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新たな基地を
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腐った兄を捕虜にして半年ほど過ぎたその日。
俺たちは、男爵家と伯爵領を繋ぐ主要路から少しだけ外れた丘の上にいた。
「報告します! 見張り台の設置、完了いたしました!!」
「了解。ミルト隊長と合流して、俺も現場に向かうよ」
「わかりました。見張り台にてお待ちしております」
最初に引き入れた新兵――レンくんが敬礼をして、ホムンクルスと寄り添うように離れていく
その周囲では、孤児院の子供たちがホムンクルスと共に、家の建築に励んでいる。
「えーっと、親方! この木材、ここに設置してしまってもいいですか?」
「おう! いまは簡易の場所決めだ。坊主の好きに設置しな」
「はい! ありがとうございます!!」
建築の指示は領都から連れてきた大工たちだが、大部分は子供たちとホムンクルスによるもの。
動きも日に日によくなり、今では子供たちとホムンクルスだけで家を建てているような場所もあった。
「キュア! キュア! キュア!」
「うん、いい感じだよ! もうあと20センチだけ掘ってくれる?」
「キュァ!!」
子供たちが細かな支持を出して、ホムンクルスたちがメインで動く。
木々の伐採や運搬、丸太や板への加工。
周囲を覆う巨大な柵や門、見張り台に俺たちが住むことになる家などなど……
何をしているのかといえば、俺たち新設部隊の本拠地づくりだ。
「副隊長! 裏門の設置、ならびに開閉の動作確認が終了しました!」
「あー、うん。了解、堀の方は? 順調?」
「はい! 空堀にするかお水を入れるか、その相談にも来ました」
「……わかったよ。見張り台の確認が済んだ後で、そっちにも顔をだすね」
先にも述べた通り、ここは男爵家と伯爵領を繋ぐ主要道路の傍。
伯爵家の進軍をいち早く知れる場所であり、丘から見下ろす形で矢を打ち込める立地にある。
ゆえに
“伯爵家に対する過剰な防衛施設で、敵対の意思あり”
そう言われても仕方のない場所だが、俺達には腐った兄を捕虜にした一件がある。
王家に内緒でアイツを返却する代わりに、この場所に軍事施設を作る権利を要求。
多くの食料や資材と共に、建築する権利を勝ち取った。
「伯爵家にしてみれば、『侵略時に多少の面倒が増えたな』くらいの認識なんだろうけどな」
長男やルン兄さんが詰めている2つの砦の中間にあって、互いの連携がとりやすい場所。
そのうえ、俺達にはホムンクルスを使った独自の連絡手段がある。
いろいろと駆使すれば、相応に使える施設になるはずだ。
「いずれはここも砦になり、最終的には城下町も出来るかもな」
領都へのアクセスはもちろん、男爵領にある村々への利便性もいい。
戦況が落ち着きさえすれば、旅の休憩地や運搬の要所として活躍できるだろう
とは言え、今は活動拠点を作り始めたばかり。
ゴブリンを倒して丘を占拠し、見通しを良くしただけの状態なのだが、
「ここに来て1か月だとは、到底思えない進捗だよな……」
俺の目に映るのは、周囲を覆う立派な柵と馬車が余裕ですれ違える門。
距離の関係で見えないが、大人3人分の深さを有した堀も作られているはずだ。
完成した詰所は10を超え、道を見下ろせる場所には、完成したばかりの見張り台が鎮座してる。
「本当に、どうしてこうなったんだか」
本拠地の設置にあたり、俺たちの新設部隊は多くの兵を受け入れた。
俺とミルト、レンくんをはじめとした子供たちを含めて7人。
それが今では、50人を超える大所帯になっている。
「とは言っても、全員が孤児院の子供たちなんだけどな」
