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六十二話 灰村杏中学二年 三
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「灰村さん、これお願い」
バイト先の図書館にいる、館長は笑顔でたくさんの本を載せた、台車を持ち、私に置き場に戻すように言って来る。
「はい、わかりました」
台車を受け取り、本を元の場所へ戻していく。この手の仕事は私が担当となっている。
私の消せない記憶のおかげで、本のタイトルを見るだけで、場所は分かる。
本来なら、本に張ってある、テープを目印に、目的のエリアまで持って行き、そこから、本のタイトルを調べ、元の場所に持って行く。
この図書館内で私は記憶力がいいと言うことで通っている為、この手の仕事は大体任せられる。
バイトして、徐々に場所を覚えた。今では館内にある全ての本の場所がわかる。
バイトの休憩時間、いつもなら勉強やら、読書をしている所だけど、今は館内にある、PCを操作し、先日起こった学校内での、盗難事件。
事件と言っても、学校全体が把握している訳でもないけど。
犯人はなぜ、給食費を盗み、一円も取らずに私の机の中に入れたのか。ただ単に、私への嫌がらせなのか、それとも別の狙いがあるのか…
その事を調べる為に、PCの前に座っているわけだけど…
さてさて、なにから調べようかな。
まずは学校のPCをハッキングする。
やっている事は完全に犯罪だけど、未成年って事で…
未成年でもだめだけど。
兎に角ハッキングに成功し、全校生徒の個人情報やら、テストの問題などが、管理されている場所に辿り着く。もちろんそんな物に興味は無い。
目的は監視カメラの記録だ。
あった。
目的のデータを見つけ、給食費を盗まれたであろう日のデータを確認し、再生する。
先生はこのデータを確認しているはず。その上で、みんなに聞いてきた。犯人が分かっているのなら、最初から、犯人を呼び出し聞いたはず。
みんなに聞いた理由はこのデータを見た時に答えが出た。
監視カメラの映像には、盗まれる瞬間は映っていない。
他の日も確認したが、生徒が先生の机に近づいた様子は映っていない。
先生も毎日デスクの中を確認してる様子も見られる。
犯人はいつどうやって盗んだのか…
他にも何か無いか、色々調べてみる。
ちなみになぜ私にこのような事が出来るかと言うと、由美さんに教わったとしか言えない。
さて、調べ事も終わった。バイトの休憩時間も終わり、閉館時間まで、働くとしよう。
翌日になり、いつも通りに学校へ行く。
「ハイムーおはよう」
元気の良い声を出し、挨拶をしてくる志田さん。彼女は元気が無いときとかあるのかな?
「…おはよう」
適当に挨拶を済ませ、靴を下駄箱に仕舞い、上履きを取る。
「ん?」
下駄箱に何か入ってる。
下駄箱に入っていた、手紙のような物を取り出し、封を開ける。
【放課後、話したい。体育館裏で待ってます】
なにこれ…?ラブレター…
うっざ…きも…
給食費の次はラブレターか…
シカトしようかな。
これ、間違いなく、告られるよな。
差出人を確認する。
これは、これは…ぜひ、お話したかった相手だ。ちょうどいい。
いつも通りの授業を終え、放課後になる。
約束の場所の体育館裏へ。
体育館裏って…ベタね。
意外と人目につくと思うけど。
「灰村さん。よかった、来てくれたー」
手紙を出した本人、同じクラスの吉野くんだ。
「それで、話って」
「そのさ…」
吉野くんは恥ずかしそうに、頭を掻きながら話してくる。
告るならさっさとしてくれないかな
「恥ずかしいなら、告白なんてやめれば?」
「え…?」
「あら、違った?私の勘違いならそれでいいけど」
「い、いや、勘違いじゃない。俺、灰村さんの事好きでさ…」
「へえ…話したことも無いのに、随分と急だね。私は別に他の男子と話してないし、急ぐ必要は無いと思うけど」
「そ、それって!!脈ありって思って良いの」
なにを勘違いしてんだ…そんな訳ないでしょ。
「いや、脈無し。私、吉野くん見たいな人嫌いなんだ」
「……そっか」
「話、終わり?」
「う、うん…そ、それじゃ」
私に振られ、帰ろうとする吉野くん。だけど、帰さないよ。私はあんたに用がある。
「私さ、君に聞きたいことあるんだよね」
「なに?」
「私の机の中に、給食費入れたの、あんたでしょ」
「はっ?」
明らかに動揺しているのがわかる。声が上擦ってるし。
「なんで入れたの?」
「いや、何言ってるかわかんないんだけど」
「職員室の防犯カメラあるの知ってる?あれに君が先生の机の中漁ってるのバッチリ映ってたよ」
「はっ!?そんなわけ!!あれは…」
もちろんカメラには映っていなかった。でも、墓穴掘ったわね。
「あれは?なに?」
「い、いやその…」
「君がやったのはわかってる。調べもついてるし。黙っててやるから、さっさと白状しなよ」
「し、知らねぇよ!!灰村さん何言ってんだよ」
「あんたが、告ってきた事で一つの仮説が出来たんだけど、給食費を盗んだ犯人だとクラス中に疑われ、私が動揺したタイミングで、私を庇い、庇ってくれた優しい人。とか意識させようとしたんじゃない?」
「いや、だから…」
なにか言いたげだけどこいつが犯人なのは知ってるから、無視しよう。
「でも、私があっさり犯人でも良いとか言って、計画が崩れた。だから焦って告ってきた。違う?」
「いや、俺純粋に灰村さんの事が…」
「あのさ、体育で走って揺れてる私の胸をガン見してくる奴が、純粋とか言ってんじゃねえよ。キモいんだよお前」
「こ、この…さっきから黙って聞いてら調子に乗りやがってよ!!」
「なに?事実でしょ。あんた、私が転校初日に、私の胸の事言ってたじゃない。マジうぜえから。あんた如きに私を落とせると思われた事が情けないよ」
「て、てめ…!!」
拳を握り、手を震えさせている。
おっと、これはまずいかな。
ダッ!!
