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「遅れてしまったのだ! ごめんなのだ!」
言葉では謝っていますが、全然反省の色のないマチルダ。
「エルーシア。遅れたのじゃ。申し訳ない」
リンダは、本当に申し訳ないと伝わるほど渋い顔をしています。
会場内が今までないくらいにざわざわしました。
それは、ナイスボディの見た目、少女2人に美女2人が来場したのです。
しゃべり方は『のだ!』『~じゃ』『~よ』『○○の』と語尾が変わっていますが、誰も見たことのないくらいの美形なのです。
まあ古竜ですけれど
イブニングドレスを着ている4人ですが、
水竜のリンダは、青を基調として、裾の広がりが少なく、ボディラインを包むように縦ラインを描くスリムなデザインのスレンダードレス。
そのボディラインは、中年のおじさま達の視線を独り占めです。
土竜のエアデは、黄色を基調とした人魚のように膝下から裾に向かって広がりのある優美なラインのマーメイドドレスです。
色気ムンムンで、結婚適齢期の子息や当主の目を奪っています。
風(森)流のステーラは、緑を基調にしたタイトにフィットした上半身と、チュールやレースを使ったボリューミーなスカートラインのプリンセスドレス。
結婚に憧れる少女の目を奪っています。清楚感満載ですからね。
そして最後に、火竜のマチルダ。白を基調とした、裾の広がりが少なく、ボディラインを包むように縦ラインを描くスリムなデザインのスレンダーラインのドレスを着ています。
マチルダは、火竜なので、赤のドレスを着るかと思っていたのですが、
『私は、この真っ赤なルビーを目立つ衣装にするのだ!貴婦人は私のルビーに釘付けなのだ!』との発言通り、真っ赤なルビーのネックレス、イヤリングそして指輪をしています。
そして、ブレスレットはダイヤモンドでキラキラしています。
他の古竜達は、装飾品は真珠をメインにしています。
(ふふふふ。遅れてきてくれて注目度がアップしていますね。
グッジョブです。
むふふふ。女性達はきっとマチルダの貴金属に夢中ね。
皆様の視線特に、上位貴族婦人はマチルダの装飾品に視線が釘付けだわ。
予定より早かったけれども、古竜の広告塔はばっちりですわ)
「お姉様。とても悪い顔をしているのです。
顔を引き締めて令嬢モードにしないと駄目なのです」
あらら。ファリカに注意されるほど、欲望に染まる悪い顔をしていたようです。
そして、古竜達が指定された席に座ろうとしたところ
「マッチー。そのドレスとてもお似合いよ。
装飾品もすごくマチルダに似合っているわ。
そのネックレスやブレスレットは、どこで買ったのかしら?」
「マルちゃん。久しぶりなのだ。
今日はマルグレーテも、しっかりと王妃様なのだ。
この宝石類は、全てエルーシア。じゃなくて、ベルティンブルグ公爵家とヒーナ商会からのプレゼントなのだ!」
この人間と古竜の会話に会場は今日一番の賑やかさになりました。
「遅れてしまったのだ! ごめんなのだ!」
言葉では謝っていますが、全然反省の色のないマチルダ。
「エルーシア。遅れたのじゃ。申し訳ない」
リンダは、本当に申し訳ないと伝わるほど渋い顔をしています。
会場内が今までないくらいにざわざわしました。
それは、ナイスボディの見た目、少女2人に美女2人が来場したのです。
しゃべり方は『のだ!』『~じゃ』『~よ』『○○の』と語尾が変わっていますが、誰も見たことのないくらいの美形なのです。
まあ古竜ですけれど
イブニングドレスを着ている4人ですが、
水竜のリンダは、青を基調として、裾の広がりが少なく、ボディラインを包むように縦ラインを描くスリムなデザインのスレンダードレス。
そのボディラインは、中年のおじさま達の視線を独り占めです。
土竜のエアデは、黄色を基調とした人魚のように膝下から裾に向かって広がりのある優美なラインのマーメイドドレスです。
色気ムンムンで、結婚適齢期の子息や当主の目を奪っています。
風(森)流のステーラは、緑を基調にしたタイトにフィットした上半身と、チュールやレースを使ったボリューミーなスカートラインのプリンセスドレス。
結婚に憧れる少女の目を奪っています。清楚感満載ですからね。
そして最後に、火竜のマチルダ。白を基調とした、裾の広がりが少なく、ボディラインを包むように縦ラインを描くスリムなデザインのスレンダーラインのドレスを着ています。
マチルダは、火竜なので、赤のドレスを着るかと思っていたのですが、
『私は、この真っ赤なルビーを目立つ衣装にするのだ!貴婦人は私のルビーに釘付けなのだ!』との発言通り、真っ赤なルビーのネックレス、イヤリングそして指輪をしています。
そして、ブレスレットはダイヤモンドでキラキラしています。
他の古竜達は、装飾品は真珠をメインにしています。
(ふふふふ。遅れてきてくれて注目度がアップしていますね。
グッジョブです。
むふふふ。女性達はきっとマチルダの貴金属に夢中ね。
皆様の視線特に、上位貴族婦人はマチルダの装飾品に視線が釘付けだわ。
予定より早かったけれども、古竜の広告塔はばっちりですわ)
「お姉様。とても悪い顔をしているのです。
顔を引き締めて令嬢モードにしないと駄目なのです」
あらら。ファリカに注意されるほど、欲望に染まる悪い顔をしていたようです。
そして、古竜達が指定された席に座ろうとしたところ
「マッチー。そのドレスとてもお似合いよ。
装飾品もすごくマチルダに似合っているわ。
そのネックレスやブレスレットは、どこで買ったのかしら?」
「マルちゃん。久しぶりなのだ。
今日はマルグレーテも、しっかりと王妃様なのだ。
この宝石類は、全てエルーシア。じゃなくて、ベルティンブルグ公爵家とヒーナ商会からのプレゼントなのだ!」
この人間と古竜の会話に会場は今日一番の賑やかさになりました。
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