村の孤児も集めて数は増えたが、到底戦力にはなりそうにない者ばかり。
半ば、兵の訓練校のような状態だ。
「無理をせず、ゆっくりやろう。そう命令したはずなんが……」
予想外の結果が、目の前に広がっている。
小さな山城と言われても疑問を持たないレベルだ。
そう思っていると、本部として使っている詰所からミルトが顔を覗かせた。
「えっとえっと、進捗がすごく早いのは、フェドナくんの力が異常だから、だよ?」
どうやら、独り言を聞かれたらしい。
ミルトにも報告が行っていたらしく、並んで見張り台に向かう。
その道中でも、たくさんの子供たちとホムンクルスが働いていた。
「重たい物を簡単に運べて、疲れ知らず。そんな力持ちさんが、みんなの5倍くらい居るんだよ?」
「……いや、まあ、そうなんだけどさ」
この半年で、俺が作ったホムンクルスは200体を超えた。
そのほとんどがこの場所で、何らかの作業にかかわっている。
「お姉ちゃんである私が思っていた何倍も速いもん。本当にびっくりだよ」
戦姫スキル持ちのミルトが見ても、異常な光景らしい。
築城なんて、それこそ戦姫の専門だろう。
直視しないように心がけていたけど、やっぱりチートスキルっぽいよな。
「こうしてる間にも、みんなで魔物を狩ってくれているんだよね?」
「手分けして安全を確保してほしいってお願いしてあるからな」
ここにいないホムンクルスは、兄たちがいる砦や領都、各村に派遣してある。
自分たちで索敵はしないが、報告が上がり次第、全員が協力して討伐に向かってもらう。
男爵様やルン兄さんたちとも協議して、そんな体制を整えてある。
「それで、また数が増えて、レベルが上がって、小太刀も強くなるんでしょ?」
「……そうなるね」
ホムンクルスの数は、いまだに上限が見えない。
最初に呼び出した20体は、全員がレベル2になり、小太刀も相当数の魔力を吸っている。
「フェドナくんがその気になったら、みんなだけで伯爵家に勝てるかも、ってお姉ちゃんは思うよ?」
「いやいや、それはさすがにないでしょ」
強くなり、200体を超えたとは言っても、相手は巨大な戦力を誇る伯爵家だ。
兵の数は二桁以上違うし、こちらが扱えるのは攻撃範囲の短い小太刀だけだ。
「魔法どころか、遠距離からの攻撃をされたらどうしようもないからね」
だけど、いずれは……
そんな話をしながら出来たばかりの見張り台に上る。
眼下に広がるのは、あの腐った兄が侵入し、男爵暗殺を企てた場所。
男爵家が何代にも渡り、整備してきた主要道路がはっきりと見える。
「お待ちしておりました。準備は整っています」
「了解した。では、はじめてくれ」
俺とミルトが見守る中で、レン伍長が備え付けられた鐘を鳴らす。
カンカンカンと基地内に音が響き、周囲が慌ただしく動き始めた。
『訓練を始める! 目標、A地点!! 速やかに攻撃をはじめよ!!!!』
建築に携わっていた子供たちが手を止め、道が見る方に集まりだす。
そんな子供たちを先導するように、ホムンクルスたちが駆け抜けた。
『装填!!』
見張り台からの掛け声を受け、子供たちが弓を引いた。
その前方では、何体ものホムンクルスが巨大な丸太を持ちあげ、道に向けて投げ下ろす。
「「「キュア!!!!」」」
勢いよく投げられた何本もの丸太が丘を転がり、眼下の道を塞いだ。
丸太同時がぶつかり合い、無秩序に道に転がる。
大きな荷馬車がすれ違えるほど整備されていた道が、一瞬で使えなくなった。
『放て!!!!』
子供たちの手から矢が離れ、放物線を描いて落ちていく。
そのほとんどが、丸太に占拠された道に突き刺さった。
『次点、用意!!』
集合に遅れた子供たちも加わり、2本目の準備が整う。
掛け声とともに一斉に放たれ、敵がいるであろう場所に、矢の雨を降らせる。
