神聖守護者

初めてのチョコケーキ

ふん♪ふん♪ふん♪
スキップしそうな程ご機嫌に冒険者ギルドで依頼報告をした。

○側溝の掃除   報酬5000G
【済】中央広場の掃除   報酬5000G
【済】駅周辺の掃除 報酬5000G
○商店街の掃除 報酬5000G
○エントツ掃除 報酬7500G
【済】おつかい  報酬1000G
○冒険者ギルドの窓拭き  報酬5000G
○商業ギルドの窓拭き  報酬5000G
【済】錬金ギルドの窓拭き  報酬5000G
○川掃除  報酬10000G

おおーすごい。もう4つも終ってる。どうやらPT報酬はリーダーのタグに入るらしい。

「続けて依頼うけてもいいですか？」

大丈夫との事なので

「冒険者ギルドの窓拭きとエントツ掃除をお願いします！」

雑巾を渡されそうなったが断る！
「僕、クリーン覚えました」キリッ

「クリーン！」「クリーン！」「クリーン！」
「クリーン！」「クリーン！」「クリーン！」

あちこち動き回って窓以外もクリーンをかけまくる。

「リュカ君ありがとう、もうピカピカだよ…そんなに魔法使って具合が悪くなったりしないかい？」

「僕魔力が少し多いみたで今の所大丈夫です！」

「はりきって倒れないでね」

○側溝の掃除   報酬5000G
【済】中央広場の掃除   報酬5000G
【済】駅周辺の掃除 報酬5000G
【済】商店街の掃除 報酬5000G
【済】エントツ掃除 報酬7500G
【済】おつかい  報酬1000G
【済】冒険者ギルドの窓拭き  報酬5000G
【済】商業ギルドの窓拭き  報酬5000G
【済】錬金ギルドの窓拭き  報酬5000G
○川掃除  報酬10000G

冒険者ギルドの掃除を終わらしたら商業ギルドと掃除も終わってた。どんだけ～。二人もクリーン使えるのかな？使えなかったらこんなに早くおわらないよね。あとは側溝と川掃除か。待ってたらバル兄たち戻って来るかな。今日は色々して疲れたから休憩だな。そういえばお昼も食べてない。もう少ししたら夕飯だよ。

そのままうとうとしてると肩を叩かれた

「リュカ、お疲れさん。3つも消化してくれたんだな。」

「バル兄もエルザもお帰りなさい。ごめん寝ちゃったみたい。錬金術ギルドでね、窓拭きにアタフタしてたらクリーンを教えて貰えて、覚えてからはお掃除簡単だった！魔法って最高！バル兄も3つもやってくれたんだね。ありがとう！」

「おお！なんか今日は体が軽くてな。あっという間に終わったわ」

「残りの依頼は明日にして報酬を分けよう」

「今日の報酬は38500ギルだ。1万500ギルはPT貯金1万ギルは孤児院に各自6千ギルずつでいいか？」

「今日の分は僕は要らないよ。バル兄とエルザでわけて！バル兄ならもっと稼げてたでしょ？手伝って貰ったのに貰えないよ。それにね僕は一年間錬金術士ギルドの設備を無料で使いたい放題なんだって。飲み食いも宿泊も無料なの。だからエルザと二人でわけて！ただ今日はお昼も食べてる時間なかったから甘いもの食べたい。それだけおごって！」

僕は錬金術士ギルドの冊子をバル兄に渡す

「んじゃ、近くのカフェにいくか」

実はカフェに入るのは初めてだ！席に案内され座るが落ち着かない。ドキドキしながらバル兄をみる。

「僕、こんなにお洒落なお店初めてで緊張しちゃうよ。バル兄のお勧めで！」

バル兄はチョコケーキ3つとリンゴジュース、コーヒー、紅茶を頼む

ケーキと飲み物が運ばれてくる。リンゴジュースは僕で紅茶はエルザ、コーヒーはバル兄だ。

「いただきまーす。ううーっ美味しすぎる」

「今日はいろんな体験をして美味しいケーキも食べれて幸せすぎる」

「お疲れ様だな！お前達とPT組む事が出来て俺は嬉しい！この日をすっと待ってたんだ！！ここからが俺たちの出発だな。明日は川掃除と側溝掃除だけどがんばろうな。」

「「はーい！」」

バル兄がエルザの前に大銀貨1枚と銀貨3枚を置く。8000Gだ。

ギルの種類は大白金貨100万 、白金貨10万  、大金貨5万、 金貨1万 、大銀貨5千  、銀貨千 、大銅貨500、 銅貨100、小銅貨50

エルザは少し困っている。僕が受け取らなかったから余計だろう。

「女子はお金かかるっていうし貰っときなよ」からかいながら言う

大銀貨1枚と銀貨1枚受け取って

「これは、私の分とリュカの分！わ、た、し、がリュカに奢ってあげる！！」

銀貨2 枚をバル兄に返していた

「エルザ様ごちそうさまでぇーす」

エルザもバル兄もニコニコでリュカもニコニコになるのだった。このチョコケーキの味はきっと忘れない。