…恐れるのは正しいか？

２巻

ラストの欠片・ごめん

大魔王が仕事を終えると、帰った。3人を屋台の前の広場につれていた。バックで楽しんでいる観客の姿は圧巻でした。バックで楽しんでいる観客の音は圧巻でした。
風はゆっくりと吹き、雲は霧雨を予感させていた。
ティラは、注目を浴びないように私の影に隠れていた。
小屋の大きさは20平方メートル、屋根は片流れで、洗練された金属製だった。そして、入り口上部には、シャッター付きの横長の窓。
チ先輩は私についてきて、繊細なポーチの庇にあるセメントの床の上でドアをノックした。
ベルがないのでドアをノックすると、彼はすぐにドアを半開きにした:
「ようこそ、何かご用ですか、ヌグさん？」
「ユタさん、アを開放してください」私は要求した。
「…誰か助けて…もう無理…」彼女をどこかで聞いていた。
「ア！大丈夫か！？すぐに行く！」そう言って、ユタの横を通り抜け、ドアを押した。
チ先輩が折れ、彼の手に足かせた。
すぐに、背景のソファに横たわる彼女の姿を目に焼き付け、彼女の状態に驚いた。頬を膨らませ、口にはクリームを詰め込み、目の前にはお菓子が山積みにされた木のテーブル。
「…ヌグ、助けて…」
「どうぞお寛ぎください、わし達の迷いを解決しよう」彼は、左側のデスクチェアに座って、そう申し出た。
机の上には書類が積み上げられ、近くには書類棚がいくつもあった。
「アに…何をしたの？…」とチ先輩が聞いた。
「ご飯をあげた、こうなるとは長く待っていた。この冷たい足かせは、お世辞になる物ですね、エネルギーを制限しているでしょう？外してもいいか？」チ先輩に見せると、彼女は黙って見ていた。「別に」
「なぜ今になって？何で今まで何も言わなかったの？」私が、今まで隠していたことが悲しかった。
静かに、熱いマグカップを2つ入れて渡してくれ、手のひらで「アのところに座ってください」のように誘ってた。
「母親、元神の出来事です」と、コーヒーを握りしめながら言った。「同じような状況になったときだけ、彼女に頼ればいいと言ったのは彼女だった。ティスは自由でしょう？」と聞いていながら、私たちを見ていた。
「うん」頷いた。「でも、誰にも傷つくつもりがない」
「なぜそう思うか？誰が彼女を開放したの？何で君たちと居た？それから、ジルちゃん、何を見たか？」
「その前に、あなたは本当に誰なのか教えてください」嘘はやめてほしいとお願いした。
「わしはユタです、」と、カップを置きながら自己紹介をした。「夢です。人によると、時間です。またはパークマネージャー。好きなだけ食べていいよ」と、お菓子の向こうにある私の視線に気づいて、笑顔で言ってくれた。
「夢と時間が何か関係あるの？」
「本当に…簡単で教えてくれる？」チ先輩は彼の言葉を疑っていた。
「情報公開を控えた方が良いですか？ジルちゃんのことが何を思っているですか？寝ているのか、起きているのか？」
「…起きている…」アが、まだ苦しんでいる間で、確認しました。
「今を見ているのか、未来を見ているのか？」
「なぞなぞはまたの機会に」次から次へと菓子を味わいながら、むかついた。
「夢は唯一、時間を旅し、ひいては破片を再生する。ジルちゃんと、わし達が最悪の未来を回避したいと思っていた。4人の中で一番恐ろしいのはティスです」
「…もっと居るか？あんたらは何者だ？」と、アが尋ねた。
「いい質問ですね、ジルちゃん。所有権が誕生した後にそれぞれ生まれた。ティスは存在として、と最も危険な存在。最後には、ウナが距離です、わしとネクサスを作った」
「もう一人について何かご存知？」私が聞いた。
「もう一人？…ぁ…危険な存在ではなく、肉体を持たないのではと推測しています」
「元神と言った…その人とどうなった？」と、チ先輩が口を挟んだ。
「彼女がティスを凍らせて封じ込めた時にエネルギーを供給していた。当時、わし達は魂のない存在に疑いを持ち、未知のものを偶像化していた。すでに妊娠していた彼女は、人間を根絶やしにするために、魂を作り出した。ウナとわしは、確認されていないので反対した、わしたちが探していた間、彼女自身で行動した、ティスのせいで怖くなった。終わると、一人が彼女の体をひったくった」
コリーから聞いていたから、驚きはしなかった。
「…たしと何がおこったか？」
「彼らが帰ってくる前に、その思いは募った。任せる人が見つかるまで面倒見てた」
「…なぜ君らから育ててくれなかった？」