「これなら、いつでも伯爵家の足止めができそうだな」
どうにか作り上げた現状を見下ろして、俺は安堵の笑みを浮かべて見せた。
俺たちは、男爵家と伯爵領を繋ぐ主要路から少しだけ外れた丘の上にいた。
「報告します! 見張り台の設置、完了いたしました!!」
「了解。ミルト隊長と合流して、俺も現場に向かうよ」
「わかりました。見張り台にてお待ちしております」
最初に引き入れた新兵――レンくんが敬礼をして、ホムンクルスと寄り添うように離れていく
その周囲では、孤児院の子供たちがホムンクルスと共に、家の建築に励んでいる。
「えーっと、親方! この木材、ここに設置してしまってもいいですか?」
「おう! いまは簡易の場所決めだ。坊主の好きに設置しな」
「はい! ありがとうございます!!」
建築の指示は領都から連れてきた大工たちだが、大部分は子供たちとホムンクルスによるもの。
動きも日に日によくなり、今では子供たちとホムンクルスだけで家を建てているような場所もあった。
「キュア! キュア! キュア!」
「うん、いい感じだよ! もうあと20センチだけ掘ってくれる?」
「キュァ!!」
子供たちが細かな支持を出して、ホムンクルスたちがメインで動く。
木々の伐採や運搬、丸太や板への加工。
周囲を覆う巨大な柵や門、見張り台に俺たちが住むことになる家などなど……
何をしているのかといえば、俺たち新設部隊の本拠地づくりだ。
「副隊長! 裏門の設置、ならびに開閉の動作確認が終了しました!」
「あー、うん。了解、堀の方は? 順調?」
「はい! 空堀にするかお水を入れるか、その相談にも来ました」
「……わかったよ。見張り台の確認が済んだ後で、そっちにも顔をだすね」
先にも述べた通り、ここは男爵家と伯爵領を繋ぐ主要道路の傍。
伯爵家の進軍をいち早く知れる場所であり、丘から見下ろす形で矢を打ち込める立地にある。
ゆえに
“伯爵家に対する過剰な防衛施設で、敵対の意思あり”
そう言われても仕方のない場所だが、俺達には腐った兄を捕虜にした一件がある。
王家に内緒でアイツを返却する代わりに、この場所に軍事施設を作る権利を要求。
多くの食料や資材と共に、建築する権利を勝ち取った。
「伯爵家にしてみれば、『侵略時に多少の面倒が増えたな』くらいの認識なんだろうけどな」
長男やルン兄さんが詰めている2つの砦の中間にあって、互いの連携がとりやすい場所。
そのうえ、俺達にはホムンクルスを使った独自の連絡手段がある。
いろいろと駆使すれば、相応に使える施設になるはずだ。
「いずれはここも砦になり、最終的には城下町も出来るかもな」
領都へのアクセスはもちろん、男爵領にある村々への利便性もいい。
戦況が落ち着きさえすれば、旅の休憩地や運搬の要所として活躍できるだろう
とは言え、今は活動拠点を作り始めたばかり。
ゴブリンを倒して丘を占拠し、見通しを良くしただけの状態なのだが、
「ここに来て1か月だとは、到底思えない進捗だよな……」
俺の目に映るのは、周囲を覆う立派な柵と馬車が余裕ですれ違える門。
距離の関係で見えないが、大人3人分の深さを有した堀も作られているはずだ。
完成した詰所は10を超え、道を見下ろせる場所には、完成したばかりの見張り台が鎮座してる。
「本当に、どうしてこうなったんだか」
本拠地の設置にあたり、俺たちの新設部隊は多くの兵を受け入れた。
俺とミルト、レンくんをはじめとした子供たちを含めて7人。
それが今では、50人を超える大所帯になっている。
「とは言っても、全員が孤児院の子供たちなんだけどな」
村の孤児も集めて数は増えたが、到底戦力にはなりそうにない者ばかり。
半ば、兵の訓練校のような状態だ。
「無理をせず、ゆっくりやろう。そう命令したはずなんが……」
