放課後おしゃべりBOYS

かぼリル

文字の大きさ
上 下
1 / 1

放課後おしゃべりBOYS

しおりを挟む
 うららかな春、という言葉が今日はぴったりだ。 こんな日の放課後は、まっすぐ家に帰りたくない。
で、 ぼくと友達のユウは公園の並んだベンチに転がって、どうでもいい事をあれこれしゃべっていた。   

「 テニス部の青森って可愛いよな 」 ぼくが言うと、
「 足が太い 」ユウが返す。    
「 そこが、可愛い 」とぼく。
「 ヒロの好みか。 そうだな、可愛いな 」とユウ。

 うす青い空に、白い雲がほわほわ浮かんでいる。
気持ちいい… 寝落ちしそう…
目を閉じると、ほっぺたに陽光があったかい…

「 なあ、ヒロ 」
ユウの明るい声が響いた。
「 オレは、卓球部もバドもバレーも、スコートはけばイイと思う! 」
ぼくは思わず、パカっと目を開いてユウを見た。  
「 あとバスケ部も、みんな…! 」 とユウは、めっちゃサワヤカな顔で追加発言した。
「 みんなって… 男子もか 」 とりあえず突っ込まねば。
「 男子は… …イヤ… 」
「 あのねユウ… そんなん女子の前では言うなよ、セクハラ炎上して、焦土と化すぞおまえ 」 

「 焦土… 」
ユウは、どいひー、と嘆いた。
こいつ、そんな言葉使い、どこで覚えてくるんだろう?

「 わかった。 反省するわ、オレ 」
「 …ユウ、反省ってね、スマホいじることじゃないし 」
ぼくの言葉が終わらないうちに、ユウは、がばっと起きてぼくの横に座り込むと、スマホの画面をぐいぐい見せつけてきた。
「 ヒロ、これ見てみ! 」

 画面にあったのは、ネコの写真だった。 毛の模様がぐちゃぐちゃのネコだ。
「 なんじゃこのネコ。 パレットに絵具しぼって、その上を転げまわったんか 」
「 あ、うまいなそれ。 ヒロほめ上手! 」 と、ニコニコ顔のユウ。
「 ほめてねーわ 」
ぼくの言葉など、スマホを手にうっとり顔のユウは、さらっとスルー。
「 この子はですね、サビ猫です。 あーサビ猫いいよな。 サビ猫は賢いんデスヨ 」
おおなるほど。 ネコのきりっとした瞳は、ユウより知性に輝いている。

 もちろん、ぼくの反応を無視して、ユウは次々とネコの画像をくり出してきた。
「 ほらほら三毛猫。あのさ、三毛猫ってツンデレが似合うんだわ。それが魅力というかさ 」
うちのネココも、ツンデレ三毛にゃんなんですぅと、ユウは絞った雑巾みたいに身をよじる。
「 やめてねユウ、不気味だわ 」
「 おっと悪り悪り。じゃ真面目に続けます 」 ユウはちょっぴり正気を取り戻して言った。
…って、わあ、まだ続くのかネコ語り…

 ユウがネコを語りだしたら、止めるすべは無い。満足するまでしゃべって、疲れて黙るまで待つだけだ。

「 ヒロ知ってるか? 知らんだろうから教えてやる。 サビは三毛の一種で、どっちもほとんど女の子だ。
オスの生まれる確率は3万分の1。 染色体の突然変異で生まれるらしい。
だから希少価値は高いけど、三毛のオスは交配出来ないそうだ。 

で、茶トラはそれと反対にオスが多い。そのせいか、茶トラはデカイとよく言われるんだよ。
茶トラって陽気で愛されキャラだから、人気があります。
茶トラ女子も、たまにはいる。ボーイッシュでやんちゃさんさ。 ま、オレのイメージだけど。
それとさ、にゃんズはさ、メスの方が神経質で用心深いね。 
メスは、仔猫を育てるために身を守る本能が強いからだと、オレはみてる 」
勉強になったでしょ、と、ユウ。

