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好きって言って
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身体を起こして、精の解放を終えて脱力した堂崎を見下ろす。
涙の零れた目元は赤く、快感にとろんとしていて、乱れた前髪が汗で額に貼り付いている。Tシャツは着ているものの、下半身には靴下しかはいてなくて、その股間がいろんな粘液で濡れているのがとても卑猥だ。
あー。眼福。
この光景、脳裏に焼き付けておかなければもったいない。
俺は立ち上がると、堂崎をソファに残したまま窓際に行き、遮光カーテンだけを開けた。レースカーテンを残せば明るさは十分、外からの目隠しも十分。
戻って再び彼を見ると、薄暗くてもまあ良かったけれど、日の光の下の光景はまた格別だった。
まだ薄ぼんやりとした気怠げな表情に、紅潮した身体、濡れそぼった下半身、そして出したばかりのち○このフォルムがつまびらかになる。
やべえ、俺のち○こが痛い。すでに結構いきり立っている。
このち○こを堂崎の中に埋めてみたいけれど、さすがに初めてでそれは難しいだろうか。
俺はちょっとだけ期待を持って堂崎の脚を抱え、膝裏を押し上げてその身体を折り曲げると、彼のア○ルを確認した。
うわっ。小っせえ。ピンク。可愛い。
「わわっ!? ちょっと何、由利さん、止めて恥ずかしい……!」
途端にはたと我に返ってしまった堂崎が、手でそこを隠してしまった。それにあからさまに舌打ちをする。
「手ぇどけろ。ち○こだって見られてんだし、今更だろ」
「こ、こんな明るいとこで見られたら恥ずかしいに決まってるじゃないですか! 何でカーテン開けたんですか!?」
「明るいとこで見た方が興奮すんじゃん」
言いつつ俺は膝立ちになって、堂崎に見えるように自身のペ○スを晒した。
「そんなわけで堂崎くんのお尻に由利さんのち○こ挿れたいんですけど」
「そんなわけって、どんなわけですか!? いや、それより、由利さんのさっきよりでっかくない!? ていうか、ほんとにビデオの人のよりでか……」
「でかいだけじゃなくてテクもあんぞ。 初めては俺がいいんだろ? だったら挿れさせろよ。特別に俺が馴らしてやるから」
「そ、そんなでっかいの無理です! もちろん初めては由利さんがいいけど、心と体の準備が!」
「だから、身体の準備は俺がしてやるって言ってんじゃん。心の準備なんて、何が要るんだよ」
少し不機嫌に訊ねると、堂崎は僅かに怯んだ。
「だ、だって、初めてなのにそんなおっきいの、まだ怖いもん……」
うぐ、成人してる男子のくせに、可愛い言い方しやがって。
「……別に、遅かろうが早かろうが、挿れる大きさは変わんねえだろうがよ」
「っ、そ、それはそうなんですけど……」
俺の言葉に眉を顰めた堂崎が視線を逸らし、何事かを逡巡する。
その視線が戻ってくるのを待っていたけれど、彼は目線を合わせぬまま、顔を赤らめてぽそっと呟いた。
「じゃあ、僕のこと好きって言ってくれたら、いいですよ……」
……そう来たか。俺は応答に困って固まった。
いや、普通に考えたら嘘でもごまかしでもなんでも、好きだと言ってしまえばすむこと。と言うよりも、俺だって嘘やごまかしでならいくらでも言えるのに。
ただ、本気だとこのあまのじゃくな性格が邪魔をする。請われて言うなんて、何だか負けた気がして駄目なのだ。好きだと言ってしまったら、自分で認めてしまうことになる。
俺が堂崎を溺愛したがっていること。
俺が黙ってしまうと、堂崎は少し拗ねた顔をした。
「由利さん、こんな状態でも言ってくれないんだ。……別に適当に言ってくれてもいいのに」
適当に言えるほど、俺にとってお前はどうでもいい存在じゃないんだよ、ばーか!
「……俺がそういうふうに言えと言われて素直に言う性格じゃねえの、分かってるだろ」
「分かってるけど、こんな時くらいさあ……僕もちょっと、覚悟決めようと思ったのに」
頬を膨らます彼は、拗ねてはいるが傷付いてはいないようだ。俺の性格を汲んでくれているのだと安堵する。
「でも、言ってくれないなら挿れちゃダメですからね。もう、脚放して下さい。この体勢恥ずかしい」
「……ケチくせえなあ」
「ケチなのは由利さんの方でしょ! たった二文字の言葉を惜しむんだから!」
文句を言われて仕方なく脚を放すと、もぞもぞと起き上がった堂崎はソファに敷いてあったバスタオルを腰に巻いて、俺を見た。
「今日のは、でも、……勉強になりました。ありがとうございました」
「……何、もう勉強終わり?」
俺まだイってないんだけど。少し不満げに彼を見つめ返すと、堂崎は少し顔を赤くした。
「べ、勉強は終わったので……習ったこと参考に、よ、良かったらですけど、その、由利さんのに、僕もお返しをしようかと思ったり思わなかったり……」
最後の方は尻つぼみになったけれど、それでも十分に理解できた内容に目を瞠る。それってつまり。
「フ○ラしてくれんの?」
期待を込めて訊ねた俺に、堂崎は少し慌てた。
「あの、多分全然下手くそだし、それほど満足してもらえないと思うんですけど、……でも、僕だって少しは、由利さんに僕とシて気持ち良かったって思って欲しいですもん」
いや、今の時点で今日の目標は軽く突破しているのだし、そんなに頑張ってくれなくても大丈夫ではあるのだが。
しかしせっかくのご厚意、頂かなくてはもったいない。
「じゃあ、咥えてもらおうかな。もっと近くに来い、堂崎」
「は、はい……失礼します」
緊張気味の堂崎に小さく笑って、俺は本日最後の思わぬご褒美を、存分に堪能することにした。
涙の零れた目元は赤く、快感にとろんとしていて、乱れた前髪が汗で額に貼り付いている。Tシャツは着ているものの、下半身には靴下しかはいてなくて、その股間がいろんな粘液で濡れているのがとても卑猥だ。
あー。眼福。
この光景、脳裏に焼き付けておかなければもったいない。
俺は立ち上がると、堂崎をソファに残したまま窓際に行き、遮光カーテンだけを開けた。レースカーテンを残せば明るさは十分、外からの目隠しも十分。
戻って再び彼を見ると、薄暗くてもまあ良かったけれど、日の光の下の光景はまた格別だった。
まだ薄ぼんやりとした気怠げな表情に、紅潮した身体、濡れそぼった下半身、そして出したばかりのち○このフォルムがつまびらかになる。
やべえ、俺のち○こが痛い。すでに結構いきり立っている。
このち○こを堂崎の中に埋めてみたいけれど、さすがに初めてでそれは難しいだろうか。
俺はちょっとだけ期待を持って堂崎の脚を抱え、膝裏を押し上げてその身体を折り曲げると、彼のア○ルを確認した。
うわっ。小っせえ。ピンク。可愛い。
「わわっ!? ちょっと何、由利さん、止めて恥ずかしい……!」
途端にはたと我に返ってしまった堂崎が、手でそこを隠してしまった。それにあからさまに舌打ちをする。
「手ぇどけろ。ち○こだって見られてんだし、今更だろ」
「こ、こんな明るいとこで見られたら恥ずかしいに決まってるじゃないですか! 何でカーテン開けたんですか!?」
「明るいとこで見た方が興奮すんじゃん」
言いつつ俺は膝立ちになって、堂崎に見えるように自身のペ○スを晒した。
「そんなわけで堂崎くんのお尻に由利さんのち○こ挿れたいんですけど」
「そんなわけって、どんなわけですか!? いや、それより、由利さんのさっきよりでっかくない!? ていうか、ほんとにビデオの人のよりでか……」
「でかいだけじゃなくてテクもあんぞ。 初めては俺がいいんだろ? だったら挿れさせろよ。特別に俺が馴らしてやるから」
「そ、そんなでっかいの無理です! もちろん初めては由利さんがいいけど、心と体の準備が!」
「だから、身体の準備は俺がしてやるって言ってんじゃん。心の準備なんて、何が要るんだよ」
少し不機嫌に訊ねると、堂崎は僅かに怯んだ。
「だ、だって、初めてなのにそんなおっきいの、まだ怖いもん……」
うぐ、成人してる男子のくせに、可愛い言い方しやがって。
「……別に、遅かろうが早かろうが、挿れる大きさは変わんねえだろうがよ」
「っ、そ、それはそうなんですけど……」
俺の言葉に眉を顰めた堂崎が視線を逸らし、何事かを逡巡する。
その視線が戻ってくるのを待っていたけれど、彼は目線を合わせぬまま、顔を赤らめてぽそっと呟いた。
「じゃあ、僕のこと好きって言ってくれたら、いいですよ……」
……そう来たか。俺は応答に困って固まった。
いや、普通に考えたら嘘でもごまかしでもなんでも、好きだと言ってしまえばすむこと。と言うよりも、俺だって嘘やごまかしでならいくらでも言えるのに。
ただ、本気だとこのあまのじゃくな性格が邪魔をする。請われて言うなんて、何だか負けた気がして駄目なのだ。好きだと言ってしまったら、自分で認めてしまうことになる。
俺が堂崎を溺愛したがっていること。
俺が黙ってしまうと、堂崎は少し拗ねた顔をした。
「由利さん、こんな状態でも言ってくれないんだ。……別に適当に言ってくれてもいいのに」
適当に言えるほど、俺にとってお前はどうでもいい存在じゃないんだよ、ばーか!
「……俺がそういうふうに言えと言われて素直に言う性格じゃねえの、分かってるだろ」
「分かってるけど、こんな時くらいさあ……僕もちょっと、覚悟決めようと思ったのに」
頬を膨らます彼は、拗ねてはいるが傷付いてはいないようだ。俺の性格を汲んでくれているのだと安堵する。
「でも、言ってくれないなら挿れちゃダメですからね。もう、脚放して下さい。この体勢恥ずかしい」
「……ケチくせえなあ」
「ケチなのは由利さんの方でしょ! たった二文字の言葉を惜しむんだから!」
文句を言われて仕方なく脚を放すと、もぞもぞと起き上がった堂崎はソファに敷いてあったバスタオルを腰に巻いて、俺を見た。
「今日のは、でも、……勉強になりました。ありがとうございました」
「……何、もう勉強終わり?」
俺まだイってないんだけど。少し不満げに彼を見つめ返すと、堂崎は少し顔を赤くした。
「べ、勉強は終わったので……習ったこと参考に、よ、良かったらですけど、その、由利さんのに、僕もお返しをしようかと思ったり思わなかったり……」
最後の方は尻つぼみになったけれど、それでも十分に理解できた内容に目を瞠る。それってつまり。
「フ○ラしてくれんの?」
期待を込めて訊ねた俺に、堂崎は少し慌てた。
「あの、多分全然下手くそだし、それほど満足してもらえないと思うんですけど、……でも、僕だって少しは、由利さんに僕とシて気持ち良かったって思って欲しいですもん」
いや、今の時点で今日の目標は軽く突破しているのだし、そんなに頑張ってくれなくても大丈夫ではあるのだが。
しかしせっかくのご厚意、頂かなくてはもったいない。
「じゃあ、咥えてもらおうかな。もっと近くに来い、堂崎」
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