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ファリカが教えてくれて、グリフィンさん達のいるところに私もやってきました。
「こら!お前達そろそろ起きなさい!」
「みんな~起きて縄張りに着いたよ」
ラークとラークの子供がグリフィンの皆様に声をかけました。
しかし、皆眠った(失神)ままです。
「ねぇ。ラークさん。グリフィンさん達はいつも何を食べているの?」
ファリカは、ラークの頭を撫でて聞いています。
「肉です。特に魔物の肉は好物です」
「ラークさんありがとうございます。
お姉様、お姉様のポケットにあるオークなどの魔物の肉を出すと、起き上がるかも知れないとファリカは思うのです」
「じゃ。ファリカの言う通りにオークを出しましょう」
ドドーン
私は魔法のポケットから、解体されていないオークを数頭出しました。
「あれ?ここは何処かしら?」
「あれ?縄張りにいるぞ!」
「オーク肉美味しそう!」
グリフィンはほとんどの個体が起き上がりました。
「ほら。やっぱり起き上ったのです」
(ファリカすごい。誰とでも仲良くなれるからわかるのかしら?)
「ファリカ様すごいです!」
「アデリッサ様、私の事はファリカちゃんと呼んで欲しいのです」
「ファリカちゃん。私もアデリッサちゃんかアーちゃんと呼んで欲しいです」
「では、アデリッサちゃんとお呼びするのです」
「ありがとうファリカちゃん」
年少組は、お互いの呼び方を決めたようです。
(え?ソフィア様がめっちゃ睨んできている。私何か不敬な事をしたかしら?)
「エルーシア。ソフィア殿下も呼び方を変えて欲しいとお考えのようですわ」
リーサが私に耳打ちしました。
「エルーシア様、リーサ様。
わたくしをソフィアとお呼びください」
「え?殿下申し訳ございません。
私達は、王族の方にそのように呼び捨てにするなど出来る訳がございません」
私はわざと否定してみました。
「ソフィア王女殿下。私達貴族が王族のそのように呼び捨てや、まして 『ちゃん』づけや、愛称で呼ぶ事なんて出来ません」
リーサも乗っかってきました。
ソフィア様を見ると口を尖らせています。
「お姉様達、意地悪しないでソフィアお姉様を仲間に入れてあげてください。
私とアデリッサちゃんはすでにマブダチになったのですから」
「マ、マブダチ!
わたくしには、友達さえもいないのに、妹のアデリッサにはすでに、友達どころかマブダチが出来たのですね?
あああ、わたくしもせめて、親友・・・ いいえ 友達が欲しいですわ」
「ソフィアお姉様。お友達は、きっと・・・ ・・・ ・・・」
ファリカは、言葉をためています。
(でも、いつの間にかソフィア様をお姉様呼びしているし)
「来年学園に行ったら出来ると思うのです」
ズコー
(ふふふ。そこは、私やリーサが今友達になってくれますじゃないのね)
ファリカが教えてくれて、グリフィンさん達のいるところに私もやってきました。
「こら!お前達そろそろ起きなさい!」
「みんな~起きて縄張りに着いたよ」
ラークとラークの子供がグリフィンの皆様に声をかけました。
しかし、皆眠った(失神)ままです。
「ねぇ。ラークさん。グリフィンさん達はいつも何を食べているの?」
ファリカは、ラークの頭を撫でて聞いています。
「肉です。特に魔物の肉は好物です」
「ラークさんありがとうございます。
お姉様、お姉様のポケットにあるオークなどの魔物の肉を出すと、起き上がるかも知れないとファリカは思うのです」
「じゃ。ファリカの言う通りにオークを出しましょう」
ドドーン
私は魔法のポケットから、解体されていないオークを数頭出しました。
「あれ?ここは何処かしら?」
「あれ?縄張りにいるぞ!」
「オーク肉美味しそう!」
グリフィンはほとんどの個体が起き上がりました。
「ほら。やっぱり起き上ったのです」
(ファリカすごい。誰とでも仲良くなれるからわかるのかしら?)
「ファリカ様すごいです!」
「アデリッサ様、私の事はファリカちゃんと呼んで欲しいのです」
「ファリカちゃん。私もアデリッサちゃんかアーちゃんと呼んで欲しいです」
「では、アデリッサちゃんとお呼びするのです」
「ありがとうファリカちゃん」
年少組は、お互いの呼び方を決めたようです。
(え?ソフィア様がめっちゃ睨んできている。私何か不敬な事をしたかしら?)
「エルーシア。ソフィア殿下も呼び方を変えて欲しいとお考えのようですわ」
リーサが私に耳打ちしました。
「エルーシア様、リーサ様。
わたくしをソフィアとお呼びください」
「え?殿下申し訳ございません。
私達は、王族の方にそのように呼び捨てにするなど出来る訳がございません」
私はわざと否定してみました。
「ソフィア王女殿下。私達貴族が王族のそのように呼び捨てや、まして 『ちゃん』づけや、愛称で呼ぶ事なんて出来ません」
リーサも乗っかってきました。
ソフィア様を見ると口を尖らせています。
「お姉様達、意地悪しないでソフィアお姉様を仲間に入れてあげてください。
私とアデリッサちゃんはすでにマブダチになったのですから」
「マ、マブダチ!
わたくしには、友達さえもいないのに、妹のアデリッサにはすでに、友達どころかマブダチが出来たのですね?
あああ、わたくしもせめて、親友・・・ いいえ 友達が欲しいですわ」
「ソフィアお姉様。お友達は、きっと・・・ ・・・ ・・・」
ファリカは、言葉をためています。
(でも、いつの間にかソフィア様をお姉様呼びしているし)
「来年学園に行ったら出来ると思うのです」
ズコー
(ふふふ。そこは、私やリーサが今友達になってくれますじゃないのね)
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