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領地繁栄編
21話 バーベキュー大会 餅に焼き餅!
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21話 バーベキュー大会 餅に焼き餅!
とりを串に刺して間に野菜を刺した物・・・・・・。
面倒なのでここからは、焼き鳥と言います。
下味をつけた焼き鳥と塩胡椒をふった焼き鳥が焼きあげ、全てを秘密のポケットにしまい込みました。
焼き台の上にある網を新しい物に交換します。
取り外した網は水につけてお焦げをとりやすくしています。
(焦げを洗うの大変だもの)
私は、焼き台に、四角く切った餅。
切り餅をドカッと置いて焼きはじめました。
「ねぇ。エルーシア。なぜお餅を焼いているの?」
「ふふふ。これはね。国王陛下が、お餅が好みのようだから、最初の焼き鳥と一緒に提供するのよ」
「え?バーベキューとは関係ないのではないかしら?」
「そうよ。リーサ。関係ないわ。
私は、別にこのバーベキュー大会でいい成績を取ろうとしていないの。
ベルティンブルグ領地内の食材が売れるようになればいいのよ。
でも、この場でお餅を出して国王陛下がコメントを出すと、貴族達がこぞってお餅を買うと思うのよね?
しかもお餅は、乾燥させると保存食にもなるので販売しやすいのよ」
「え。エルーシア。とても悪い顔をしているわよ」
「王族は私を利用しようとしているから、私も負けずに王族を利用しなくちゃいけないの」
「いけないのって、義務じゃないわよね?」
「義務じゃないわよ。利用されるだけってなんだか嫌じゃない?」
「そ、そうね」
「王族は、私と、王子二人を婚約者候補って訳のわからない立ち位置にして、他国からの横やりや、ベルティンブルグ家と王族と仲良しアピールがしたいのよね。王族の求心力を保つ為もあるけれど、お祖父様を大公爵に除したのは、不正解かもね」
「え、国王陛下と、大公爵家は、仲良くやっているわ。アピールが出来て良かったのじゃない?」
「ふふふ。
リーサ、お餅が焼けてきたわ。ひっくり返すのを手伝って」
私達はそうしてお餅を焼き続けるのでした。
「さて、時間も大詰めになってきました。
今のところできあがっているのは、エルーシア、リーサ組だけのようです。
お二人は、何故かお餅を焼いていますね」
「そうですね。シアナさん。
今、リーサ様とエルーシア様が焼いているお餅は、国王陛下がとても気に入ったようですよ」
「そうですか?
お餅は焼いて、お醤油なる調味料に砂糖をたっぷり入れたものに、つけて食べても美味しいですね。
私は、焼きたてのお餅に、オッドリアで採れた海苔を平らにして乾かして焼いた焼き海苔をまいて、ちょっと醤油につけて食べる食べ方が好きです」
「す、好きですか?
僕は、つきたてのお餅に、小豆と砂糖などで作った あんこを上にのせて食べるのも好きですね」
「そうですか?
それでレオン君はあんこをのせたお餅よりも好きなモノはいますか?」
(ちょっと手を休めることが出来たので、二人の司会を聞いていると、シアナはヘタレなレオンを責めているのね。
『好きなモノはいますか?』って『好きな人は居ますか?』ってこと、あ~二人でいちゃついて、目の毒です。
そんな事よりもお餅をちゃんと宣伝してよね)
などと考えて周りを見ると、この二人のやりとりが、ものすごく、うけているようです。
とりを串に刺して間に野菜を刺した物・・・・・・。
面倒なのでここからは、焼き鳥と言います。
下味をつけた焼き鳥と塩胡椒をふった焼き鳥が焼きあげ、全てを秘密のポケットにしまい込みました。
焼き台の上にある網を新しい物に交換します。
取り外した網は水につけてお焦げをとりやすくしています。
(焦げを洗うの大変だもの)
私は、焼き台に、四角く切った餅。
切り餅をドカッと置いて焼きはじめました。
「ねぇ。エルーシア。なぜお餅を焼いているの?」
「ふふふ。これはね。国王陛下が、お餅が好みのようだから、最初の焼き鳥と一緒に提供するのよ」
「え?バーベキューとは関係ないのではないかしら?」
「そうよ。リーサ。関係ないわ。
私は、別にこのバーベキュー大会でいい成績を取ろうとしていないの。
ベルティンブルグ領地内の食材が売れるようになればいいのよ。
でも、この場でお餅を出して国王陛下がコメントを出すと、貴族達がこぞってお餅を買うと思うのよね?
しかもお餅は、乾燥させると保存食にもなるので販売しやすいのよ」
「え。エルーシア。とても悪い顔をしているわよ」
「王族は私を利用しようとしているから、私も負けずに王族を利用しなくちゃいけないの」
「いけないのって、義務じゃないわよね?」
「義務じゃないわよ。利用されるだけってなんだか嫌じゃない?」
「そ、そうね」
「王族は、私と、王子二人を婚約者候補って訳のわからない立ち位置にして、他国からの横やりや、ベルティンブルグ家と王族と仲良しアピールがしたいのよね。王族の求心力を保つ為もあるけれど、お祖父様を大公爵に除したのは、不正解かもね」
「え、国王陛下と、大公爵家は、仲良くやっているわ。アピールが出来て良かったのじゃない?」
「ふふふ。
リーサ、お餅が焼けてきたわ。ひっくり返すのを手伝って」
私達はそうしてお餅を焼き続けるのでした。
「さて、時間も大詰めになってきました。
今のところできあがっているのは、エルーシア、リーサ組だけのようです。
お二人は、何故かお餅を焼いていますね」
「そうですね。シアナさん。
今、リーサ様とエルーシア様が焼いているお餅は、国王陛下がとても気に入ったようですよ」
「そうですか?
お餅は焼いて、お醤油なる調味料に砂糖をたっぷり入れたものに、つけて食べても美味しいですね。
私は、焼きたてのお餅に、オッドリアで採れた海苔を平らにして乾かして焼いた焼き海苔をまいて、ちょっと醤油につけて食べる食べ方が好きです」
「す、好きですか?
僕は、つきたてのお餅に、小豆と砂糖などで作った あんこを上にのせて食べるのも好きですね」
「そうですか?
それでレオン君はあんこをのせたお餅よりも好きなモノはいますか?」
(ちょっと手を休めることが出来たので、二人の司会を聞いていると、シアナはヘタレなレオンを責めているのね。
『好きなモノはいますか?』って『好きな人は居ますか?』ってこと、あ~二人でいちゃついて、目の毒です。
そんな事よりもお餅をちゃんと宣伝してよね)
などと考えて周りを見ると、この二人のやりとりが、ものすごく、うけているようです。
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