 ぼくは、ユウからこんなネコ雑学を何度も聞かされている。だから、そんなの知ってまーす、と言ってやりたい。
でも、聞かされた記憶はあっても、話の内容がほとんど頭に残ってないんだ。
ユウもそれに気がついたらしい。 おかげでぼくは、しょっちゅう同じ話を聞くはめになった。
…やっぱり、聞くたんびに、忘れるんだけどね。

 やがて、ふっと一息入れると、ユウは講義をしている教授っぽく、 
「 あのねヒロさん。仔猫のオシッコって、ハチミツの匂いなんデスヨ。 いっぺんちょっと、嗅いでごらんなさい? 」
と、にこやかにおっしゃった。

 あら、これは初めて聞いたかも。 じゃなくて、イヤです、嗅ぎたくはありません! 
ぼくに反論する暇も与えず、ユウは自分ちの猫の写真を見せつけながら、かわゆいにゃんこエピソードを延々続けた。
ぼくの目と耳に無理やり流し込まれたネコ情報は、ついに鼻の穴からもれだした。
で、ぼくはスンスンと鼻をすすってしまう。 
「 なにヒロ、花粉症? 」 ユウは笑いながら、よれて粉を吹いたポケットティッシュをくれた。 
…サンキュ、と鼻をふいたら、ティッシュのケバのせいで、くしゃみが出た。 
 
「 おまえんち、みんな動物好きだよな。 ネコは二匹だっけ? 」
ぼくは、丸めたティッシュを、ズボンのポケットに押し込みながら聞いた。 
「 ネココと、しのぶと、マリアンヌの、三人だ 」 愛猫の名を口にしただけで、ユウは、デレデレ顔になる。
何度聞いても覚えられない、統一感に欠ける名前のネコたちだが、みんなメスらしいのはわかる。 
「 ふーん、三匹か。 …おまえんち遊びに行っても、一匹も見たことないわ 」  
「 だって、あの子たち、賢いうえに用心深いナデシコガールズだから。 
もちろんおれには、三人そろって、行ってらっしゃいもお帰りなさいも、してくれますヨ 」
おれの勝ちね、と、得意そうに薄い胸を張るユウ。
勝負なんかしてないと、ぼくが口を開く前に、
「 そうそうヒロ 」ユウは、ぼくのズボンを指さした。
「 ポケットにティッシュ入れるの良くないぜ、洗濯機の中で吹雪が起きるし 」
「 洗う前に、ポケット確認してるよ、いつも 」 ぼくは嘘をついた。


 それからも、にゃんズへの愛を熱く垂れ流したユウだったが、
「 じゃ本日最後に、今まで誰にも話さなかった事を、おまえにだけ教えてやろう 」
と、ようやくネコ語りを締めにかかった。
「 有料級だからいいかよく聞け 」
「 聞いてやるからおまえが払え 」
そう言うぼくを、ユウはふふんと鼻息ひとつであしらうと、握りこぶしを作った右手を空に伸ばした。 
「 オレは断言する! 地上で一番可愛いタマタマの持ち主はネコだ! 」
「 そんなんぼくに断言すんなー 」
と、ぼくが叫んだところで、背後から、くすっと笑い声がした。

 思わずベンチから腰を上げ振り返ると、近くのベンチに小柄なばあちゃんが座っていて、こっちを見ている。
ばあちゃんは、ぼくたちと目が合うと、あわてて視線を横にそらせた。
ぼくは、ばあちゃんの赤いほっぺたが、細かいシワごとぷるぷる震えているのに気がついた。
…笑いを、こらえてるんだ… いつから居たのばあちゃん、どんだけ聞いたのばあちゃん。

「 …あ"ー 」
ユウが、何かうまい事言おうとしてうまくいかず、変な音を出した。
ばあちゃんはその途端、思いがけない身軽さで、ぴょいと立つと、くるっと背を向け、ちゃっちゃと歩き去った。
ぐっふひひひ、という笑い声が、ちっこい背中と一緒に遠のいて行く。

 うららかな春。のどかな公園。男子中学生が、ネコ話。
ちじょうでいちばんかわいいたまた…  ユウの演説が、ほわんほわんと頭の中で再生される。 
「 恥ず… 」 うつむいたぼくの口から、ポトッと言葉が落ちた。

