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「それでは、作戦開始です。
フィオナ殿下。お母様達の監視よろしくお願いします」
「おほほほ。大丈夫ですわ。私がいる限り暴走はさせません。
安心していてください」
フィオナ王妃は、胸を張って宣言しました。
(うーん。先程までは、フィオナ王妃が、暴走をとめてくれると安心していたけれど、高速空飛ぶ魔道具でここに飛んできてから様子がおかしいのよね)
私は王城の方にいるフィオナ王妃をじっと見ました。
(あれ?王城の最上階に人が一杯いるわね)
みんな私達を見ているようです。
「フィオナ殿下、お母様、レーア叔母様、マルグレーテ殿下。
後ろの王城の最上階を見てください」
マザーズの4人は後ろを振り返りました。
「今日、王城に集まった皆様が私達の動きを見ていると思います。
で す か ら 暴走はしないでくださいね?」
私はマザーズの4人を瞳だけが笑っていない満面の笑顔を顔に貼り付けて、睨み付けました。
マザーズの4人は、私と視線を合わせないようにあちらこちらを見ています。
「お母様とお義母様。わかっていらっしゃると思いますが、お二人が暴走して、エルーシア様にご迷惑をかけたときは、2度とこうやって外に出ることを禁じますわ」
ソフィア王女はものすごく冷たい目をしながらも、笑顔です。
(こ、恐いわ。美人さんが怒ると本当に恐い)
「お母様。お母様が暴走した際には、ベルティンブルグ領地に行く事を禁じますわ」
リーサは、ニコニコしていますが、目が笑っていません。
「お母様が暴走したら、スライムちゃん達のお世話をしてもらいます。
散歩は一日3回です」
ファリカは、ニコニコしてお母様を見ています。
その目は、ちゃんと笑っています。
「それでは、皆様持ち場へ着いてください」
私の声に、自称マザーズは、王都の城壁を出て低空飛行をはじめました。
リーサとソフィア王女は、手に懐中電灯のような魔導具を持って、大人達の少し上で待機します。
ファリカは、頭に高速空飛ぶ魔道具を装備して、私と一緒に、飛び上がりました。
その高さはちょうど、グリフィンと同じ高度です。
「お姉様。これが空飛ぶ魔道具なのですね。
ものすごく楽しいですね」
キャッキャッと騒ぐファリカをみて私は
「ファリカも風の精霊様の力を借りて飛ぶことが出来るではないですか?
飛ぶところか、転移もできるのでしょう?」
ファリカは目をくりくりさせて
「さすがお姉様です。お姉様は何でも知っているのですね」
「ファリカのこと限定だけどね」
「「うふふふ。 おほほほほ」
ってこんなこと言っている場合じゃないわね。
ちゃんと戦わなければいけないわ。
「それでは、作戦開始です。
フィオナ殿下。お母様達の監視よろしくお願いします」
「おほほほ。大丈夫ですわ。私がいる限り暴走はさせません。
安心していてください」
フィオナ王妃は、胸を張って宣言しました。
(うーん。先程までは、フィオナ王妃が、暴走をとめてくれると安心していたけれど、高速空飛ぶ魔道具でここに飛んできてから様子がおかしいのよね)
私は王城の方にいるフィオナ王妃をじっと見ました。
(あれ?王城の最上階に人が一杯いるわね)
みんな私達を見ているようです。
「フィオナ殿下、お母様、レーア叔母様、マルグレーテ殿下。
後ろの王城の最上階を見てください」
マザーズの4人は後ろを振り返りました。
「今日、王城に集まった皆様が私達の動きを見ていると思います。
で す か ら 暴走はしないでくださいね?」
私はマザーズの4人を瞳だけが笑っていない満面の笑顔を顔に貼り付けて、睨み付けました。
マザーズの4人は、私と視線を合わせないようにあちらこちらを見ています。
「お母様とお義母様。わかっていらっしゃると思いますが、お二人が暴走して、エルーシア様にご迷惑をかけたときは、2度とこうやって外に出ることを禁じますわ」
ソフィア王女はものすごく冷たい目をしながらも、笑顔です。
(こ、恐いわ。美人さんが怒ると本当に恐い)
「お母様。お母様が暴走した際には、ベルティンブルグ領地に行く事を禁じますわ」
リーサは、ニコニコしていますが、目が笑っていません。
「お母様が暴走したら、スライムちゃん達のお世話をしてもらいます。
散歩は一日3回です」
ファリカは、ニコニコしてお母様を見ています。
その目は、ちゃんと笑っています。
「それでは、皆様持ち場へ着いてください」
私の声に、自称マザーズは、王都の城壁を出て低空飛行をはじめました。
リーサとソフィア王女は、手に懐中電灯のような魔導具を持って、大人達の少し上で待機します。
ファリカは、頭に高速空飛ぶ魔道具を装備して、私と一緒に、飛び上がりました。
その高さはちょうど、グリフィンと同じ高度です。
「お姉様。これが空飛ぶ魔道具なのですね。
ものすごく楽しいですね」
キャッキャッと騒ぐファリカをみて私は
「ファリカも風の精霊様の力を借りて飛ぶことが出来るではないですか?
飛ぶところか、転移もできるのでしょう?」
ファリカは目をくりくりさせて
「さすがお姉様です。お姉様は何でも知っているのですね」
「ファリカのこと限定だけどね」
「「うふふふ。 おほほほほ」
ってこんなこと言っている場合じゃないわね。
ちゃんと戦わなければいけないわ。
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