吉野くんは私に向かって走ってくる。ムカついたら、女だろうが手をあげるタイプか…
「そこまでよ」
声のする方をみると、能登さんと間宮くんが立っている。
吉野くんはなぜ二人がここにと、不思議そうにしたが、すぐに私の方を向き直した。
「なんだよ、二人呼んでたのかよ。道理で強気なわけだ」
ああ、こいつ。私が二人に声を掛けていたと思ってんな。
違うと否定しても、多分信じないでしょうね。
「吉野くん。灰村さんは私達に何も伝えてない。私達は最初から、君に用があったのだから」
「な、なんだよ、用って…」
「吉野…さっき灰村さんが言ってたろ。給食費の事だ。職員室から給食費を盗み、灰村さんの机の中に入れたのはお前だ」
「だから、知らねえって…」
「吉野くん。無駄なあがきはよしなさい。私がなにも調べずここに来るわけ無いでしょ」
「く…」
「お前は先生のパソコンに細工した。盗んだあの日にお前が映っていた映像を削除し、一学期にあった職員会議中で誰もいない職員室の映像を貼り付け、そのファイルの日にちを盗んだ日にしただけ。映像には違和感があり、すぐに気が付いたよ。それから、なぜお前にたどり着いたかというと、学校出てすぐにある、コンビニのカメラにお前が学校に戻る映像が映ってた。流石に外のカメラまでは気が回らなかったのかな」
「学校に戻るだけで俺が犯人かよ」
「うん。あの日、部活も休み。全校生徒は午後四時二十分には全員学校から、出ている。誰も学校には戻っていない。お前以外は。コンビニのカメラにお前が映ってるって言っただろ」
「ぐっ…」
「学校に戻ったお前は、職員室に向かい、給食費を盗み、灰村さんの机の中に入れた。その後職員室に戻り、防犯カメラに映らない、体育教師の席にある、パソコンから、映像に細工して何事も無かった様にして帰った。パソコンに詳しいお前にしか出来ない芸当だ」
「………」
吉野くんは、なにも言わず、膝から崩れ落ちた。犯行を認めた瞬間だ。
その後吉野くんんから、謝罪されたが、別に迷惑とも思ってないから、何事も無かったかの様にした。ただ、吉野くんは私に話し掛けてくることは二度と無いだろう。
吉野くんの犯行は、私達の三人だけでの秘密と言う事で、事件は幕を閉じる。
学校での一悶着で、バイトには少し遅れたが、作業スピードを上げ、遅れを挽回した。
「お疲れ様でした」
館長にあいさつして、帰宅する。
スマホを確認すると、時刻は午後九時半を回っていた。
辺りはすっかり暗くなり、街灯が光る道を一人、歩き出す。
やがて、街灯の少ない暗い道になってくる。家の近くになると街灯も少なく、少し怖いかも。
最近は工事もしている。新しい、店でも作ろうとしているのだろうか。昼間はうるさい工事現場だが、夜、この時間は静かだ。
ふと耳を澄ますとダッダッダと、ランニングする人だろうか?後ろから聞こえてくる。
音が近づいてくる。
気にせず歩いていた。
ガシッ!!
