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48 初任務のお祭り 3
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「机の引き出しから、紙と封筒、押印を持ってきてくれるか? 出来れば、誰にも見つからないように」
「きゅ? キュア!!」
ビシッと敬礼の真似事をしたホムンクルスが、窓から飛び出していく。
薄暗い路地裏に隠れるように、男爵家に向けて駆け出してくれた。
そんなホムンクルスを見送り、俺は改めて二人に目を向けた。
「レン伍長。領都を守る兵の配置はどうなっている?」
「治安維持に必要な者だけを残し、全員が男爵様の援軍に出ております」
「そうだよな」
俺の認識と相違ないし、そう指示を出したのは俺とミルトだ。
現在、この領都に残っている兵は、俺たちと門を守る者くらい。
治安維持のために、退役兵や領民の手を借りている。
「だから、街中で騒ぎを起こしても、すぐに助けは来ない」
あの腐った兄の狙いはそこだろう。
領都の守りを薄くして、自分の手で俺を殺しに来たわけだ。
分厚い本をぎゅっと握りしめたミルトが、申し訳なさそうに手を上げる。
「えっと、でも、ホムンクルスさんたちに、援軍を呼び戻してもらえば、きっと間に合って……」
「うん。俺たちや領都の安全は守れる」
その予定で、緊急召集した兵を援軍として送り出した。
ミルトが言うように、俺たちがいる領都でなにか問題が起きれば、援軍を呼び戻す。
そんな予定だった。
「でも、それをすると男爵様が危なくなった」
「……????」
不思議そうな顔をしたミルトが、コテリと首をかしげる。
視線を天井に向けながら、
「でも、お父様の救助には、お兄様たちも向かって――」
そう言いかけて、ハッと目を見開いた。
「お兄様たちも、危ない……⁉」
「うん。俺が知る伯爵家なら、アイツを囮にして、ルン兄さんたちを狙う」
憶測でしかないが、本件の発端はあの腐った兄だと思う。
俺に仕返しがしたくて、周囲の者に作戦を考えさせた。
そうしてそれが伯爵の耳に届き、伯爵家に都合のいい作戦が献上された。
「別働隊が男爵様を狙い、手薄になったこの街で好きに暴れる」
面白い作戦で、成功すると思ったんだろう。
そうしてアイツは、俺たちがいるこの領都に潜入してきた。
「成功すれば良し。失敗したり、暗殺をとめようとして、ルン兄さんたちが戦力を動かしたら?」
「……砦の守りが薄くなって、お兄様たちが狙われる」
「うん。それが伯爵家の動きだと思う」
アイツが俺を狙い、別働隊が男爵の暗殺を企てる。
その計画を止めようとすると、砦を守る兄たちを伯爵家の腕利きが狙う。
「命は使い捨てだから、どれか1つでも成功したらいい。すべてが囮で本命なんだ」
「……それは、次期伯爵さまの命も……?」
「もちろん。あの家は、そんな場所だからね」
なにせ、子供部屋を爆発する結界で覆うような家だ。
全員が自分の利益だけを見ていて、蹴落とすことしか考えていない。
「それこそ憶測の域を出ないけど、潜入してきたアイツは、伯爵の策に乗せられていると知ってるんじゃないかな」
「……へ?」
「伯爵家には裏切り者しかいないんだ。だから、伯爵の策をアイツに教えた者もいるはずだよ」
すべてを知った上で、アイツはこの街に乗り込んできた。
だから、男爵を狙う別動隊はアイツにとっても本命。
男爵の命を奪い、我が領地を混乱させる気なのは間違いない。
「アイツは、暗殺を成功させて、自分の手で俺を叩き潰す。そのうえで、すべてを手に入れたいんだと思う」
「……すべて?」
「うん。この世のすべてを、かな」
手始めに、俺とミルトを捕虜にする。
この領都を手中に収めて、男爵家を乗っ取るつもりだろう。
「伯爵とは別に、アイツも自分の手下がいる。混乱が大きくなればなるほど、乗っ取りやすくなる」
そうして乗っ取って、伯爵家と対立するつもりだろう。
「“ 悪事を働き続けた父を成敗する! そのために我は立ち上がった! ” そう言えば、敵対貴族の援軍も望めるからね」
