだろう」ティスがわれの話を遮った。鼻が下がりました。
「実は……何も起きていない……」ぬいぐるみではありえないはずの涙が、涙目からこぼれ落ちた。
われたちの注意は、下の階でいくつかのガラスが割れる音と軋む音に気づた。
「ティラ！？」ヌグが呼びかけた。階段の方に視線を向けると、二羽とともに入ってきたカラスの頭突きで部屋の窓が割られた。
幸いなことに、ティスはすぐに泡の中に封じ込めた：
「動物が私に勝てると本気で思ったんですか？」われに尋ねた。
「いいえ、いいえ。違う！ペロットの動物だろう。今回はわれには何の関係もない！」
ティラは他の3羽のカラスが彼女の影に閉じ込められながら、階段を急いで登った。
「ヌグ、大丈夫！？」ヌグはうなずいた。「ティス、外に出た方がいい、カラスに囲まれた誰かいる。あたしはヌグと一緒に残る」
ヌグが怯えているのを見たとき、ウセイは彼女の腕から逃れようともがき、入り口まで駆け下がった。ティスは歩きながら外へティラの捕まったカラスを捕まえ、私を追ってドアを開けた。
数歩歩くと、赤い髪と紫の目をした少年が、傷ついた赤いポンチョを着て、14羽のカラスに囲まれているのが道路に見えた。むしろ、彼の髪と服は血で覆われていた。
 
「誰だお前！？誰とイタズラしてるか知らないのか！？」われは怒って尋ねた。「エネルギーになりたくないなら出て行け！」
ウセイたちに比べれば、どんな存在もエネルギーとしては取るに足らない。アリとクジラを比較するようなものだった。
頭を踏みつけられた。
「何してんの！？」われは彼女を叱責した。
「ヌグのぬいぐるみを壊すつもりか？」圧倒的な表情で答えた。
少年からの反応はなく、そのうちの5羽がわれたちに向かって突進してきた。
予想通り、ティスは5羽をバブルに捉えた。彼らは檻をつつきた。
まだ踏まれ続けていたわれ、その子が何をしていたかを見て驚いた。とても力を入れてではないが、指でティスのボールを引き裂いていた。
「あいつは普通じゃないぞ！」警告した。彼女は彼を別のバブルの中に閉じこんだ。
彼が立ち止まったように見えると、数羽のカラスが一羽ずつ彼の泡の中を通り抜け始めた。しかし、ウセイたちに向かってくるのではなく、ティスのトンネルを通って逃げていた。
重要なのは、はまった少年は諦めたようだったということ。
「不思議だ、しばらくから動いていない。喘息になったか？」われはためらった。ウセイたちが彼をただ見つめていると、彼の体は消え始めました。「ペロットの名物？少なくとも彼はいつ逃げるべきかを知っているね」
「誰だった？なぜ彼はこんなことをしたのでしょう？」恐怖を感じながら出てきたヌグが尋ねた。
「なぜ削除しなかったか！」われはティスを指差した。「明らかには危険だった！何をしていたのか見なかったか！？」
「権力を乱用して誰かを排除する…」ティスが悩んでいた。「それを何と呼んでいたか？そうだ、殺人だ！私たちが殺人者のように見えるのか？」そう提案した。
「もちろん見えるぞ！躊躇すると、愛するものを失うぞ！」とわれの経験からあいつにアドバイスした。
「なぜ外で走ったのですか？」ヌグがわれに尋ねた。
「好奇心に負けて…」われの切り株を引っ込めながら答えた。
ティスは手を伸ばして私を抱き上げ、木製の手すりに投げつけた。
「何してんの！？」あまりにもひどい虐待に腹を立てて、あいつに尋ねた。
それは泡を生み出し、ヌグのシャツを持ち上げ、ペイントが現れた。
「私たちの命はぬいぐるみにかかっている、お前の好奇心は危険だ。死にたいなら一人にしろ」
「ぬいぐるみになりたくてぬいぐるみになっているわけではないぞ！全部はコリーのせいだ！」
「そして、私たちは望んでマダニと運命を共有しているわけではない。認めろ、彼はもう存在しない」
「そう、削除してくれて嬉しかった！でも、あまりにも長い間待っていたので、あんたはウセイの仕事まで奪ったの！何のためそんなに時間が待った？…」口元を寂しげにかがんだ。
ヌグがやって来て、ウセイを抱き上げ、埃を払い、両腕を広げてわれを見つめた：
「いつも側にいてくれたんですね。私と同じことを経験した。私の人生や私の愛する人の人生を台無しにした人もいれば、私を受け入れて決して裏切らなかった人もいた。すべてを一人で抱え込んだり、少数の犯罪を全員のせいにしたりする必要はない」
「ヌグ…われはあなたを利用したばかりで…」
「大丈夫」
「われはたくさんの人を傷つけた…」
「私があなたを許せるなら、他の皆も許されるでしょう。より良い生活を見せられなくてごめんね」
これは間違いた。われの目標は最初から間違っていた。
「ヌグ、愛しているぞ」ウセイは切り株を伸ばしながら敬意を表して言った。彼女はわれを近づけて、抱き合いました。