背後から、抱きしめられる。
「はぁ!?」
強く抱きつかれ身動きが出来ない中、首だけを回し、変質者の顔を見る………
「!!」
「杏ちゃん。捕まえた」
私に抱きつき、ニヤニヤしている、気持ち悪い男……将だった…。
バイト先の図書館にいる、館長は笑顔でたくさんの本を載せた、台車を持ち、私に置き場に戻すように言って来る。
「はい、わかりました」
台車を受け取り、本を元の場所へ戻していく。この手の仕事は私が担当となっている。
私の消せない記憶のおかげで、本のタイトルを見るだけで、場所は分かる。
本来なら、本に張ってある、テープを目印に、目的のエリアまで持って行き、そこから、本のタイトルを調べ、元の場所に持って行く。
この図書館内で私は記憶力がいいと言うことで通っている為、この手の仕事は大体任せられる。
バイトして、徐々に場所を覚えた。今では館内にある全ての本の場所がわかる。
バイトの休憩時間、いつもなら勉強やら、読書をしている所だけど、今は館内にある、PCを操作し、先日起こった学校内での、盗難事件。
事件と言っても、学校全体が把握している訳でもないけど。
犯人はなぜ、給食費を盗み、一円も取らずに私の机の中に入れたのか。ただ単に、私への嫌がらせなのか、それとも別の狙いがあるのか…
その事を調べる為に、PCの前に座っているわけだけど…
さてさて、なにから調べようかな。
まずは学校のPCをハッキングする。
やっている事は完全に犯罪だけど、未成年って事で…
未成年でもだめだけど。
兎に角ハッキングに成功し、全校生徒の個人情報やら、テストの問題などが、管理されている場所に辿り着く。もちろんそんな物に興味は無い。
目的は監視カメラの記録だ。
あった。
目的のデータを見つけ、給食費を盗まれたであろう日のデータを確認し、再生する。
先生はこのデータを確認しているはず。その上で、みんなに聞いてきた。犯人が分かっているのなら、最初から、犯人を呼び出し聞いたはず。
みんなに聞いた理由はこのデータを見た時に答えが出た。
監視カメラの映像には、盗まれる瞬間は映っていない。
他の日も確認したが、生徒が先生の机に近づいた様子は映っていない。
先生も毎日デスクの中を確認してる様子も見られる。
犯人はいつどうやって盗んだのか…
他にも何か無いか、色々調べてみる。
ちなみになぜ私にこのような事が出来るかと言うと、由美さんに教わったとしか言えない。
さて、調べ事も終わった。バイトの休憩時間も終わり、閉館時間まで、働くとしよう。
翌日になり、いつも通りに学校へ行く。
「ハイムーおはよう」
元気の良い声を出し、挨拶をしてくる志田さん。彼女は元気が無いときとかあるのかな?
「…おはよう」
適当に挨拶を済ませ、靴を下駄箱に仕舞い、上履きを取る。
「ん?」
下駄箱に何か入ってる。
下駄箱に入っていた、手紙のような物を取り出し、封を開ける。
【放課後、話したい。体育館裏で待ってます】
なにこれ…?ラブレター…
うっざ…きも…
給食費の次はラブレターか…
シカトしようかな。
これ、間違いなく、告られるよな。
差出人を確認する。
これは、これは…ぜひ、お話したかった相手だ。ちょうどいい。
いつも通りの授業を終え、放課後になる。
約束の場所の体育館裏へ。
体育館裏って…ベタね。
意外と人目につくと思うけど。
「灰村さん。よかった、来てくれたー」
手紙を出した本人、同じクラスの吉野くんだ。
「それで、話って」
「そのさ…」
吉野くんは恥ずかしそうに、頭を掻きながら話してくる。
告るならさっさとしてくれないかな
「恥ずかしいなら、告白なんてやめれば?」
「え…?」
「あら、違った?私の勘違いならそれでいいけど」
「い、いや、勘違いじゃない。俺、灰村さんの事好きでさ…」
「へえ…話したことも無いのに、随分と急だね。私は別に他の男子と話してないし、急ぐ必要は無いと思うけど」
「そ、それって!!脈ありって思って良いの」
なにを勘違いしてんだ…そんな訳ないでしょ。
「いや、脈無し。私、吉野くん見たいな人嫌いなんだ」
「……そっか」
「話、終わり?」
「う、うん…そ、それじゃ」
私に振られ、帰ろうとする吉野くん。だけど、帰さないよ。私はあんたに用がある。
「私さ、君に聞きたいことあるんだよね」
「なに?」
「私の机の中に、給食費入れたの、あんたでしょ」
「はっ?」
明らかに動揺しているのがわかる。声が上擦ってるし。
「なんで入れたの?」
「いや、何言ってるかわかんないんだけど」
「職員室の防犯カメラあるの知ってる?あれに君が先生の机の中漁ってるのバッチリ映ってたよ」
「はっ!?そんなわけ!!あれは…」
もちろんカメラには映っていなかった。でも、墓穴掘ったわね。
「あれは?なに?」
「い、いやその…」
「君がやったのはわかってる。調べもついてるし。黙っててやるから、さっさと白状しなよ」
「し、知らねぇよ!!灰村さん何言ってんだよ」
「あんたが、告ってきた事で一つの仮説が出来たんだけど、給食費を盗んだ犯人だとクラス中に疑われ、私が動揺したタイミングで、私を庇い、庇ってくれた優しい人。とか意識させようとしたんじゃない?」
「いや、だから…」
なにか言いたげだけどこいつが犯人なのは知ってるから、無視しよう。
「でも、私があっさり犯人でも良いとか言って、計画が崩れた。だから焦って告ってきた。違う?」
「いや、俺純粋に灰村さんの事が…」
「あのさ、体育で走って揺れてる私の胸をガン見してくる奴が、純粋とか言ってんじゃねえよ。キモいんだよお前」
「こ、この…さっきから黙って聞いてら調子に乗りやがってよ!!」
「なに?事実でしょ。あんた、私が転校初日に、私の胸の事言ってたじゃない。マジうぜえから。あんた如きに私を落とせると思われた事が情けないよ」
「て、てめ…!!」
拳を握り、手を震えさせている。
おっと、これはまずいかな。
ダッ!!