内部告発の資料を準備して、王家に報告。
伯爵家討伐軍のトップとして君臨し、邪魔な父や兄弟、婦人たちを処刑する。
「そうすれば、邪魔者はいなくなる。早くて数年で、自分が伯爵家の当主だよ」
「……爵位を譲られるまで、待ちたくない」
「そういうこと。自分の敵になりそうな親戚も、一掃できるからね」
「……」
理屈ではわかるけど、理解できない。
ミルトもレン伍長も、そんな顔をしている。
そんな2人に向けて、俺は首を横に振って見せた。
「もちろん、これはあくまで推測。俺の妄想みたいなものだよ」
だけど、腐った兄や父の人柄を加味して出した推測だ。
大きくはずれているとも思えない。
「そんな妄想を現実にしない方法は、我が領地の戦力を減らさない。それに尽きるんだ」
領都を奪われず、伯爵家を牽制出来るだけの戦力を持ち続ける。
伯爵家に攻められても、籠城し、王家の援軍を待てるだけの力を保ち続ける。
そうすれば、敵は安易に攻められない。
「だから、今後のことを考えると、男爵様の援軍に出した兵を呼び戻すことは出来ないんだ」
師匠をはじめとした腕利きばかりとは言え、男爵の同行者は多くない。
数の多い別働隊に襲われれば、援軍を待つ戦いになり、負傷者も多くなる。
だけど、このまま援軍を進めれば、大群が敵を包囲する形になる。
戦わずに敵を捕虜にすることも可能だ。
「彼らには無傷でいて、今後も伯爵家を睨んでいて欲しいからね」
援軍は戻さず。
ルン兄さんたちにも頼らない。
「きゅあ」
「お帰り。おつかい、ありがとうな」
ホムンクルスから紙を受け取り、机に広げる。
ペンと押印をミルトに渡して、優しく微笑んだ。
「ここは俺たちの場所で、地の利はこっちにあるからね」
ミルトが生まれ育った場所で、知り合いばかりがいる街だ。
それに、
「今の俺なら、あの腐った兄を正面から叩き潰せる。そう思うんだ」
俺にとっても、リベンジ・マッチ。
無力を嘆き、欺いて逃げる事しか出来なかった、あの頃とは違う。
「だから、みんなの力を貸して欲しい」
そう言って、深く頭を下げる。
ミルトが俺の手に優しく触れて、両手でゆっくりと包み込んでくれた。
「きゅ? キュア!!」
ビシッと敬礼の真似事をしたホムンクルスが、窓から飛び出していく。
薄暗い路地裏に隠れるように、男爵家に向けて駆け出してくれた。
そんなホムンクルスを見送り、俺は改めて二人に目を向けた。
「レン伍長。領都を守る兵の配置はどうなっている?」
「治安維持に必要な者だけを残し、全員が男爵様の援軍に出ております」
「そうだよな」
俺の認識と相違ないし、そう指示を出したのは俺とミルトだ。
現在、この領都に残っている兵は、俺たちと門を守る者くらい。
治安維持のために、退役兵や領民の手を借りている。
「だから、街中で騒ぎを起こしても、すぐに助けは来ない」
あの腐った兄の狙いはそこだろう。
領都の守りを薄くして、自分の手で俺を殺しに来たわけだ。
分厚い本をぎゅっと握りしめたミルトが、申し訳なさそうに手を上げる。
「えっと、でも、ホムンクルスさんたちに、援軍を呼び戻してもらえば、きっと間に合って……」
「うん。俺たちや領都の安全は守れる」
その予定で、緊急召集した兵を援軍として送り出した。
ミルトが言うように、俺たちがいる領都でなにか問題が起きれば、援軍を呼び戻す。
そんな予定だった。
「でも、それをすると男爵様が危なくなった」
「……????」
不思議そうな顔をしたミルトが、コテリと首をかしげる。
視線を天井に向けながら、
「でも、お父様の救助には、お兄様たちも向かって――」
そう言いかけて、ハッと目を見開いた。
「お兄様たちも、危ない……⁉」
「うん。俺が知る伯爵家なら、アイツを囮にして、ルン兄さんたちを狙う」
憶測でしかないが、本件の発端はあの腐った兄だと思う。
俺に仕返しがしたくて、周囲の者に作戦を考えさせた。
そうしてそれが伯爵の耳に届き、伯爵家に都合のいい作戦が献上された。
「別働隊が男爵様を狙い、手薄になったこの街で好きに暴れる」
面白い作戦で、成功すると思ったんだろう。