「美しいだけど、まだ名前すら知らない」とティラは笑顔を隠しながら告白した。
「ウセイって初めてつけた名前だ。あいつらがほのめかしていることから、われは最も弱い現実です」と明らかにした。しかし、ティスは携帯電話を持ってウセイたちの前を無視していた。「聞いたかい、ティス！尊重することを学べ！」
「昨日から私の存在はぬいぐるみと同じ価値があり、今日はそれを守らなければならなかった。何か役に立つことが出来ないか？」
怒りと当惑に加えて、われには反撃するものが何もなかった。
「お前こそ何てんの！？」
「サイコパスが逃亡していると他の皆に警告していた」とティラが言われた。「問題は、あの子は誰のためにここへ来たのかということね」
われの意見では、ウセイと同じようにティスを追いかけることしか思わなかった。
…わみの体さえあれば…なぜ力が治らない…
「追いかけましょう、ティラ」ティスはポーチの階段を降りながら提案した。「彼らはヌグを守るだろう」
ヌグは反対していないようだった。しかし、わみたちが重荷であることは明らかでした。わみをぎゅっと抱き締めたとき、彼女の気持ち、その無力さに気づいた。
最愛のチオウリともう一人の金色の髪の少女を見て、すぐに元気を取り戻した。
「チ先輩！」彼女へ飛んだ。チオウリはヌグの頭を撫でた：
「中に…行こう」
入ってくると、ヌグはウセイをテーブルの上に置き去りにした。
「待って、クリスタルを集めてくるよ」とキッチンへ行った。
「お手伝い…します」
金色の髪の少女だけがウセイと一緒に椅子に座っていた。
「メガだね？」彼女の後光について聞いてみた。「あんたはわみの思い出であり、伝説であり、わみはあなたの…母親だ」わみは考え込むポーズで切り株を使って説明した。彼女は空気を吸ったり吐いたりして、わみを抱き上げて向きを変えた。「電池で動くぬいぐるみじゃないぞ！」彼女の手を打ち、テーブルの上に落ちた。
「えっと…ヌグね？このぬいぐるみはあなたが作りましたか？」緑のメガホンで尋ねた：
「はい、自分で縫いました」と確認し、掃除した。
「縫ったのは本当だ。しかし、それは重要ではないぞ！聞いてくれ！」指摘した。
「奇妙なことを経験したが、ぬいぐるみがお母だなんて言うのは笑える話です」
切り株を下げて、確かなことが言っているのは気づけた。
「言ったことは…本当です」チオウリはわれが真実を達成するのを助けてくれた。
「ティスはご存知ね？ウセイも現実であり、魂を持たない元の人間たちと一緒に暮らしていた。諸事情により、今のわみはこのハリネズミだぞ。信じてくれ、わみの体はあんたの体の4分の1のように美しいだよ」
「本当に？僕のことを汚いと言っている？…」
「いやいや！わみの４分の１あれば、あなたをこの世界の４つの驚異の１つと考えるのに十分だぞ」
メガが髪の後ろをかきむしり、幸せそうな顔をした：
「ありがとう、母様」わみの切り株を握りながら感謝の意を表した。
「待って！わみが真実を言っているのはどうして分かるよ！？」わみはチオウリを指差した。
二人とも片づけを終えて座った。
「ぬいぐるみの綿を…加工した」
驚いたと同時に怖くなって、わみは切り株を下ろした。チオウリはウセイの力を現実に制限していた。
「チオウリ、あんたは人間だ」わみは彼女に近づき、彼女の胸に飛びつきた。「生きてくれて感謝だぜ」
わみの視線が偶然メガと合った。ぽっかりと口を開いていた：
「魂を持った人間？…」ささやきながらためらった。チオウリも彼女を見た。
「ティスは彼女がフィリアの娘で、あなたもその人間から現れたと教えたけど？」
「フィリアも…言われた」チオウリは確認した。「メガのことは…知らなかったが…」
まだ口が大きく開いたまま、彼女の頬は涙で覆われ、4番目の彼女の顔は、言いにくい笑顔を表現したがっていた。立ち上がって、シャツの胸元ともう一方の手を閉じた拳で握り、まるでありもしないテーブルにぶつかろうとしているかのようにした。
メガはもうためらうことなく、わみの隣でチオウリをしっかりと抱きしめた。ウセイたち3人は、わみが愛した人間に最も近かった存在達。
「あんたらなら信頼できる気がするぞ」とわみは感傷的に告白し、彼女の胸を押しながらテーブルに戻った。切り株で鼻を引っ掻いてしまいました。「ヌグはもうなったけど、あんたらもわみの召使いになることも許可するぞ」とわみは自信を持って申し出ました。一緒に皆の魂を根絶しよう」
「え？…」三人は無表情でわみを見つめながら言った。
「あんた達にわみの召使になっていただくことを申し出ます」と繰り返した。「フィリアもなっても構わない。すべてを削除するのではなく、悪い魂だけを削除しましょう。それもあなたが一度言ったことでしょう？ヌグ」