吉野くんは私に向かって走ってくる。ムカついたら、女だろうが手をあげるタイプか…
「そこまでよ」
声のする方をみると、能登さんと間宮くんが立っている。
吉野くんはなぜ二人がここにと、不思議そうにしたが、すぐに私の方を向き直した。
「なんだよ、二人呼んでたのかよ。道理で強気なわけだ」
ああ、こいつ。私が二人に声を掛けていたと思ってんな。
違うと否定しても、多分信じないでしょうね。
「吉野くん。灰村さんは私達に何も伝えてない。私達は最初から、君に用があったのだから」
「な、なんだよ、用って…」
「吉野…さっき灰村さんが言ってたろ。給食費の事だ。職員室から給食費を盗み、灰村さんの机の中に入れたのはお前だ」
「だから、知らねえって…」
「吉野くん。無駄なあがきはよしなさい。私がなにも調べずここに来るわけ無いでしょ」
「く…」
「お前は先生のパソコンに細工した。盗んだあの日にお前が映っていた映像を削除し、一学期にあった職員会議中で誰もいない職員室の映像を貼り付け、そのファイルの日にちを盗んだ日にしただけ。映像には違和感があり、すぐに気が付いたよ。それから、なぜお前にたどり着いたかというと、学校出てすぐにある、コンビニのカメラにお前が学校に戻る映像が映ってた。流石に外のカメラまでは気が回らなかったのかな」
「学校に戻るだけで俺が犯人かよ」
「うん。あの日、部活も休み。全校生徒は午後四時二十分には全員学校から、出ている。誰も学校には戻っていない。お前以外は。コンビニのカメラにお前が映ってるって言っただろ」
「ぐっ…」
「学校に戻ったお前は、職員室に向かい、給食費を盗み、灰村さんの机の中に入れた。その後職員室に戻り、防犯カメラに映らない、体育教師の席にある、パソコンから、映像に細工して何事も無かった様にして帰った。パソコンに詳しいお前にしか出来ない芸当だ」
「………」
吉野くんは、なにも言わず、膝から崩れ落ちた。犯行を認めた瞬間だ。
その後吉野くんんから、謝罪されたが、別に迷惑とも思ってないから、何事も無かったかの様にした。ただ、吉野くんは私に話し掛けてくることは二度と無いだろう。
吉野くんの犯行は、私達の三人だけでの秘密と言う事で、事件は幕を閉じる。
学校での一悶着で、バイトには少し遅れたが、作業スピードを上げ、遅れを挽回した。
「お疲れ様でした」
館長にあいさつして、帰宅する。
スマホを確認すると、時刻は午後九時半を回っていた。
辺りはすっかり暗くなり、街灯が光る道を一人、歩き出す。
やがて、街灯の少ない暗い道になってくる。家の近くになると街灯も少なく、少し怖いかも。
最近は工事もしている。新しい、店でも作ろうとしているのだろうか。昼間はうるさい工事現場だが、夜、この時間は静かだ。
ふと耳を澄ますとダッダッダと、ランニングする人だろうか?後ろから聞こえてくる。
音が近づいてくる。
気にせず歩いていた。
ガシッ!!
背後から、抱きしめられる。
「はぁ!?」
強く抱きつかれ身動きが出来ない中、首だけを回し、変質者の顔を見る………
「!!」
「杏ちゃん。捕まえた」
私に抱きつき、ニヤニヤしている、気持ち悪い男……将だった…。
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