9 / 23
(9)修行の成果
しおりを挟む
「もう一度言うが、俺についてこい、」
笑いながら十(テン)が俺に言ってる。
というか、なんで力入家の人があの日戦ったのに生きてるんだよ…
「ついていくわけないだろ…お前らの話はもう聞いた。俺が倒す。」
「やれるもんならやってみろ、小僧。」
テンからは笑みが消えた、本気でやる気だな。
「勝手に死ぬなよ、」
剣……
お互い走り出し、剣と剣がぶつかり合う。
キーンッ!!
テンは軽いステップを踏みながら剣を振ってくる。
シュンッ!キン!
何度も何度も、剣と剣がぶつかり合う。
キーンッ!!!キキキキッキキッ
お互いの剣がぶつかり合い、その距離1mあるかないか、
「やるな小僧、腕を上げたな。」
俺は無視して、剣を振る。
キーンッ!!
一旦距離を取り、ドン!!地面を蹴り、ピュンッ!!突っ込む。
「この小僧、速い…」
キーンッ!
剣と剣がぶつかり合う。
大剣……
強く光り輝き変形しだす。
「なんだ……」
十(テンは)そう言い。
テンはその場から距離を取った。
「ほらよっ!!」
俺は勢いよく大剣を振った。
ギーンっ!
テンは剣で対抗しようとしたが力負けし、吹っ飛ぶ。
「グッ、武器が変わるとは…面白い。」
ピュンッ!!
「なに、グァッ!」
テンはものすごい速さで俺の腹部を蹴り飛ばし、
続けて右拳を繰り出してきた。
「この死に損ないのガキが!!」
ドン!!
「グッ!」
ヒューーンッ!、ドーン!!!
「グァッ、グッ、クソやろう…」
俺の身体からは血が流れ、意識もやっと保っている状態だった。
「殺しちまうところだったよ、危ない危ない、お前を連れて帰る約束なのに…」
テンは笑いながら近づいてくる…
やばい…体が、動かない…
いや、この2週間を思い出せ。
1日前…。
「どうした青年!ここで終わりか?俺はまだ8割の力だぞ?」
8割か、今のが…
「グァッ!ぁぁぁあああああ!」
俺は地面を蹴り、
ピュンッ!ピュンッ!ピュンッ!!
背後へ向かう。
「取ったぁぁぁああ!」
キーンッ!!!キキキッキキキキッ
剣と剣がぶつかり合う!
「まだこれからだぞ青年!」
「やってやるよ…。」
シュンッ!シュンッ!!
「青年…お前…」
「そんなんで、瞬間移動してるつもりかよ……。」
……!
「なに……!」
ヒューンッ!!、ドン!!!!!!
地面に背中をついていたのは、
達也さんだった。
そして今…。
こいつに勝つんだ…俺が。
俺は立ち上がり、ふぅーーー……。
ドン!!!地面を蹴った。
シュンッ!シュンッ!
「まだやる気か、小僧!!」
俺は背後を取り、回し蹴りをテンの首に叩き込む!
「グァッ!」
まだまだ…
大剣…
ギーンッ!!
「まだ動けるのかよナンバーズ!」
一度距離を取り、
シュンッ! シュンッ! シュンッ!
はぁはぁはぁはぁ、……
あれ、息が整ってくる…。
「今だ、行ける!!」
シュンッ! シュンッ!
次は正面からテンの腹部に左右の拳を繰り出す!!
そして腹部に飛び蹴りし、吹っ飛ばす!
俺は吹っ飛ばしたテンよりも速いスピードで通り越し……
「もう、これで終わりだ。」
分裂しろ!!心で強く思う。
鉄の棒は2つになり、
剣……
自分の左右が光に包まれる。
そして飛んでくるテンに向かって
2本の剣を振る!!
「うぉぉぉぉぉぉおおおおおっ!!!」
ヴァンッーーー!!!…。
……
………ドン!!!!!