そうしてアイツは、俺たちがいるこの領都に潜入してきた。
「成功すれば良し。失敗したり、暗殺をとめようとして、ルン兄さんたちが戦力を動かしたら?」
「……砦の守りが薄くなって、お兄様たちが狙われる」
「うん。それが伯爵家の動きだと思う」
アイツが俺を狙い、別働隊が男爵の暗殺を企てる。
その計画を止めようとすると、砦を守る兄たちを伯爵家の腕利きが狙う。
「命は使い捨てだから、どれか1つでも成功したらいい。すべてが囮で本命なんだ」
「……それは、次期伯爵さまの命も……?」
「もちろん。あの家は、そんな場所だからね」
なにせ、子供部屋を爆発する結界で覆うような家だ。
全員が自分の利益だけを見ていて、蹴落とすことしか考えていない。
「それこそ憶測の域を出ないけど、潜入してきたアイツは、伯爵の策に乗せられていると知ってるんじゃないかな」
「……へ?」
「伯爵家には裏切り者しかいないんだ。だから、伯爵の策をアイツに教えた者もいるはずだよ」
すべてを知った上で、アイツはこの街に乗り込んできた。
だから、男爵を狙う別動隊はアイツにとっても本命。
男爵の命を奪い、我が領地を混乱させる気なのは間違いない。
「アイツは、暗殺を成功させて、自分の手で俺を叩き潰す。そのうえで、すべてを手に入れたいんだと思う」
「……すべて?」
「うん。この世のすべてを、かな」
手始めに、俺とミルトを捕虜にする。
この領都を手中に収めて、男爵家を乗っ取るつもりだろう。
「伯爵とは別に、アイツも自分の手下がいる。混乱が大きくなればなるほど、乗っ取りやすくなる」
そうして乗っ取って、伯爵家と対立するつもりだろう。
「“ 悪事を働き続けた父を成敗する! そのために我は立ち上がった! ” そう言えば、敵対貴族の援軍も望めるからね」
内部告発の資料を準備して、王家に報告。
伯爵家討伐軍のトップとして君臨し、邪魔な父や兄弟、婦人たちを処刑する。
「そうすれば、邪魔者はいなくなる。早くて数年で、自分が伯爵家の当主だよ」
「……爵位を譲られるまで、待ちたくない」
「そういうこと。自分の敵になりそうな親戚も、一掃できるからね」
「……」
理屈ではわかるけど、理解できない。
ミルトもレン伍長も、そんな顔をしている。
そんな2人に向けて、俺は首を横に振って見せた。
「もちろん、これはあくまで推測。俺の妄想みたいなものだよ」
だけど、腐った兄や父の人柄を加味して出した推測だ。
大きくはずれているとも思えない。
「そんな妄想を現実にしない方法は、我が領地の戦力を減らさない。それに尽きるんだ」
領都を奪われず、伯爵家を牽制出来るだけの戦力を持ち続ける。
伯爵家に攻められても、籠城し、王家の援軍を待てるだけの力を保ち続ける。
そうすれば、敵は安易に攻められない。
「だから、今後のことを考えると、男爵様の援軍に出した兵を呼び戻すことは出来ないんだ」
師匠をはじめとした腕利きばかりとは言え、男爵の同行者は多くない。
数の多い別働隊に襲われれば、援軍を待つ戦いになり、負傷者も多くなる。
だけど、このまま援軍を進めれば、大群が敵を包囲する形になる。
戦わずに敵を捕虜にすることも可能だ。
「彼らには無傷でいて、今後も伯爵家を睨んでいて欲しいからね」
援軍は戻さず。
ルン兄さんたちにも頼らない。
「きゅあ」
「お帰り。おつかい、ありがとうな」
ホムンクルスから紙を受け取り、机に広げる。
ペンと押印をミルトに渡して、優しく微笑んだ。
「ここは俺たちの場所で、地の利はこっちにあるからね」
ミルトが生まれ育った場所で、知り合いばかりがいる街だ。
それに、
「今の俺なら、あの腐った兄を正面から叩き潰せる。そう思うんだ」
俺にとっても、リベンジ・マッチ。
無力を嘆き、欺いて逃げる事しか出来なかった、あの頃とは違う。
「だから、みんなの力を貸して欲しい」
そう言って、深く頭を下げる。
ミルトが俺の手に優しく触れて、両手でゆっくりと包み込んでくれた。
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