予想外の結果が、目の前に広がっている。
小さな山城と言われても疑問を持たないレベルだ。
そう思っていると、本部として使っている詰所からミルトが顔を覗かせた。
「えっとえっと、進捗がすごく早いのは、フェドナくんの力が異常だから、だよ?」
どうやら、独り言を聞かれたらしい。
ミルトにも報告が行っていたらしく、並んで見張り台に向かう。
その道中でも、たくさんの子供たちとホムンクルスが働いていた。
「重たい物を簡単に運べて、疲れ知らず。そんな力持ちさんが、みんなの5倍くらい居るんだよ?」
「……いや、まあ、そうなんだけどさ」
この半年で、俺が作ったホムンクルスは200体を超えた。
そのほとんどがこの場所で、何らかの作業にかかわっている。
「お姉ちゃんである私が思っていた何倍も速いもん。本当にびっくりだよ」
戦姫スキル持ちのミルトが見ても、異常な光景らしい。
築城なんて、それこそ戦姫の専門だろう。
直視しないように心がけていたけど、やっぱりチートスキルっぽいよな。
「こうしてる間にも、みんなで魔物を狩ってくれているんだよね?」
「手分けして安全を確保してほしいってお願いしてあるからな」
ここにいないホムンクルスは、兄たちがいる砦や領都、各村に派遣してある。
自分たちで索敵はしないが、報告が上がり次第、全員が協力して討伐に向かってもらう。
男爵様やルン兄さんたちとも協議して、そんな体制を整えてある。
「それで、また数が増えて、レベルが上がって、小太刀も強くなるんでしょ?」
「……そうなるね」
ホムンクルスの数は、いまだに上限が見えない。
最初に呼び出した20体は、全員がレベル2になり、小太刀も相当数の魔力を吸っている。
「フェドナくんがその気になったら、みんなだけで伯爵家に勝てるかも、ってお姉ちゃんは思うよ?」
「いやいや、それはさすがにないでしょ」
強くなり、200体を超えたとは言っても、相手は巨大な戦力を誇る伯爵家だ。
兵の数は二桁以上違うし、こちらが扱えるのは攻撃範囲の短い小太刀だけだ。
「魔法どころか、遠距離からの攻撃をされたらどうしようもないからね」
だけど、いずれは……
そんな話をしながら出来たばかりの見張り台に上る。
眼下に広がるのは、あの腐った兄が侵入し、男爵暗殺を企てた場所。
男爵家が何代にも渡り、整備してきた主要道路がはっきりと見える。
「お待ちしておりました。準備は整っています」
「了解した。では、はじめてくれ」
俺とミルトが見守る中で、レン伍長が備え付けられた鐘を鳴らす。
カンカンカンと基地内に音が響き、周囲が慌ただしく動き始めた。
『訓練を始める! 目標、A地点!! 速やかに攻撃をはじめよ!!!!』
建築に携わっていた子供たちが手を止め、道が見る方に集まりだす。
そんな子供たちを先導するように、ホムンクルスたちが駆け抜けた。
『装填!!』
見張り台からの掛け声を受け、子供たちが弓を引いた。
その前方では、何体ものホムンクルスが巨大な丸太を持ちあげ、道に向けて投げ下ろす。
「「「キュア!!!!」」」
勢いよく投げられた何本もの丸太が丘を転がり、眼下の道を塞いだ。
丸太同時がぶつかり合い、無秩序に道に転がる。
大きな荷馬車がすれ違えるほど整備されていた道が、一瞬で使えなくなった。
『放て!!!!』
子供たちの手から矢が離れ、放物線を描いて落ちていく。
そのほとんどが、丸太に占拠された道に突き刺さった。
『次点、用意!!』
集合に遅れた子供たちも加わり、2本目の準備が整う。
掛け声とともに一斉に放たれ、敵がいるであろう場所に、矢の雨を降らせる。
「これなら、いつでも伯爵家の足止めができそうだな」
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