「思い切って踏み込んだ場所が悪質ばかりで、そう思えないかもしれないが、わしたちはあなたの幸せを願った。たとえわしたちの存在を知らなくても、わしが時々で監視していた」
彼は本当のことを言ったのだ。コリーの娘のことが知られていたら、その時が彼女は無事では済まなかったかも知れない。
「あんたらの目標…何？」と、チ先輩はまだ信じられなくてようで質問した。
「あなた達と同じ目的」と、彼が笑った。「守りたい」
「どんな…動機で？」
彼女の問いかけの後、誰かがドアをノックし、ユタさんがドアを開けた:
「ナスちゃん、なぜ、この現実を守りたいか？」
濡れた透明の傘を差した女性の肩に座り、レバーのような三つ編みを掴んでいる子供だった。
「楽しいから決まっている！」妄想を楽しみながら、そう答えた。
黒い茎が左右対称の距離にある長髪の金髪で、左側に少し髪が盛り上がり、前髪の三つ編みは金色のストライプが入った小さな黒いボールに納まっていた。黄色で縁取られた広い襟の赤い巾着型のスウェットを着ていた、そして、ヒヨコが出てくるプリントが施された白いカンガルーポケット。ブルージーンズに茶色のくつも着ていた。
彼女は緊張して私を指さし、女性の三つ編みを下ろすと、降りて歩いてきた:
「ナスのスイーツ！何してるんだ、この泥棒！？」1つ手に取ると、むしゃむしゃと食べ始めた。
「みんなのだから、好きに食べて」ユタさんはそう主張した。

少女は意味不明なことをつぶやいた。時間を無駄せずに、私も好きなデザートを早く食べた。
「彼女らは何者か？」アは力んで目を半開きにした。
「多動なのがナスちゃんで、彼女がスマです。教えてジルちゃん、彼女らに何が見えるの？」
「…不完全である…と思う」
「すごい」須磨が言及した。ユタも同意見だった。「やっと、見つけられないかな？」
「難しいね、曖昧なままだから」
「…すごいって何が？」
「失礼しました。当方は距離です」須磨が明かした。
「ひりない！？」誰にも理解されないまま、口ごもりながら聞いた。
「もう無理…」と、3枚目を食べて腹ばいになったナスが訴えてきた。
チ先輩は祈って、寒いナプキンを作り、私の唇を拭いてくれた。
「一人の人じゃない！？」と繰り返すと、ユタさんとスマさんが微笑んだ。
「ウナは、皆の結合です」スマさんが説明していた。「その分離が、ナス、ス、ラスです、カオスの形成。ラスとスが一緒になると、わたくしが出ます。ラスとナスと、レスタ。そして最後に、ナスとスから、ネウトラです」
チ先輩は痛そうのように額に手を当てていた。
「…なるほど」と、いつもように舌をペロペロと出しながら納得のいかない様子で頷いた。
「ミルクが有りますか？」私はカップを差し出しながら、喉の渇きを訴えた。
「頭がクラクラする…何も分からない」ナス自身は、めまいを覚えながら言った。
「…ヌグの腹が一番びっくりでしょう」私が恥ずかしながら、こう付け加えた。「褒めてない、お腹が出るよ」
「お・お菓子は太らない…」尻尾で隠しながら、念を押した。
「お待たせした」ユタさんがミルクを持ってきてくれた。
「…あるか！？…」
「ありがとう」飲んで表現した。「美味しい！！」
「ヌグ…ここにいる理由…覚えている？」
チ先輩を聞いてから、反応した:
「ユタさん！あ・あんたの策略は私には通用しない！」
「…パンケーキを落としてから言え」
「なんて美しい友情」と、スマさんは嬉しそうで言った。
「あなたたちの質問に答えたので、今度はわしの質問に答えてください。何でティスには良心がある？」
「コリーが自分の存在と引き換えに、与えた」私が彼に言われたことを思い出しながら答えた。
「コリーさん？あなたの家に泊まっていた少年か？なぜ彼が？」
「彼の話すること…やめないか？」チ先輩が中断した。
「なるほど。ジルちゃん、ティスに何を見たか？」
「…まるで、みんなを一つにする液体のような気がした…」
「突然で失礼しますが、ジルさんの予測はどの程度信頼できられる？」とスマさんが質問した。「もし明日もう一度見たら、変わるの？」
「…50％くらいかな？…前兆とまでは言えないが、咄嗟に直感して当てる感じ…普段はバラつきがなく、たまに当たり前のことや無理なことがあったり、結局は無視してしまう」
「不可能だと思うことは、何かな？」ユタさんが彼女に聞かれた。
「…一度だけ、ヌグを母だと気がした」私たちの沈黙を聞いて、照れくさそうにこう言った:「だから無視する！！誰か寝てる間に埋めてくれ！」
