6 / 35
1章
6・吸血鬼に髪を結われました
しおりを挟む
「お待ちしておりました、一級吸血鬼ハンターの皆様」
深夜に私達を出迎えてくれたのは、ルシード国の協会職員達だった。
ここでは、味方である吸血鬼達も一級吸血鬼ハンターとして扱うらしい。
職員達と共に待機していると、フリフリした異国服に身を包んだ三人の女性が、待っていましたとばかりに私とナデシコの周りを取り囲む。
「あ、あの……?」
「彼女達は、一級吸血鬼ハンターのお世話をする職員――メイドですよ」
戸惑う私に気づいた男性職員の一人が、女性達の紹介をしてくれた。
「まずは、その服を着替えましょうか。ヤヨイ国の服も良いですが、この国だと悪目立ちしてしまいますからね」
職員にそう告げられた私達は、メイド達に連れられて建物の奥へと足を進める。
しかし、職員や吸血鬼達の姿が見えなくなった途端、メイド達の態度が豹変した。
「この廊下をまっすぐ行った先の部屋に着替えを用意しているから、勝手に着替えてくださる?」
「私達、そんなに暇じゃありませんの」
戸惑う私とナデシコを、メイド達は鼻で笑う。
「本当に、どうしてあなた達のような田舎者が、シュリ様やユーロ様の伴侶に選ばれるのかしら」
「そうよ、不釣り合いだわ。悪いことは言わないから、さっさと田舎国へ帰ったほうが身のためでしてよ」
そう言い捨てると、彼女達は廊下の反対側へと歩き去ってしまった。
「ええと、どうしましょう……サラちゃん」
メイド達の冷たい態度に、ナデシコが唖然とした様子で立ちすくんでいる。
「ナデシコさん……とりあえず、あっちに服があるらしいから行ってみましょう」
二人並んで廊下を進み、突き当りの部屋の扉に手をかける。他に部屋はなかったので、ここで合っているはずだ。
扉を開けた先は、たくさん戸のついた棚が並ぶ不思議な部屋だった。
壁紙は真っ白で、木の床は光沢のある焦げ茶色。中央には水色の猫足の椅子が並べられており、窓には白いレース布がつけられている。敷物はふわふわとした白い毛皮だ。
(こんな色だと、すぐに汚れそうね。それにしても、服はどこかしら?)
このままでいても埒があかないので、試しに棚の一つを開けてみる。
すると、これでもかというくらいレースをあしらった、見たこともないゴテゴテした服の大群が現れた。
「すごいわね。こんな服を着ていたら、吸血鬼を退治できないわ……」
続いて他の棚を開けてみると、今度はシュリ達が着ていたような男性用の服が入っている。
「……これを着ろということなのかしら」
「違うと思いますわ、サラちゃん。他の棚も開けてみましょう?」
ナデシコと共に、残りの棚の扉を全て開ける。すると、その中の二つに異国の女性用の服が収納されていた。
「わたくし達が着るなら、こちらでしょうか……」
戸惑いがちにナデシコが指差したのは、短めの膝丈の履物と上着のセットが入っている棚だ。
「こういった服でも、大丈夫そうですわね」
続いて彼女が示したのは、上と下が繋がっている袖のない服だった。こちらも、布の長さは膝丈である。
「手前にあるのは、異国のスカートという服ですわ。奥にあるのは、ワンピース……わたくし、実家ではこういった服を着たことがありますの」
「外国の服を着る機会があるなんて、ナデシコさんの実家はお金持ちなの?」
「……父が、ヤヨイ国の役人なのですわ」
「すごいわね、私は着物しか来たことがないから……これをどう着れば良いのか、わからないわ。この服には、帯がないのね」
「ふふ、大丈夫ですわよ。ちゃんと、ボタンやリボンで前や後ろを閉じられるようになっていますから」
ナデシコに手伝ってもらいながら、ワンピースという服に袖を通す。
前に小さなボタンの並んだ薄い服は、縁や袖に細かなレースまで付けられている。
正直言って私の好みではないが、小さなサイズのものがこれしかなかった。
「ナデシコさんも、ワンピースという服を着るのですか?」
「ええ、サラちゃんとは色違いなのよ」
私のワンピースは、淡い水色。ナデシコのワンピースは、深い緑色だった。
着替えの終わった私達が部屋を出ると、外にはいつの間にか着替えているシュリとユーロが立っていた。
