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「それでは、お気をつけて、ベルンにお越しください」
「ふふふ。再びこの、空飛ぶ魔道具で空を飛べます」
とフィオナ王妃
「また、空を飛べるのを楽しみにしていましたわ」
とソフィア王女
「私は空の旅よりも、ファリカちゃんと一緒が良かったので~す」
と独りだけ、空飛ぶ魔道具で移動を反対するアデリッサちゃん。
フィオナ王妃とその家族は、空飛ぶ魔道具を使って、ベルンまで移動です。
その面倒を見るのは、古竜の4柱とゲアートです。
もちろん、私達に仕える影も同行です。(王妃様達が気づかないくらい上空にいます)
「旅立つのをちょっとお待ちください。
フィオナ殿下。よくよく考えてみたのですが、殿下達の護衛はいないのですか?」
「護衛ならば、すでに馬車でベルンに移動しているわ」
「そういうことではなく、ベルンまでの護衛はいないのですか?」
「いないわ。だって空を飛べる護衛はいないもの」
「そうですね。確かにそうですね。でも、王族の移動なら護衛がついて当たり前だと思いますが、大丈夫なのでしょうか?」
「エルーシアちゃんが、私達の分しか空飛ぶ魔道具を貸してくれなかったからですわ」
(あ。私のせいですね?)
いいえ違います。
護衛がつけないなら、空を飛んでの移動は駄目だという結果になるはずです。
「よく、空の移動を許可されましたね?」
「ふふふ。それは、大丈夫よ」
と胸を張るフィオナ王妃。
「ベルンに移動している馬車に、私達の影武者が乗っているのです」
私とお母様はずっこけてしまいました。
(護衛達を騙してまで、空飛ぶ魔道具で移動をするのですね)
「まあ、相変わらずね。王妃になるためには、お転婆じゃなければいけないのかしら?」
「あら、アルーシャ何を言っているの。マルグレーテは、お転婆ですけれども、私はお淑やかの見本のような淑女ですわよ」
「フィオナ。先日、魔法をぶっ放して大惨事にした人がよく言いますわ」
「「「ほほほ ほほほほ」」」
フィオナ妃だけじゃなく、王女二人も一緒に笑ってごまかしています。
「リンダ様、ゲアート。申し訳ないけれども、3人をベルンまでよろしくお願いします」
「アルーシャ心配することはないのじゃ。我々古竜よりも強いものはいないのじゃ」
(え?それってフラグじゃないですわよね)
と、考えていると王妃家族は空飛ぶ魔導具で移動をはじめました。
「じゃあね~」
とニコニコ顔で空を飛んだ御一行。
私は、フィオナ王妃が空高くに移動したのを確認して
「お母様、フィオナ王妃殿下は、どうやらお母様とイデリーナ叔母様(オスカーの嫁)とお祖母様の美容品や宝飾品などの事業に口を出して私達とのつながりを、貴族の夫人達にアピールすることを考えているようです」
「あら。そうなの?」
「デザインなどを考慮してもいいですが、王族には、出来るだけ報酬が発生しないようにしてください」
「わかったわ。エルーシアちゃん」
「もし、どれもこれも口を出すようなら、フィオナブランドとして対応してください」
「そうなったときは、エルーシアちゃんに相談するわ」
私とお母様は会話を続けて、お祖父様とお父様の待つ、執務室に移動したのです。
あ!そういえば、空飛ぶ魔道具を使っても毛が抜けないとわかったゲアートは、ニコニコして飛んで行きました
「それでは、お気をつけて、ベルンにお越しください」
「ふふふ。再びこの、空飛ぶ魔道具で空を飛べます」
とフィオナ王妃
「また、空を飛べるのを楽しみにしていましたわ」
とソフィア王女
「私は空の旅よりも、ファリカちゃんと一緒が良かったので~す」
と独りだけ、空飛ぶ魔道具で移動を反対するアデリッサちゃん。
フィオナ王妃とその家族は、空飛ぶ魔道具を使って、ベルンまで移動です。
その面倒を見るのは、古竜の4柱とゲアートです。
もちろん、私達に仕える影も同行です。(王妃様達が気づかないくらい上空にいます)
「旅立つのをちょっとお待ちください。
フィオナ殿下。よくよく考えてみたのですが、殿下達の護衛はいないのですか?」
「護衛ならば、すでに馬車でベルンに移動しているわ」
「そういうことではなく、ベルンまでの護衛はいないのですか?」
「いないわ。だって空を飛べる護衛はいないもの」
「そうですね。確かにそうですね。でも、王族の移動なら護衛がついて当たり前だと思いますが、大丈夫なのでしょうか?」
「エルーシアちゃんが、私達の分しか空飛ぶ魔道具を貸してくれなかったからですわ」
(あ。私のせいですね?)
いいえ違います。
護衛がつけないなら、空を飛んでの移動は駄目だという結果になるはずです。
「よく、空の移動を許可されましたね?」
「ふふふ。それは、大丈夫よ」
と胸を張るフィオナ王妃。
「ベルンに移動している馬車に、私達の影武者が乗っているのです」
私とお母様はずっこけてしまいました。
(護衛達を騙してまで、空飛ぶ魔道具で移動をするのですね)
「まあ、相変わらずね。王妃になるためには、お転婆じゃなければいけないのかしら?」
「あら、アルーシャ何を言っているの。マルグレーテは、お転婆ですけれども、私はお淑やかの見本のような淑女ですわよ」
「フィオナ。先日、魔法をぶっ放して大惨事にした人がよく言いますわ」
「「「ほほほ ほほほほ」」」
フィオナ妃だけじゃなく、王女二人も一緒に笑ってごまかしています。
「リンダ様、ゲアート。申し訳ないけれども、3人をベルンまでよろしくお願いします」
「アルーシャ心配することはないのじゃ。我々古竜よりも強いものはいないのじゃ」
(え?それってフラグじゃないですわよね)
と、考えていると王妃家族は空飛ぶ魔導具で移動をはじめました。
「じゃあね~」
とニコニコ顔で空を飛んだ御一行。
私は、フィオナ王妃が空高くに移動したのを確認して
「お母様、フィオナ王妃殿下は、どうやらお母様とイデリーナ叔母様(オスカーの嫁)とお祖母様の美容品や宝飾品などの事業に口を出して私達とのつながりを、貴族の夫人達にアピールすることを考えているようです」
「あら。そうなの?」
「デザインなどを考慮してもいいですが、王族には、出来るだけ報酬が発生しないようにしてください」
「わかったわ。エルーシアちゃん」
「もし、どれもこれも口を出すようなら、フィオナブランドとして対応してください」
「そうなったときは、エルーシアちゃんに相談するわ」
私とお母様は会話を続けて、お祖父様とお父様の待つ、執務室に移動したのです。
あ!そういえば、空飛ぶ魔道具を使っても毛が抜けないとわかったゲアートは、ニコニコして飛んで行きました
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