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グリフィンは、縄張りに帰っていきました。


そして今、私達は冒険者ギルドで、経験値と素材の換金をしてもらっています。

アフタヌーンドレスドレスを着ている王族と公爵家と辺境伯家の婦人とその娘達を見て、
「え?貴族様」
「なんだ。こんな場所にドレスなんか着やがって」
「お高くとまりやがって」
アンチな冒険者達でしたが、
受付嬢が急に立ち上がり
「王妃殿下。冒険者ギルドにようこそ。
あ、公爵夫人様と、辺境伯夫人に、エルーシア様とリーサ様まで。
きょ 今日は如何なさいましたか?」

「へ、王族」
「マジか王族に、公爵様に辺境伯様夫人?」
「あ。確かにマルグレーテ王妃殿下」
「フィオナ殿下」
「エルーシアちゃんにリーサちゃん。そういえばお貴族様だったな?」
「あの可愛い幼女は誰だ!」

「はーい。ファリカで~す。公爵家が次女なのです」

「あの娘がエルーシア様の妹か!」
「6年前のエルーシアちゃんそっくりだな」
その声を聞いてファリカは
「えへへ」 と照れています。

私達の後ろからレオンとゲアートがギルドに入って来て、受付嬢に声をかけました。
「お忙しい中申し訳ございません」
「王妃殿下お二人と、奥様とレーア様達が魔物を狩ってきたので、冒険者ランクの更新と魔物の換金をお願いたします」

「え?そうですか・・・。でも今日は授爵式と聞いていましたが?」

「午前大騒ぎになっていましたが、その騒ぎを利用してからなのでしょうか、王国の北の方で魔物が大量に発生したため、王妃様達が討伐に行ったのです」

「ああ。マルグレーテ王妃殿下は、王妃になる前は冒険者でしたものね。
それにしても・・・・・・」
受付嬢と一瞬目が合いました。

「ああなるほど、エルーシア様にリーサ様がいるのですからね。
それならば、心配などありませんし、安心ですね。
『笑顔の断末(魔)姫』(エルーシア)と『氷の魔笑の姫』(リーサ)のお二人がいるのですから、魔物も逃げて行きますものね」

(え?私達ってそのように呼ばれていたの)

「お姉様は最強なのです!」
「エルーシアお姉様もリーサお姉様も最強なのです!」
私達は人間なのに魔物が逃げて行くと言われて喜ぶ幼女。

「ふ。さすがはわたくしの友達ですわ」
と友達アピールするソフィア様。

「エルーシアちゃんは、魔物だけでなく、王族にとっても逃げ出したくなるほど恐いですわ」
と呟くフィオナ王妃殿下。

(王妃様貴女達が約束を守らないからでしょう)

ファリカとアデリッサ様そしてソフィア様が、冒険者登録をした数時間後

大人達は、冒険者ランクが上がり、解体されたオークジェネラル、オークロードなどのお肉を獲得。そして、何軒も家が建てられる位のお金をもらったのでした。
そのお金は、レオンとゲアートを含めみんなで頭割りにしました。
王妃様お二人は
「フィオナ。これで離婚しても余裕で生きていけますね」
「マルグレーテ。子供達の学費と結婚資金をだしても、一生働かなくても贅沢して生きていけますわね」

と 言っていましたが、私達は聞かなかったことにしました。


そして、私達はお城に向かいました。
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