「遅かったね、サラ……まあ、女性の着替えは時間のかかるものだというけれど」
「ごめんなさい、私がうまく服を着られなくて。ナデシコさんに手伝ってもらっていたの」
「えっ……!? 服、自分で着たの!?」
目を丸くするシュリに向かって、私はおずおずと頷いた。
「ほとんど、ナデシコさんに着せてもらったようなものよ……靴も、彼女に選んでもらったの」
「メイドさん達は?」
「え? この部屋を教えてくれた後、どこかに行ってしまったわよ?」
私の言葉に、ナデシコもうんうんと頷いている。そんな彼女の姿を見たユーロの表情が、徐々に険しさを増していった。
(目が怖いんだけど……)
少し不安になった私は、シュリに視線を移した。
「あの……どうかしたの? この服、着てはいけないものだった?」
「いや、そうじゃないよ? そのワンピース、サラによく似合っている。僕が言いたいのはそうじゃなくて」
シュリは、ユーロのように、あからさまに凶悪な表情を浮かべてはいないものの、なんとなく様子がおかしい。
「可愛いよ、サラ。せっかくだから、僕が髪を結ってあげる。この部屋には、装飾品の類も置いてあるんだよ?」
「そうなのね、気がつかなかったわ」
部屋の中へ入り、シュリに促されるまま部屋の隅にあった鏡台の椅子に腰掛ける。
私達に続いて、ユーロ達も部屋の中に入るのかと思えば、そうではなかった。彼らは廊下を戻り、どこかへと消えてしまう。
「ナデシコさん達は、どこへ……?」
「サラ、むやみに詮索するのは、野暮というものだよ」
「……それもそうね。あの二人は、デキているのかしら?」
シュリに髪を梳かれながらそう尋ねると、彼は少し唇を尖らせて言った。
「ねえ、せっかく二人でいるのだから。他の夫婦の話をするよりも、僕らの絆を深め合いたいな?」
至近距離でそんなことを言われた私の頰は、瞬時に熱を持ち、鏡越しでも自分の顔が赤くなっているのがわかった。恥ずかしくてシュリと距離を取りたいが、髪をいじられている最中なので、動くことが叶わない。それに……
(なんだか、髪を触られていること自体が、恥ずかしくなってきてしまったわね)
顔が赤いことをシュリに気づかれたくない私は、今夜の食事のことを考えて平静を装った。
「サラの黒い髪は、滑らかでとても美しいね」
「ヤヨイ国の人間の髪は、皆こんな感じよ。私だけが特別じゃないわ」
「ふふ、つれないなあ……はい、できた」
シュリが頭から手を外し、鏡の中の私を見つめる。
つられて鏡を見ると、そこには外国風に髪を上げ、水色のリボンで結んだ私の姿が映っていた。
「わぁ……すごい」
こんな風に、誰かに髪を結ってもらったのは初めてだ。
いつもは、邪魔にならない程度に、自分で適当に縛っている。それすらも面倒で、何もしない時すらある。
「どうして、シュリは女の人の髪を結えるの?」
「将来、奥さんが出来た時のために、練習していたんだよ」
「……ぜったいに、嘘だ」
シュリは、女性慣れしている。きっと、私にはわからないような様々な女性遍歴があるに違いない。
鏡越しに胡乱な目を向けた私に、シュリは苦笑いを返しつつ、片手を差し出した。
「お手をどうぞ、お嬢さん?」
「お嬢さんとは呼ばないでって言ったのに」
「ふふ、可愛いな。では、お手をどうぞ、未来の奥さん?」
「お、奥っ……!」
確かに、一級吸血鬼ハンターとなった私は、彼の妻……もとい隷属となる。
話に聞いていたので、わかってはいた。けれど、どこか現実味を伴わない話だ。
「ほらほら、早く行かないと。夜食を食べ損ねてしまうよ?」
「そ、それは困るわね……」
素直にシュリに手を引かれ、私は食堂へと向かった。
深夜に私達を出迎えてくれたのは、ルシード国の協会職員達だった。
ここでは、味方である吸血鬼達も一級吸血鬼ハンターとして扱うらしい。
職員達と共に待機していると、フリフリした異国服に身を包んだ三人の女性が、待っていましたとばかりに私とナデシコの周りを取り囲む。
「あ、あの……?」
「彼女達は、一級吸血鬼ハンターのお世話をする職員――メイドですよ」
戸惑う私に気づいた男性職員の一人が、女性達の紹介をしてくれた。
