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私は、古竜のマチルダからもらった、スキルを使って全速力で空を飛んで、みんなを追いかけました。
(空を飛ぶだけのスキルだと、風が当たって痛いし、寒かったり暑かったりするのよね。秋なのでただでさえ寒いのに、アールーペン山脈の風の影響を受けないようにかなり高度を上げて飛んでいるのでとても寒いわ)
私は、空気抵抗をなくす魔法を使いました。
空気の抵抗だけでなく、私を囲む空気もいい感じの温度になりました。
(グリフィンで金鉱山。ユニコーンで、毒消しに呪いを解く角。
私は一体何処に向かっているでしょうか?)
などと考えていると
「○×△○○○」
この場では聞き取れませんが、ソフィア様が王女とは思えないくらい大声を出しています。
私は、大声を出しているソフィア様とソフィア様の近くにいるアデリッサ様の近くまで飛んで行きました。
「ソフィア何かあったのかしら?大きな声が遠くからも聞こえましたよ?」
「エルーシアお姉様。先ずはあちらを見てください」
アデリッサ様は、真下を指さしました。
「まあ! なんてことでしょう」
(所狭しと、生えていた木々や草も、折れたり燃えたりしています。
緑色であったはずのこの地は、灰色と、木々が燃える赤色で埋め尽くされています。
そして所々でオークが暴れ、お母様とレーア叔母様とグリフィンに乗ったファリカが火消しをしているではないですか。
そして、マルグレーテ王妃様とリーサが魔法と剣でオーク達を倒しています)
「どういうこと!!!!」
私が絶叫すると
「エルーシアごめんなさい。
お義母様のマルグレーテとアルーシャ様、レーア様が引き留めたのですが、私の母 フィオナが、魔法をぶっ放して、この有様です」
「フィオナがぶっ放した?
え?え?え? 私はフィオナ王妃様に、マルグレーテ様が暴走しないようにお願いしましたよね?
それを了承してここに来ましたよね?
あれ?わたし悪い夢でも見ているのかしら?
そうよねきっと夢よね?」
「エルーシア、すまない。現実です」
「ねぇ。アデリッサちゃん。わたしのほっぺたをぎゅうっとしてくれる」
「は、はい」
ぎゅう!
「痛い。痛いわこれは夢でないのですね」
「エルーシア本当に申し訳ない」
「エルーシアお姉様、家の母がすみません」
ソフィア様とアデリッサ様は、空を飛んだまま土下座をしました。
わたしは、娘達を土下座させた出来の悪い母親を超冷たい目で見ました。
そして2度目の呼び捨てで
「フィオナ。貴女の子供がわたしに詫びを入れているけれど、親である貴女はそれでいいのかしらね?
今の様子を見る限り、マルちゃん(マルグレーテ)は我慢したのよね。
マルちゃんをとめるはずの貴女は何をしでかしたのかしら?」
フィオナ王妃は、シュンとしています。
「だってね。
貴女から戴いたこのドレスを着ていると、なんだか無敵になった感じがして、苦手だった火属性魔法を上手に使える感覚があって、ファイヤーを使ったつもりなのにこんなになっちゃった。
テヘ 」
「「テヘじゃな~い」」
ソフィア様、アデリッサ様は、母親を大きな声で咎めました。
私は、古竜のマチルダからもらった、スキルを使って全速力で空を飛んで、みんなを追いかけました。
(空を飛ぶだけのスキルだと、風が当たって痛いし、寒かったり暑かったりするのよね。秋なのでただでさえ寒いのに、アールーペン山脈の風の影響を受けないようにかなり高度を上げて飛んでいるのでとても寒いわ)
私は、空気抵抗をなくす魔法を使いました。
空気の抵抗だけでなく、私を囲む空気もいい感じの温度になりました。
(グリフィンで金鉱山。ユニコーンで、毒消しに呪いを解く角。
私は一体何処に向かっているでしょうか?)
などと考えていると
「○×△○○○」
この場では聞き取れませんが、ソフィア様が王女とは思えないくらい大声を出しています。
私は、大声を出しているソフィア様とソフィア様の近くにいるアデリッサ様の近くまで飛んで行きました。
「ソフィア何かあったのかしら?大きな声が遠くからも聞こえましたよ?」
「エルーシアお姉様。先ずはあちらを見てください」
アデリッサ様は、真下を指さしました。
「まあ! なんてことでしょう」
(所狭しと、生えていた木々や草も、折れたり燃えたりしています。
緑色であったはずのこの地は、灰色と、木々が燃える赤色で埋め尽くされています。
そして所々でオークが暴れ、お母様とレーア叔母様とグリフィンに乗ったファリカが火消しをしているではないですか。
そして、マルグレーテ王妃様とリーサが魔法と剣でオーク達を倒しています)
「どういうこと!!!!」
私が絶叫すると
「エルーシアごめんなさい。
お義母様のマルグレーテとアルーシャ様、レーア様が引き留めたのですが、私の母 フィオナが、魔法をぶっ放して、この有様です」
「フィオナがぶっ放した?
え?え?え? 私はフィオナ王妃様に、マルグレーテ様が暴走しないようにお願いしましたよね?
それを了承してここに来ましたよね?
あれ?わたし悪い夢でも見ているのかしら?
そうよねきっと夢よね?」
「エルーシア、すまない。現実です」
「ねぇ。アデリッサちゃん。わたしのほっぺたをぎゅうっとしてくれる」
「は、はい」
ぎゅう!
「痛い。痛いわこれは夢でないのですね」
「エルーシア本当に申し訳ない」
「エルーシアお姉様、家の母がすみません」
ソフィア様とアデリッサ様は、空を飛んだまま土下座をしました。
わたしは、娘達を土下座させた出来の悪い母親を超冷たい目で見ました。
そして2度目の呼び捨てで
「フィオナ。貴女の子供がわたしに詫びを入れているけれど、親である貴女はそれでいいのかしらね?
今の様子を見る限り、マルちゃん(マルグレーテ)は我慢したのよね。
マルちゃんをとめるはずの貴女は何をしでかしたのかしら?」
フィオナ王妃は、シュンとしています。
「だってね。
貴女から戴いたこのドレスを着ていると、なんだか無敵になった感じがして、苦手だった火属性魔法を上手に使える感覚があって、ファイヤーを使ったつもりなのにこんなになっちゃった。
テヘ 」
「「テヘじゃな~い」」
ソフィア様、アデリッサ様は、母親を大きな声で咎めました。
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