「質問を変えます:今、皆のわしたちに何が見える？」と、猫背でマグカップを両手で持ちながら聞いた。
「無理する必要はない、ア」私は、自分がどれほど疲れてしまうかを知っていて警告した。
「…ありがとう、ヌグ、問題がない。ユタさんが誰か探している気がする。チオウリは自分に恐れている。ヌグはまだお腹が空いた」
「正解の方は手を挙げて」とユタさんが願うと、3人も上げた。
「…ヌグのは当たり前だったけど。テーブルいっぱいのお菓子が、今では4分の1しか残っていないじゃないか！」
「だ・だって、久しぶりに食ってないから…」
「予測可能なものとおしゃったが、どれを除外した？」ユタさんは言い張った。
「ユタさんは居住可能なコロッサルで、チオウリは怪獣に食われる」
「私は？」自分が含まれていないから、聞いた。
「…ヌグは…牛乳があまり好きでない」
「馬鹿な、牛乳が大好きだから！」イライラしながら答えた。
「…誰も疑わなかったよ、ハハハ」
「猫に牛乳の飲みすぎはよくないのでは？」と、スマさんが悩んだ。
「動物の家畜だけ」ユタさんが説明した。「もう1つ聞かせてくれるかな？」
「…今日で最後、もう限界だから…ユタが男子のハーレムを望んでいる。チオウリは鈴を持っている。ヌグは夢で未来を見た」
「キヒヒ、可笑しいな」寝転んでいたナスさんは嘲笑した。
「ユタってそんな妄想をしていたとは」と、スマさんは笑顔でからかった。
「だから捨てたでしょう」彼が言った。
「…ヌグ、チオウリ？」私たちが半身不随になったのを見て、声をかけてきた。
「私たちを眠らせたとき…ヌグは…夢を見た」
「どんな夢を見た？」とユタから尋ねた。「すべてが満たされているわけではないから」
「みんないなくなり、誰かが『探さないで』と願った」と、私が説明した。
「その人の顔を見たの？何か手がかりになりそうなものは？」と、スマさんは即座に尋ねた。
「答えるな、ヌグ！」ユタさんが叫んだ。あまりの真剣さに私が身の毛がよだつになった。「ジルちゃんが当たっていても、わし達が知らないの法が迎えない未来かも知れない。十分な手がかりになるのでは？」
「そうだよね、ごめんな、ヌグちゃん」
「い・いいえ、大丈夫。本当のことを言うと、この数ヶ月、私は憂鬱で、不眠症になっていまして」
チ先輩はソファーに預けていた私の手を握った。
「…みんな落ち着きがなかった。ごめんね、ヌグ…」
ユタが手を叩いて、私たちの注意を引きつけた:
「よし、以上です。これからは日常に戻ってください。ジルちゃん、もっと家族でおしゃべりしたいから、また電話するね」
「…電話？それとも誘拐か？」
「好きなように」微笑んだ。
「また別の日にお会いしたい」スマさんは別れを告げた。
「結局、余計な心配をすることになった」私は体の力を抜いて伝えた。
「そうみたい…帰ろ」チ先輩は私の頭を撫でながらそう言うと、アを担いで、去るために私たちは立ち上がった。
「まって、ヌグ、これを受け取ってください」ユタさんが呼び止め、菓子の箱をくれた。「ご迷惑をおかけした」
「ありがとう、ユタさん！帰ってきたらすぐに食べます！」
「…君ってどれくらい食べるつもりか？」
「こ・怖いとお腹が空きますよ、本当にアのことを気にしていたんだよ！」
「…いなくなってからすぐに探してくれてありがとう。ヌグ、愛してる」
「私も、他の皆にも同じように心配するから」嬉しそうにばらした。「またね、ユタさん」
帰り際、私の影からティラが出て、二人とも嘘をついていないことを確認した。
帰宅後、ティスに事の次第を話した。その後、女神は彼女に自分の携帯を持たせ、裕太やウナと議論を交わさせた。
平和は戻っていた。脅威は私たちの不安の産物だった。
結局、ラミアはティスから事情を聞くことになった。ティラと大魔王は頻繁に顔を合わせていた。チ先輩は母親ともっと知り合って、二人が遊びに行くことが多くなった。そして、アはユタさんと良く時間が過ごした。
ティラとティスは同じベッドで寝ていて、私は二人に抱かれて真ん中で休んでいた。2週間後、夜中に体が熱くなって目が覚めた。
「何処に行く？」星のポーズで寝ているティスの手を握りながら、ティラが私に尋ねた。
「トイレに、すぐに戻る」胸がチクッとしていた。
体を掻きむしりながら1階に降り、トイレの電気をつけ、洗面台で顔をさっぱりした。何度やっても目が覚めなかった。
鏡で自分の姿を見ると、悪魔がいた。赤い髪と赤い目をした私が映し出された。
「ごめんね…一度でも感謝したかったな…」