「まずは、その服を着替えましょうか。ヤヨイ国の服も良いですが、この国だと悪目立ちしてしまいますからね」
職員にそう告げられた私達は、メイド達に連れられて建物の奥へと足を進める。
しかし、職員や吸血鬼達の姿が見えなくなった途端、メイド達の態度が豹変した。
「この廊下をまっすぐ行った先の部屋に着替えを用意しているから、勝手に着替えてくださる?」
「私達、そんなに暇じゃありませんの」
戸惑う私とナデシコを、メイド達は鼻で笑う。
「本当に、どうしてあなた達のような田舎者が、シュリ様やユーロ様の伴侶に選ばれるのかしら」
「そうよ、不釣り合いだわ。悪いことは言わないから、さっさと田舎国へ帰ったほうが身のためでしてよ」
そう言い捨てると、彼女達は廊下の反対側へと歩き去ってしまった。
「ええと、どうしましょう……サラちゃん」
メイド達の冷たい態度に、ナデシコが唖然とした様子で立ちすくんでいる。
「ナデシコさん……とりあえず、あっちに服があるらしいから行ってみましょう」
二人並んで廊下を進み、突き当りの部屋の扉に手をかける。他に部屋はなかったので、ここで合っているはずだ。
扉を開けた先は、たくさん戸のついた棚が並ぶ不思議な部屋だった。
壁紙は真っ白で、木の床は光沢のある焦げ茶色。中央には水色の猫足の椅子が並べられており、窓には白いレース布がつけられている。敷物はふわふわとした白い毛皮だ。
(こんな色だと、すぐに汚れそうね。それにしても、服はどこかしら?)
このままでいても埒があかないので、試しに棚の一つを開けてみる。
すると、これでもかというくらいレースをあしらった、見たこともないゴテゴテした服の大群が現れた。
「すごいわね。こんな服を着ていたら、吸血鬼を退治できないわ……」
続いて他の棚を開けてみると、今度はシュリ達が着ていたような男性用の服が入っている。
「……これを着ろということなのかしら」
「違うと思いますわ、サラちゃん。他の棚も開けてみましょう?」
ナデシコと共に、残りの棚の扉を全て開ける。すると、その中の二つに異国の女性用の服が収納されていた。
「わたくし達が着るなら、こちらでしょうか……」
戸惑いがちにナデシコが指差したのは、短めの膝丈の履物と上着のセットが入っている棚だ。
「こういった服でも、大丈夫そうですわね」
続いて彼女が示したのは、上と下が繋がっている袖のない服だった。こちらも、布の長さは膝丈である。
「手前にあるのは、異国のスカートという服ですわ。奥にあるのは、ワンピース……わたくし、実家ではこういった服を着たことがありますの」
「外国の服を着る機会があるなんて、ナデシコさんの実家はお金持ちなの?」
「……父が、ヤヨイ国の役人なのですわ」
「すごいわね、私は着物しか来たことがないから……これをどう着れば良いのか、わからないわ。この服には、帯がないのね」
「ふふ、大丈夫ですわよ。ちゃんと、ボタンやリボンで前や後ろを閉じられるようになっていますから」
ナデシコに手伝ってもらいながら、ワンピースという服に袖を通す。
前に小さなボタンの並んだ薄い服は、縁や袖に細かなレースまで付けられている。
正直言って私の好みではないが、小さなサイズのものがこれしかなかった。
「ナデシコさんも、ワンピースという服を着るのですか?」
「ええ、サラちゃんとは色違いなのよ」
私のワンピースは、淡い水色。ナデシコのワンピースは、深い緑色だった。
着替えの終わった私達が部屋を出ると、外にはいつの間にか着替えているシュリとユーロが立っていた。
「遅かったね、サラ……まあ、女性の着替えは時間のかかるものだというけれど」
「ごめんなさい、私がうまく服を着られなくて。ナデシコさんに手伝ってもらっていたの」
「えっ……!? 服、自分で着たの!?」
目を丸くするシュリに向かって、私はおずおずと頷いた。
「ほとんど、ナデシコさんに着せてもらったようなものよ……靴も、彼女に選んでもらったの」
「メイドさん達は?」
「え? この部屋を教えてくれた後、どこかに行ってしまったわよ?」
