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「エアデ。お願いがあるの」
私は超作り笑顔です。
「エルーシアから頼み事なんて、珍しいのよ」
エアデはさすがに私の腹黒い笑顔をみても通常運転です。

「実は、エアデ達に作ってもらった盛土をして作ってもらった線路ですけれど、大変素晴らしい出来映えで驚きました」

「ふふ。気に入ってもらって嬉しいのよ」
エアデも笑顔になりました。

「そこで」と私が言ったところエアデが言葉を重ねて「新しい線路を作って欲しいのね?」

(え?バレバレね。てへ)
「はい。その通りです。来週運動会がありますので、その後のバーベキュー大会の参加する事でお願いできませんか?」
私は、今できる最高の可愛らしさを表現しています。(某洋食菓子屋のキャラクターのように舌をだしています)

「エルーシア。なにか気味が悪いのよ。そんな顔しなくても、やってあげるわよ。貴女には本当にお世話になっているのだからね」

気味が悪いって言われて私はテンションが下がりましたが、エアデが引き受けてくれたので、なんとか気をとりなおしました。

「今回も線路図みたいな物を作成するからそれに合わせて作ってくれると嬉しいわ」

「それは、どのくらいにできるのよ?」

「他の領主の確認が必要になるので、舞踏会の前後になるわ」

「舞踏会?私達も出たいのだ!可愛く、格好よく踊りたいのだ!」
いきなり、マチルダが話に入って来ました。

「え?マチルダは舞踏会参加しているわよね?踊らないで食べてばかりだと聞いていますけど?」

「そんなこと!あるのだ!実は踊るより食べる方が重要なのだ。普段食べられないものが沢山食べられるのだ!」

「え、マチルダその話は本当なの?」

「本当なのだ!」

「エルーシア私も舞踏会に参加するのよ」
とエアデ
「私も参加で!」
とステーラ
「私も参加じゃ」
とリンダ
「古竜は、皆参加ですね?
では、ドレスは用意するのに時間が足りませんので、皆様の鱗の変化でお願いします。装飾類はこちらで用意しますね」

私は古竜達をみてニヤリとして
「今日から、私達と一緒にダンスレッスンをしてもらいます。
マチルダはある程度踊れますが、他のお三方も練習してください」

「「「「え!!」」」」

奇声を上げる4名に私は
「古竜様達ならすぐ覚えて踊ることが出来ますよ。マチルダも1週間くらいで覚えましたから。
因みにダンスレッスンをしてダンスを覚えないと舞踏会の参加は認めません」

「「「え~」」」

マチルダ以外からブーイングが出ましたが、ただでは食べさせません。
しっかりと我が領地の為に広告塔として働いていただきます。
ニヤリ★
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