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手に入れた新たな力
第十三話
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私は新たな力を得た。
まだまだヒヨッコだけどしっかり練習に励み必ずやり遂げてみせる。
終わりは見えない・・・でも始まりがあるならきっと幸せな未来もあるはずだ。
一人でこの世界に召喚されていたらきっと耐えられなかった・・・でも私は一人じゃない。あかねにひより、そして助けてくれるここでのお母さんなマーサがいる。
だから大丈夫。
私は祈った・・・そして誓う・・
「さぁ、みんなでお家に帰りましょう。早く帰らないと夜になってしまうわ。
野宿はちょっと大変だものね。急ぎましょう。」
マーサが少し慌てていたから本当に危ないんだと思った。
「マーサの言う通り、急いでお家に帰ってご飯にしましょう。わかった?あかね。ひより。」
「は~い。あ~い。」
「うん、二人ともいい返事よ。さ、行きましょう。」
私達四人は歩き始めた。
バスラムからサーブル村の方に歩いて行くと日が落ちてきた。
急がなければ。マーサはひよりを抱き上げ、私はあかねを抱き上げ二人で急ぐ。なんなら走る。最近重くなってきたなぁと思ってたけど、こんな時に痛感するなんてと私達は汗かき、息切れと戦いながらとにかくサーブル村までの道をマーサと走った。
そんな大変な思いを子供達はわからず、キャッキャって騒いでいる。
「まーまー、はやーい!!楽しいー!!」
「まーしゃもはあーい!!キャッ!!」
くぅー、重いし暑いし体力ないしのどうにもな走りでようやく私達はサーブル村まで到着する。
「あー、マーサ、無事に帰れてよかったねー。ドキドキしちゃったよー。」
「本当よー、私もドキドキだったわ。でも何事もなくてホッとしたわ。」
マーサと二人安堵していると、子供達がお腹が空いたーと騒ぎ出した。
「わかったから家に帰って何か食べようね。ねえマーサ。」
「そうしよ、マキちゃん。すぐ食べられそうな物なにかあったかねー?笑」
家に着くと私達は急いでご飯の用意をして食べた。簡単に朝のスープとサラダとパンだったけど、疲れた身体にみんな揃っての食事、すっごく美味しくてみんなでホントガツガツ食べた。
しっかり食べた後はもう疲れてたので身体を拭いて、ベッドに入って寝た。
もう子供達もアッという間に寝ついてた。
私は色々考えながら目をつぶってたらいつの間にか寝てたわ。
ふと目が覚めて朝なのにビックリ。
子供達起きる前に少し魔法の練習しようと思って始めた。
手に意識して魔力を流す。
ゆっくりと丁寧に。
右手と左手、合わせながらゆっくり引き離していく。
光の魔力が集まり、ただ流れていただけの魔力が球のような丸になり少しずつ溜まりの魔力が大きくなっていく。
「うわぁ、こんなに大きな魔力球を作り出すことが出来るなんて。」
改めて自らの魔法に感心してしまいおかしくなって一人クスクスと笑ってしまった。魔力はまだまだ余裕がある。
ゆっくりと一人で作った魔力球をもう一度手のひらに吸収して魔力を飲み込んだ。
丁寧に吸収し、再び自らの体内に収める。
これをまず、繰り返し練習して魔力の流れを覚える。
「ふぅ!まずまず上手く出来たわよねー。
そろそろ子供達も起きるからおしまいね」
私はまだ夢の中にいるあかねとひよりをゆっくり起こしてお布団でジャレあった朝だった。
----------------------------------------
しばらく間が空いてしまいました。
今日仕事の資格試験だったのです。
ひっそりとがんばってお勉強しておりましたので明るい希望が見えてきました。
またがんばって少しずつ書いて行けたらいいかなと思ってます。
どうぞよろしくお願い致します。
まだまだヒヨッコだけどしっかり練習に励み必ずやり遂げてみせる。
終わりは見えない・・・でも始まりがあるならきっと幸せな未来もあるはずだ。
一人でこの世界に召喚されていたらきっと耐えられなかった・・・でも私は一人じゃない。あかねにひより、そして助けてくれるここでのお母さんなマーサがいる。
だから大丈夫。
私は祈った・・・そして誓う・・
「さぁ、みんなでお家に帰りましょう。早く帰らないと夜になってしまうわ。
野宿はちょっと大変だものね。急ぎましょう。」
マーサが少し慌てていたから本当に危ないんだと思った。
「マーサの言う通り、急いでお家に帰ってご飯にしましょう。わかった?あかね。ひより。」
「は~い。あ~い。」
「うん、二人ともいい返事よ。さ、行きましょう。」
私達四人は歩き始めた。
バスラムからサーブル村の方に歩いて行くと日が落ちてきた。
急がなければ。マーサはひよりを抱き上げ、私はあかねを抱き上げ二人で急ぐ。なんなら走る。最近重くなってきたなぁと思ってたけど、こんな時に痛感するなんてと私達は汗かき、息切れと戦いながらとにかくサーブル村までの道をマーサと走った。
そんな大変な思いを子供達はわからず、キャッキャって騒いでいる。
「まーまー、はやーい!!楽しいー!!」
「まーしゃもはあーい!!キャッ!!」
くぅー、重いし暑いし体力ないしのどうにもな走りでようやく私達はサーブル村まで到着する。
「あー、マーサ、無事に帰れてよかったねー。ドキドキしちゃったよー。」
「本当よー、私もドキドキだったわ。でも何事もなくてホッとしたわ。」
マーサと二人安堵していると、子供達がお腹が空いたーと騒ぎ出した。
「わかったから家に帰って何か食べようね。ねえマーサ。」
「そうしよ、マキちゃん。すぐ食べられそうな物なにかあったかねー?笑」
家に着くと私達は急いでご飯の用意をして食べた。簡単に朝のスープとサラダとパンだったけど、疲れた身体にみんな揃っての食事、すっごく美味しくてみんなでホントガツガツ食べた。
しっかり食べた後はもう疲れてたので身体を拭いて、ベッドに入って寝た。
もう子供達もアッという間に寝ついてた。
私は色々考えながら目をつぶってたらいつの間にか寝てたわ。
ふと目が覚めて朝なのにビックリ。
子供達起きる前に少し魔法の練習しようと思って始めた。
手に意識して魔力を流す。
ゆっくりと丁寧に。
右手と左手、合わせながらゆっくり引き離していく。
光の魔力が集まり、ただ流れていただけの魔力が球のような丸になり少しずつ溜まりの魔力が大きくなっていく。
「うわぁ、こんなに大きな魔力球を作り出すことが出来るなんて。」
改めて自らの魔法に感心してしまいおかしくなって一人クスクスと笑ってしまった。魔力はまだまだ余裕がある。
ゆっくりと一人で作った魔力球をもう一度手のひらに吸収して魔力を飲み込んだ。
丁寧に吸収し、再び自らの体内に収める。
これをまず、繰り返し練習して魔力の流れを覚える。
「ふぅ!まずまず上手く出来たわよねー。
そろそろ子供達も起きるからおしまいね」
私はまだ夢の中にいるあかねとひよりをゆっくり起こしてお布団でジャレあった朝だった。
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しばらく間が空いてしまいました。
今日仕事の資格試験だったのです。
ひっそりとがんばってお勉強しておりましたので明るい希望が見えてきました。
またがんばって少しずつ書いて行けたらいいかなと思ってます。
どうぞよろしくお願い致します。
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