私の言葉に、ナデシコもうんうんと頷いている。そんな彼女の姿を見たユーロの表情が、徐々に険しさを増していった。
(目が怖いんだけど……)
少し不安になった私は、シュリに視線を移した。
「あの……どうかしたの? この服、着てはいけないものだった?」
「いや、そうじゃないよ? そのワンピース、サラによく似合っている。僕が言いたいのはそうじゃなくて」
シュリは、ユーロのように、あからさまに凶悪な表情を浮かべてはいないものの、なんとなく様子がおかしい。
「可愛いよ、サラ。せっかくだから、僕が髪を結ってあげる。この部屋には、装飾品の類も置いてあるんだよ?」
「そうなのね、気がつかなかったわ」
部屋の中へ入り、シュリに促されるまま部屋の隅にあった鏡台の椅子に腰掛ける。
私達に続いて、ユーロ達も部屋の中に入るのかと思えば、そうではなかった。彼らは廊下を戻り、どこかへと消えてしまう。
「ナデシコさん達は、どこへ……?」
「サラ、むやみに詮索するのは、野暮というものだよ」
「……それもそうね。あの二人は、デキているのかしら?」
シュリに髪を梳かれながらそう尋ねると、彼は少し唇を尖らせて言った。
「ねえ、せっかく二人でいるのだから。他の夫婦の話をするよりも、僕らの絆を深め合いたいな?」
至近距離でそんなことを言われた私の頰は、瞬時に熱を持ち、鏡越しでも自分の顔が赤くなっているのがわかった。恥ずかしくてシュリと距離を取りたいが、髪をいじられている最中なので、動くことが叶わない。それに……
(なんだか、髪を触られていること自体が、恥ずかしくなってきてしまったわね)
顔が赤いことをシュリに気づかれたくない私は、今夜の食事のことを考えて平静を装った。
「サラの黒い髪は、滑らかでとても美しいね」
「ヤヨイ国の人間の髪は、皆こんな感じよ。私だけが特別じゃないわ」
「ふふ、つれないなあ……はい、できた」
シュリが頭から手を外し、鏡の中の私を見つめる。
つられて鏡を見ると、そこには外国風に髪を上げ、水色のリボンで結んだ私の姿が映っていた。
「わぁ……すごい」
こんな風に、誰かに髪を結ってもらったのは初めてだ。
いつもは、邪魔にならない程度に、自分で適当に縛っている。それすらも面倒で、何もしない時すらある。
「どうして、シュリは女の人の髪を結えるの?」
「将来、奥さんが出来た時のために、練習していたんだよ」
「……ぜったいに、嘘だ」
シュリは、女性慣れしている。きっと、私にはわからないような様々な女性遍歴があるに違いない。
鏡越しに胡乱な目を向けた私に、シュリは苦笑いを返しつつ、片手を差し出した。
「お手をどうぞ、お嬢さん?」
「お嬢さんとは呼ばないでって言ったのに」
「ふふ、可愛いな。では、お手をどうぞ、未来の奥さん?」
「お、奥っ……!」
確かに、一級吸血鬼ハンターとなった私は、彼の妻……もとい隷属となる。
話に聞いていたので、わかってはいた。けれど、どこか現実味を伴わない話だ。
「ほらほら、早く行かないと。夜食を食べ損ねてしまうよ?」
「そ、それは困るわね……」
素直にシュリに手を引かれ、私は食堂へと向かった。
1
お気に入りに追加
315
あなたにおすすめの小説
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
ウブな政略妻は、ケダモノ御曹司の執愛に堕とされる
Adria
恋愛
旧題:紳士だと思っていた初恋の人は私への恋心を拗らせた執着系ドSなケダモノでした
ある日、父から持ちかけられた政略結婚の相手は、学生時代からずっと好きだった初恋の人だった。
でも彼は来る縁談の全てを断っている。初恋を実らせたい私は副社長である彼の秘書として働くことを決めた。けれど、何の進展もない日々が過ぎていく。だが、ある日会社に忘れ物をして、それを取りに会社に戻ったことから私たちの関係は急速に変わっていった。
彼を知れば知るほどに、彼が私への恋心を拗らせていることを知って戸惑う反面嬉しさもあり、私への執着を隠さない彼のペースに翻弄されていく……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる