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139 後半

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「それでは、お嬢様、受信基地をつくのがよろしいかと思います」
レオンが話しに入って来ました。
一体レオンはどこにいたのでしょうか?

「あら。レオン。せっかくシアナが帰ってきたのに私が独占してすみませんね」
私は2人をからかうように話しました。

レオンも、シアナも顔が真っ赤になっています。

「エ、エルーシア様。あまりからかわないでください」

レオンはからかう私を睨み付けるような目で見てきました。
「ベルティンブルグ内に、ラジオ(魔導通信機)、電話(魔法通信機)と送受信距離は長いようですが、トランシーバー(魔法送受信機)の受送信基地を一緒にして作成、設置して聞こえの悪くする所をなくしましょう。
それと、領地外でも、王都とオッドリア等、ベルティンブルグ公爵家の派閥にはその領都にも建てましょう」

「そうね。先ずは王都を急いで行いましょう。
一騒動ありそうですからね」
レオンはウンウンと首肯して、シアナは首を傾げて疑問を持ったようです。

「レオンどのくらいで出来ますか?」

「そうですね。実は僕も錬金術が出来るようになり、師匠(シュタイン)から免許皆伝を頂き、全ての術を使えるようになりましたので、すぐにでも出来ますよ」
レオンはニヤリと口角を上げ
「お嬢様が、魔方陣をかいていただけたなら、すぐです」

 「わかったわよ。今から工房に行きましょう」

「それとですね、お嬢様」
レオンは悪い顔をしています。
「マナを集める魔方陣も書いてもらって良いですか?」

「レオン。お二人がなにを言っているのかわかりませんが、主であるお嬢様に仕事を頼むならそれなりの言い方があるでしょう?
貴方の態度は問題があるわ」

シアナはレオンを叱り出しました。
ガミガミと30分ほど説教をしました。
レオンはすでに泣きそうです。

「シアナ。叱ってくれてありがとう。でもこれ以上は二人でいるときに行ってくださいね。
時間がないので私は、レオンの工房に行って来ます」

私としょぼくれたレオンが飛ぼうとしたとき
「私も行きます」
シアナは私の腕を掴みます。

面倒くさくなってしまった私は、シアナの頭に、空飛ぶ魔道具をつけました。

そして3人で飛び立ったのですが、二人ペチャクチャとイチャイチャしていて私は、二人に話しかけることも出来ません。
そんな二人をみて私は、竜の加護を持つシアナも飛べるんじゃないのかな?と思いました。まあ二人には内緒にしておこう。
そうしてレオンが、シュタインからもらった工房につくとすでにそこには、
数十個の送受信機がありました。
私は必死になって、日本語(魔方陣)を書きました。
その間約2時間。二人はずっとイチャイチャしていました。


チックショー!
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