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結局話し合いの結果、オスカー叔父様のお屋敷に移転の扉を設置することになりました。

「エルーシアちゃん提案なのだが、転移の扉を置く部屋に入る人間も認識した方がいいのでは良いのではないだろうか?」

「オスカー叔父様のお屋敷には、宰相のお立場なので、そのような処置が必要かも知れませんね。
叔父様と叔母様と信用できる使用人だけ転移の扉のある部屋へ入ることが出来る方がいいかもしれません。
でも、他のお屋敷には、鍵をつけるだけでいいと私は思います。
ああそれと、転移の扉を使って移動するときは、前もってお父様か、お母様に連絡を入れるようにしてください。
いきなり、転移してきても鍵がかかっていて他にいけませんし、なによりも急に移動してくるのは、失礼です」

「その通りですね。オスカーのお屋敷は、王都の他の派閥の人間の出入りも考えられますから、その方がいいかと思いますわ。
ベルンのお屋敷に急にいらしてもおもてなしが出来ないかも知れません。
前もって連絡をお願いいたしますわ」

お母様は私の意見に賛成してくれました。

私は、転移の扉を入れたアイテムバックを魔法ポケットから取り出しました。

それを、レナウド叔父様、オドベード叔父様に渡しました。

「このアイテムバックには、移転の扉が入っています。
設置場所を決めたら、トランシーバーで設置が終わったことをお知らせください。
あと、この転移の扉を使うと魔力を使います。
魔力が不足している場合は、魔石から補填されるようにしていますが、魔力欠乏を起こし具合が悪くなると思いますのでお気をつけください。
通常ですと、皆様問題ないほど魔力を持っていますが、魔法を使った後などはお気をつけください」

「「はい。承知しました」」

私達は転移の扉を通って、王都のお祖父様のお屋敷に戻りました。

今夜の野外焼肉大会と今後のお話しをして
レナウド叔父様、レーア叔母様、リーサ。オドベード叔父様、マダリン叔母様は、各王都のお屋敷に戻りました。

ファリカは、グリフィンの赤ちゃんに乗ったまま、移転の扉を潜りました。
そして、王都の空を飛んでいます。

「ねぇファリカ。そのグリフィンの赤ちゃんをテイムしてみたら?」

「お姉様、いい考えです。私もテイマーになってみます」

ファリカは、空を飛ぶのを辞めてグリフィンの赤ちゃんから降りました。

「ねぇ赤ちゃん。私があなたをテイムしてもいいかしら?」
グリフィンの赤ちゃんは、ファリカの体にスリスリしています。

「よし、OKね」
《あなたのお名前は、チョコッポです》

辺りがピカピカと光りました。

「ファリカちゃん。私をテイムしてくれてありがとう。これからもよろしくね。
あと私はもう赤ちゃんではないです。幼女です」

ファリカはテイムに成功したようです。

「お姉様私は、チョコッポと空を飛んで遊んできます」

ファリカは自由でした。
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