 ユウもさぞ恥ずかしかろうと、となりを見る、と。
ユウは、明るく朗らかな表情でまっすぐ立っていた。 それからほんのり笑みを浮かべると、
「 バアちゃん 」 と言った。
「 はあ? 」
「 今の人… バアちゃんそっくりだった 」 ユウはベンチに座り直した。
「 ユウんち、バアちゃんいないじゃん 」 ぼくもユウの隣に腰を下ろす。

 ユウには、両親と姉ちゃんがいるが、バアちゃんなんて会ったことがない。
「 いるんだよ、母ちゃんの母ちゃんが。 I県のN市に 」
「 N市? 」 ぼくの頭の中の日本地図は不完全なので、よく分からない。
「 本州の日本海側の真ん中あたりにさ、ちょこっと半島が突き出てるだろ? そのへん 」
「 …なんとなくわかった。 結構遠いな 」
「 こっちに引っ越す前は近かったんだよ。だから、よく泊りがけで遊びに行ったんだ、バアちゃんち 」
「 ああ、そっか 」
ユウは小学5年生の春に引っ越して来た。 だからぼくは、ユウの小さい頃を知らない。

「 バアちゃんもネコ好きでさ、いつ行っても、ネコがいたな 」
「 ふーん、ネコ好き一族か 」
「 ニャーの一族 」 ユウは、ちょっと良くネ? って顔をした。
「 なにそれ? 」 
「 わかんないか 」 ユウの顔が、やっぱオマエじゃアカンのう、ってなった。
「 なにそれ! 」

 ぼくの疑問も抗議もザバーッと流して、ユウはバアちゃんの思い出を広げだした。
「 バアちゃんはさ、オレのネコ師匠でさ、いろいろ習ったんだ。ネコに毒な食べ物とか、コネコのシッコがハチミツとか 」
「 匂いが、だろ。 シッコはシッコじゃん! 」
とツッコミを入れながら、あれはバアちゃん経由の情報だったか、と思った。
ユウが時々口にする変な言い回しも、たぶんそうなんだろう。

「 おシマが死んじゃった時さ… 」
「 え? 」
急に話題がシリアスな方面に向かった。 
「 お縞さん? 誰それ 」
ぼくがそう聞くと、ユウはベンチに座ったまま、スニーカーのつま先に目を落として答えた。
「 年寄りのネコだよ。その時バアちゃんちのネコはおシマだけだった。トラジマだから、おシマ 」
ユウが真面目な顔で話すから、トラジマなら、おトラのほうがいいじゃん、とは言えなかった。

「 おシマをさ、魚もようの毛布に顔だけ出してくるんでさ、花いっぱい入れた段ボール箱に寝かせてね 」 
ぼくは、どう返したらいいかわからなくて、ユウの話の続きを待った。

「 バアちゃん、おシマの頭をなでてたよ 」
「 …そっか… 泣いてた? 」
「 うん、ちょっとだけ 」

 
 バアちゃんは、ぽろんとこぼれた涙をぬぐうと、にっこりとユウを見た。
「 おシマがいて、バアちゃんとっても楽しかった。 
せっかくこの子が幸せな思い出を作ってくれたのに、おシマの事を思い出すたびに泣いてたら、申し訳ないね。
だから、おシマを想う時は、笑う事にするんだ、バアちゃんは!
 おシマは生きてた時も、天国に行っちゃっても、バアちゃんをハッピーにしてくれるよ。 ありがとねって 」
そう言ってバアちゃんは、また溜まってきた涙がこぼれる前にティッシュで吸い取った。



「 オレさ、バアちゃんの気持ちに引っぱられてさ、それがいいよって、バアちゃんの手を握ったんだ 」
と、ユウはちょっと照れた。
「 そっか。 …バアちゃん喜んだ? 」 ぼくが聞くとユウは、うん、とうなずいた。
「 うん。 …それからバアちゃんさ、自分も死んだら、そんなふうに思われたいって、言うんだ」
「 え、なんか話がどんどんシリアスに 」 ぼくの言葉に、ユウは、またうなずいた。
「 だよな。 でもなんか、場の空気というか、ノリというか、そんな流れになっちゃって 」


 
 孫に手を握られて、うれしそうにバアちゃんは、
「 ありがとね、ユウちゃん。 じゃ、ユウちゃんにお願い。
バアちゃんが死んだら、お葬式では、ぽっちり泣いてね。 でも、その後バアちゃんの話をする時は、
面白いバアちゃんだったね、愉快な事ばかり言ってたねって、楽しく盛り上がって欲しいな 」 と言った。
「 え。 バアちゃん死ぬの? やだよやめてよ 」
びっくりしてベソをかきそうなユウの手を、今度はバアちゃんがポンポンと優しくたたいてなだめた。
「 ごめんごめん、今じゃない、今じゃないよ。 もっとずーっと先だよ 」
「 じゃ、百年くらい先にして 」
「 … が、頑張ってみるわ 」 バアちゃんがうふふと笑い、ユウも一緒に笑った。

 それからバアちゃんは、おシマを毛布越しになでながら、
「 おシマ、 バアちゃんは、これからうーんと明るく元気なバアちゃんでいくよ。 
いつか、そんなバアちゃんの思い出で、皆が笑ってくれたら最高だね。おシマも、応援してよ 」 
と言ってから、
「 てな訳でユウちゃん、シクヨロ~ 」 



「 …って、ニカっと歯を見せたんだよ 」 と、ユウは話し終えた。 

「 ふーん。…いいバアちゃんじゃん 」 うまい言葉を思いつけないぼくの、とりあえずの感想だ。
「 いいバアちゃんなんだよ。 でもさあ、ちょっと考えてみ? 」 ユウは、ぼくの顔の前で人差し指を振った。

「 自分の思い出が人を笑顔にする生き方、って、言うたらカッコイイけどさ、結構大変だぜ?
だって、世の中、嫌なこともたくさんあるし。いつも明るい気持ちで生きるって難しいと思うぞ。 
グチとか悪口とか弱音とか、言いたくても我慢するのかな。なんかストレス溜まりそう。 
そのあげく、皆に気持ちが通じなくて、良い人ぶってるーとか思われたら、サイアクじゃん。

まあさ、うまいこと、前向きに生き抜いたとしよう。 でもそれ、すごくいい人だよな。
そんな人死んだら、笑うどころか、みんな大泣き決定! 」

「 おまえ、バアちゃんにそんな事言ったの!? 」 ぼくは、びっくりしてユウの肘をつかんだ。
「 言ってない。だって、思いついたの今だし 」 でもさ、とユウは続けた。
「 言ったとしても、きっとバアちゃんは、まあ、無理せず気楽にトライしてみるわ、なんて返しそうだけど 」
「 あ、そうかも 」 ぼくは、あいづちを打った。
「 てかさ、ユウのバアちゃんって、もともとポジティブな感じするわ 」 ぼくの言葉に、ユウも、
「 うんうん、確かに確かにー 」 と笑った。

 いつの間にか、太陽は沈みかけてる。風もひやりとしてきた。
ユウは、ベンチから立ち上がって、大きく伸びをした。
「 あー、いっぱいしゃべって、もうしんどい 」
ぼくも、ズボンの尻のほこりを払うと、うーんと深呼吸した。
帰ろうか、と歩き出す。 と、ユウがポツンと言った。
「 バアちゃんに会ったのは、オレ…その日が最後になったんだ 」
「 あ… 」 そうなんだ… バアちゃん、もう…  なんかゴメン、とぼくはユウを見た。

 ユウは、うつむいていた顔を、ふっと上げた。 
「 夏休みにN市に行こうかなあ 」
「 お墓参り? 」
ユウは、ひー、と変な音で吸った息を、
「 バアちゃん殺すなよ! 元気だよバアちゃん! 」 と、でっかい声にして吐き出した。
「 なんだよ! ユウが、最後とかしんみりするからじゃん! 」
そう言うぼくに、ユウはぷーっとほっぺたをふくらませた。
「 だって、実際に会ったのは、今んとこ本当にその日が最後なんだもん。
おシマがいなくなって、バアちゃんさ、友達と海外旅行に出かけたんだ。その間に、オヤジが急な転勤で引っ越し。 
落ち着いたら会いに行くわ、とか話してるうちに、オレ、勉強もクラブも忙しくってさー… で、今にいたる 」 
言いながら、ユウはまたスマホを手にした。

 おまえ、勉強もクラブも全然忙しくないじゃん、とぼくが突っ込むスキも無い。
「 ほら、これ。 これがバアちゃん 」 ユウは、ラインの画面を見せてきた。

  緑ふきだし 「 バーバ、元気ー? こっちはみんな元気だにゃーん 」
三匹のネコを抱くユウの写真と、Wピースをしているネコのスタンプ。

  白ふきだし 「 ありまとー。 私たちもピチピチツヤツヤだよーん♪ 」
  白ふきだし 「 あと、バーバじゃないし。 マリリンでシクヨロー 」
それから写真が3枚。 

一枚目。足元にネコ2匹をはべらせた、大柄で頑丈そうなおばあさんが、仁王立ちで白い歯をニカっと見せている。
ふーん、これが、ユウのバアちゃん。
「 …さっきのばあちゃんと、どこが似てんだよ! ばあさん以外どっこも似てないわ! 」 
ぼくはスマホからユウに目を移して、文句をたれた。
「 似てるんだって 」 ユウもスマホから目を上げて、「 ぐひひ、っていう笑い方が 」 って言った。

 ほかの二枚も、ユウのバアちゃんと複数のネコの写真で、ぼくには見分けがつかないけど、みんな違うネコらしい。
「 ネコ多い 」 ぼくの感想。
「 バアちゃんのネコは最初の二人。 こっちはタケ伯父さんので、こっちはソノコ叔母さんのネコ 」
指さしながら、ユウはネコたちの名前を教えてくれたけど、それらは一秒ともたず、ぼくの脳ミソから消えていった。

 ぼくらは公園の出口で、片手を上げて左右に分かれた。
ネコのいる家に帰るのシアワセーと、軽い足取りのユウの背中をちょっと見送って、ぼくも家に向かった。


 翌日、ぼくんちの洗濯機の中で吹雪が起きた。
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

さよなら。またね。

師走こなゆき
青春
恋愛系。片想い系。5000文字程度なのでサラッと読めます。 〈あらすじ〉 「行ってきます」そう言って、あたしは玄関を出る。でもマンションの階段を下りずに、手すりから四階下の地面を見下ろした。 マンションの一階の出入り口から、紺のブレザーを着た男子学生が出てくる。いつも同じ時間に出てくる彼。 彼は、あたしと同じ高校に通ってて、演劇部の一つ上の先輩で、あたしの好きな人。 ※他サイトからの転載です。

TSUBASA〰リングで羽ばたく少女たち〰

TAKU
青春
群雄割拠の女子プロレス界。  女子プロレスブームを巻き起こした老舗団体『日本女子プロレス』の解散を発端とするレスラーのフリー化の波が業界全体に黒い影を落とし、ファン離れを引き起こしてしまった。と、同時に時代を彩ったトップレスラーの引退も重なり、観客動員の現象など低迷を続けていた。  だが、近年巻き起こった格闘技ブームの波にのり徐々にその人気を回復し始めていた。時を同じくして、かつてのスター選手たちが後継者の育成を始め、分裂した各団体に新たなるスター選手が誕生したことも、人気回復の一端を担っていた。  現在、大小あわせて7団体を数え、各団体ごとにスタイル、個性を打ち出している。  これはリングに夢を見る少女の物語である。

海になった友達

小紕 遥
青春
主人公は、友達が実は海になったという信じがたい状況に出くわす。夜の海辺で再び彼と語り合うことになった主人公は友達の言葉に戸惑いながらも、その奇妙な会話に引き込まれていく。友達は本当に海になったのか?

温もり

緑苔ピカソ
青春
今でも時々考える事がある。 僕とあずみという、一組の男女の関係。当時中学生だった僕らは一体、お互いをどの様に思っていたのだろう。大切な人? 愛している人? ――今となっては、そんな事を知る術など無いけれど。あの夜の出来事は、今も鮮明に僕の脳裏に蘇る。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

オトナになれないみづきと凜霞の4日間逃亡生活

らんでる
青春
小さな少女、みづきと大人びた少女、凜霞。 時間はたったの4日間。出会ったばかりの2人が海を目指し、繰り広げられる友情と恋愛の狭間の物語。

処理中です...