159 / 291
143
しおりを挟む
143
私達は王都まで、魔物に出くわすこともなく、無事に着きました。
私達の後をつけてきた者達は、王都の入り口付近で追ってくるのを辞めたようです。
私達家族とレオンとカーティス、ゲアートは、陛下に呼ばれているため、そのままお城へ、その他の者は、王都のお屋敷に行きました。
貴族街を抜けて、お城へ入りました。馬車は2台ありますが、停められることもなく、そのままお城へ入ります。
そうすると、正面から
「エルちゃん~!」と大声をあげて走ってくるご婦人がいます。
(あ!あれは第一王妃様ね)
「マルグレーテ殿下。お久しぶりです」
「え。エルちゃん。私はマルちゃんでしょう?」
(ああ、面倒くさいな)
「マルグレーテ殿下。さすがにこの場では愛称で呼ぶわけにはいけませんわ。
いくら非常識な私でも、不敬罪で死にたくありませんわ」
「ふふふ。だれも、エルちゃんを不敬罪なんてしないわ」
「マルグレーテ様は大丈夫かも知れませんが、お城で勤める方が声をあげるかもしれないので」
「ふふふ。それでも大丈夫よ」
そう言って、王妃様は何故かファリカの頭を撫で撫でします。
ファリカはちょっぴり緊張していますが、嬉しそうです。
「マルグレーテ。久しぶりね」
「ええ。アルーシャは、本当に体調が良くなったのね。それにしても貴女達も大変ね」
「ああ。レーアの事かしら」
「いいえ。レーアは辺境伯夫人になりますが、貴女の家は大公爵よ」
「「「「「???」」」」」 「え~!聞いていませんわ」
「あら聞いていなかったのかしら、全くあの人ったら困ったちゃんね」
いいえ困ったちゃんは私達です。
「グラファ、パパ!どうするの?」
私はテンパってしまって、お祖父様のことグラファ(グランドファザー)お父様のことをパパと呼んでしまいました。
「いいな。グラファ。今度からエルーシアちゃんとファリカちゃんにはグラファと呼んでもらおう」
「パパ。良い響きだ!エルーシアちゃん、ファリカちゃん、今からパパと私を呼びなさい」
「「いやです」」
ファリカと私は速攻で断りました。
「マルグレーテ。本当に我がベルティンブルグは大公になるのか?」
「バルデマー様。そのように私もフィオナもそのように聞いております」
「問題は、大公爵の爵位は、当主のリカードなのか、わしなのかじゃな?」
「もしかしたら、お姉様かも知れません!」
「「「まさかのエルーシアが大公爵!」」」
(いやいやいやいや 嫌。 それはないはずですわ・・・。きっと・・・)
私達は王都まで、魔物に出くわすこともなく、無事に着きました。
私達の後をつけてきた者達は、王都の入り口付近で追ってくるのを辞めたようです。
私達家族とレオンとカーティス、ゲアートは、陛下に呼ばれているため、そのままお城へ、その他の者は、王都のお屋敷に行きました。
貴族街を抜けて、お城へ入りました。馬車は2台ありますが、停められることもなく、そのままお城へ入ります。
そうすると、正面から
「エルちゃん~!」と大声をあげて走ってくるご婦人がいます。
(あ!あれは第一王妃様ね)
「マルグレーテ殿下。お久しぶりです」
「え。エルちゃん。私はマルちゃんでしょう?」
(ああ、面倒くさいな)
「マルグレーテ殿下。さすがにこの場では愛称で呼ぶわけにはいけませんわ。
いくら非常識な私でも、不敬罪で死にたくありませんわ」
「ふふふ。だれも、エルちゃんを不敬罪なんてしないわ」
「マルグレーテ様は大丈夫かも知れませんが、お城で勤める方が声をあげるかもしれないので」
「ふふふ。それでも大丈夫よ」
そう言って、王妃様は何故かファリカの頭を撫で撫でします。
ファリカはちょっぴり緊張していますが、嬉しそうです。
「マルグレーテ。久しぶりね」
「ええ。アルーシャは、本当に体調が良くなったのね。それにしても貴女達も大変ね」
「ああ。レーアの事かしら」
「いいえ。レーアは辺境伯夫人になりますが、貴女の家は大公爵よ」
「「「「「???」」」」」 「え~!聞いていませんわ」
「あら聞いていなかったのかしら、全くあの人ったら困ったちゃんね」
いいえ困ったちゃんは私達です。
「グラファ、パパ!どうするの?」
私はテンパってしまって、お祖父様のことグラファ(グランドファザー)お父様のことをパパと呼んでしまいました。
「いいな。グラファ。今度からエルーシアちゃんとファリカちゃんにはグラファと呼んでもらおう」
「パパ。良い響きだ!エルーシアちゃん、ファリカちゃん、今からパパと私を呼びなさい」
「「いやです」」
ファリカと私は速攻で断りました。
「マルグレーテ。本当に我がベルティンブルグは大公になるのか?」
「バルデマー様。そのように私もフィオナもそのように聞いております」
「問題は、大公爵の爵位は、当主のリカードなのか、わしなのかじゃな?」
「もしかしたら、お姉様かも知れません!」
「「「まさかのエルーシアが大公爵!」」」
(いやいやいやいや 嫌。 それはないはずですわ・・・。きっと・・・)
応援ありがとうございます!
11
お気に入りに追加
2,061
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる