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私は自分の過去をやり直したい。
毎日普通に生活している皆が羨ましかった。
朝起きてご飯を食べて、学校へ行き学ぶ。
私にはないものだ。
小学生より以前は、皆と同じように生きていた。
起きてご飯を食べ、保育園へ行き、帰る。
またご飯を食べてお風呂に入り寝る。
そんな当たり前の生活が、当たり前では無いと気がついたのは小学校も中学年に入ってから。
母の母、私にとってはおばあちゃんが亡くなった。
小学校2年生だった。
私は父方の祖母の家に預けられて、母は自分の母の付き添いに行っていた。
祖母は末期の胃癌だった。
もちろん子供の頃は、そんな病名はわからない。
思ったのは、癌になったら死ぬ。
ただ、それだけだった。
ある夜、寝ていたら突然怖い夢を見た。
人魂がたくさん飛んでいた。
逃げたかった。
戦った。
あまりにも人魂がたくさん飛んでいるので、私は戦隊ヒーローのヒロインにでもなったかのようだ。
私は人魂から身を守るダメ戦った。
結末はわからぬまま目が覚めた。
夜中の2時だった。
訳が分からぬまま、隣に寝ていた祖母を起こした。
「おばあちゃん、怖い夢みた。
喉乾いたよ。」
祖母は起きて冷たい麦茶をグラスに注いで渡してくれた。
私はそれをごくごくっと音を立てて飲み干した。
祖母がぽつりと呟いた。
「おばあちゃんも嫌な夢をみていたんだ。
起こしてくれてありがとう。」
2人で一緒に夢見が悪いなどと変な夜だ。
そんなことを思いながらまだ真夜中な為、もう一度布団に入り寝る事にした。
次に目が覚めたら朝だといいなぁ、、
そんなことを思いながら私は目を瞑った。
毎日普通に生活している皆が羨ましかった。
朝起きてご飯を食べて、学校へ行き学ぶ。
私にはないものだ。
小学生より以前は、皆と同じように生きていた。
起きてご飯を食べ、保育園へ行き、帰る。
またご飯を食べてお風呂に入り寝る。
そんな当たり前の生活が、当たり前では無いと気がついたのは小学校も中学年に入ってから。
母の母、私にとってはおばあちゃんが亡くなった。
小学校2年生だった。
私は父方の祖母の家に預けられて、母は自分の母の付き添いに行っていた。
祖母は末期の胃癌だった。
もちろん子供の頃は、そんな病名はわからない。
思ったのは、癌になったら死ぬ。
ただ、それだけだった。
ある夜、寝ていたら突然怖い夢を見た。
人魂がたくさん飛んでいた。
逃げたかった。
戦った。
あまりにも人魂がたくさん飛んでいるので、私は戦隊ヒーローのヒロインにでもなったかのようだ。
私は人魂から身を守るダメ戦った。
結末はわからぬまま目が覚めた。
夜中の2時だった。
訳が分からぬまま、隣に寝ていた祖母を起こした。
「おばあちゃん、怖い夢みた。
喉乾いたよ。」
祖母は起きて冷たい麦茶をグラスに注いで渡してくれた。
私はそれをごくごくっと音を立てて飲み干した。
祖母がぽつりと呟いた。
「おばあちゃんも嫌な夢をみていたんだ。
起こしてくれてありがとう。」
2人で一緒に夢見が悪いなどと変な夜だ。
そんなことを思いながらまだ真夜中な為、もう一度布団に入り寝る事にした。
次に目が覚めたら朝だといいなぁ、、
そんなことを思いながら私は目を瞑った。
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