あたりの建物は壊れ、地面は割れている…
「はぁはぁはぁはぁ、倒したのか。」
身体はボロボロ、息は荒く、地面にまで血が広がる。
目の前にはテンの骨だけが散らばっていて、
俺はなんとなくその骨に触った…
そして俺は、テンの骨の記憶を見た…。
笑いながら十(テン)が俺に言ってる。
というか、なんで力入家の人があの日戦ったのに生きてるんだよ…
「ついていくわけないだろ…お前らの話はもう聞いた。俺が倒す。」
「やれるもんならやってみろ、小僧。」
テンからは笑みが消えた、本気でやる気だな。
「勝手に死ぬなよ、」
剣……
お互い走り出し、剣と剣がぶつかり合う。
キーンッ!!
テンは軽いステップを踏みながら剣を振ってくる。
シュンッ!キン!
何度も何度も、剣と剣がぶつかり合う。
キーンッ!!!キキキキッキキッ
お互いの剣がぶつかり合い、その距離1mあるかないか、
「やるな小僧、腕を上げたな。」
俺は無視して、剣を振る。
キーンッ!!
一旦距離を取り、ドン!!地面を蹴り、ピュンッ!!突っ込む。
「この小僧、速い…」
キーンッ!
剣と剣がぶつかり合う。
大剣……
強く光り輝き変形しだす。
「なんだ……」
十(テンは)そう言い。
テンはその場から距離を取った。
「ほらよっ!!」
俺は勢いよく大剣を振った。
ギーンっ!
テンは剣で対抗しようとしたが力負けし、吹っ飛ぶ。
「グッ、武器が変わるとは…面白い。」
ピュンッ!!
「なに、グァッ!」
テンはものすごい速さで俺の腹部を蹴り飛ばし、
続けて右拳を繰り出してきた。
「この死に損ないのガキが!!」
ドン!!
「グッ!」
ヒューーンッ!、ドーン!!!
「グァッ、グッ、クソやろう…」
俺の身体からは血が流れ、意識もやっと保っている状態だった。
「殺しちまうところだったよ、危ない危ない、お前を連れて帰る約束なのに…」
テンは笑いながら近づいてくる…
やばい…体が、動かない…
いや、この2週間を思い出せ。
1日前…。
「どうした青年!ここで終わりか?俺はまだ8割の力だぞ?」
8割か、今のが…
「グァッ!ぁぁぁあああああ!」
俺は地面を蹴り、
ピュンッ!ピュンッ!ピュンッ!!
背後へ向かう。
「取ったぁぁぁああ!」
キーンッ!!!キキキッキキキキッ
剣と剣がぶつかり合う!
「まだこれからだぞ青年!」
「やってやるよ…。」
シュンッ!シュンッ!!
「青年…お前…」
「そんなんで、瞬間移動してるつもりかよ……。」
……!
「なに……!」
ヒューンッ!!、ドン!!!!!!
地面に背中をついていたのは、
達也さんだった。
そして今…。
こいつに勝つんだ…俺が。
俺は立ち上がり、ふぅーーー……。
ドン!!!地面を蹴った。
シュンッ!シュンッ!
「まだやる気か、小僧!!」
俺は背後を取り、回し蹴りをテンの首に叩き込む!
「グァッ!」
まだまだ…
大剣…
ギーンッ!!
「まだ動けるのかよナンバーズ!」
一度距離を取り、
シュンッ! シュンッ! シュンッ!
はぁはぁはぁはぁ、……
あれ、息が整ってくる…。
「今だ、行ける!!」
シュンッ! シュンッ!
次は正面からテンの腹部に左右の拳を繰り出す!!
そして腹部に飛び蹴りし、吹っ飛ばす!
俺は吹っ飛ばしたテンよりも速いスピードで通り越し……
「もう、これで終わりだ。」
分裂しろ!!心で強く思う。
鉄の棒は2つになり、
剣……
自分の左右が光に包まれる。
そして飛んでくるテンに向かって
2本の剣を振る!!
「うぉぉぉぉぉぉおおおおおっ!!!」
ヴァンッーーー!!!…。
……
………ドン!!!!!
あたりの建物は壊れ、地面は割れている…
「はぁはぁはぁはぁ、倒したのか。」
身体はボロボロ、息は荒く、地面にまで血が広がる。
目の前にはテンの骨だけが散らばっていて、
俺はなんとなくその骨に触った…
そして俺は、テンの骨の記憶を見た…。
0
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
性癖の館
正妻キドリ
ファンタジー
高校生の姉『美桜』と、小学生の妹『沙羅』は性癖の館へと迷い込んだ。そこは、ありとあらゆる性癖を持った者達が集う、変態達の集会所であった。露出狂、SMの女王様と奴隷、ケモナー、ネクロフィリア、ヴォラレフィリア…。色々な変態達が襲ってくるこの館から、姉妹は無事脱出できるのか!?
続・赤い流れ星
ルカ(聖夜月ルカ)
ファンタジー
「赤い流れ星」の続編です。
ぜひ、「赤い流れ星」からお読みください。
シュウの世界に旅立ったひかり…
そして、現実の世界でひかりのことを案ずる和彦は、ある人物に望みを託した。
※表紙は緋夜様に描いていただきました。
日本帝国陸海軍 混成異世界根拠地隊
北鴨梨
ファンタジー
太平洋戦争も終盤に近付いた1944(昭和19)年末、日本海軍が特攻作戦のため終結させた南方の小規模な空母機動部隊、北方の輸送兼対潜掃討部隊、小笠原増援輸送部隊が突如として消失し、異世界へ転移した。米軍相手には苦戦続きの彼らが、航空戦力と火力、機動力を生かして他を圧倒し、図らずも異世界最強の軍隊となってしまい、その情勢に大きく関わって引っ掻き回すことになる。
仮想空間に巻き込まれた男装少女は、軍人達と、愛猫との最期の旅をする
百門一新
ファンタジー
育て親を亡くし『猫のクロエ』を連れて旅に出た男装少女エル。しかしその矢先、少女アリスを攫った男の、暴走と崩壊の続く人工夢世界『仮想空間エリス』の再稼働に巻き込まれてしまう。
『仮想空間エリス』の破壊の任務を受けた3人の軍人と、エルはクロエと生きて帰るため行動を共にする。しかし、彼女は無関係ではなかったようで……
現実世界で奮闘する米軍研究所、人工夢世界『仮想空間エリス』、夢世界のモノ達。それぞれの〝願い〟と、エルと軍人達もそれぞれの〝秘密〟を胸に、彼女達は終わりへ向けて動き出す。
※「小説家になろう」「ノベマ!」「カクヨム」にも掲載しています。
[恥辱]りみの強制おむつ生活
rei
大衆娯楽
中学三年生になる主人公倉持りみが集会中にお漏らしをしてしまい、おむつを当てられる。
保健室の先生におむつを当ててもらうようにお願い、クラスメイトの前でおむつ着用宣言、お漏らしで小学一年生へ落第など恥辱にあふれた作品です。
楽毅 大鵬伝
松井暁彦
歴史・時代
舞台は中国戦国時代の最中。
誰よりも高い志を抱き、民衆を愛し、泰平の世の為、戦い続けた男がいる。
名は楽毅《がくき》。
祖国である、中山国を少年時代に、趙によって奪われ、
在野の士となった彼は、燕の昭王《しょうおう》と出逢い、武才を開花させる。
山東の強国、斉を圧倒的な軍略で滅亡寸前まで追い込み、
六か国合従軍の総帥として、斉を攻める楽毅。
そして、母国を守ろうと奔走する、田単《でんたん》の二人の視点から描いた英雄譚。
複雑な群像劇、中国戦国史が好きな方はぜひ!
イラスト提供 祥子様
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる