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お食事会は、多少の波乱があったものの、大きな問題も無く終わりました。

え?教祖呼びの事・・・ 無かったことにしてください。

ブジニオワッタノデス。


今日は、見学2日目です。

私は、見学に行く皆様を見送っています。
和気あいあいと付き添い担当の者と街へ繰り出しています。
その中に聖女と聖女見習いだった者の集団を見つけました。

シアナ達とレオンです。

ふふふふふふ。 ふふふ。
私は昨日の夕食会のときに気づいてしまったのです。

なんと なんと レオンがシアナの事をシアナちゃんと呼んでいたのです。
ねえちゃん!⇒シアナちゃん ちゃん呼びです。
ふふふ。若いって良いですわね!
って12歳の日本なら小6か中1の私が言って良いのでしょうか?
いいんです! 恋愛は、淑女のエネルギーなのです。

私も学院に入学したら恋愛するのです。
ドキドキするのです。
会えなくて寂しいとか思うのです・・・・・・

「んんん」話を戻します。

私は皆様を見送った後、お父様とお祖父様を執務室に集まってもらいました。

「お父さん、じぃじ、集まっていただきありがとう。これは、私だけではどの様な扱いにするのか話からため、二人に判断してもらいたいのです」
私は2人の顔を交互に見ながらゆっくりしゃべり出しました。

「新しく作った魔道具を見てもらいたいのです」

私は、四○元ポケット(以下ポケット)に手を入れて魔道具を出しました。
ジャーン!
そ それは、 
昨日ポケットに入れた魔石です。

「「ん。魔石がどうしたのだ?」」

お父様とお祖父様は、私が出した魔石一点見つめています。

「ご・ごめんなさい。これじゃなくて・・・」
私はポケットに手を入れて
「ジャーン!」と言って、
また、魔石を出してしまいました。

お父様とお祖父様は、顔を少し傾けて魔石を見ています。

私は、三度(みたび)ポケットに右手を入れて出すと
また、魔石・・・
私は慌てて何度もポケットに手を入れて出しましたが、右手でも左手でも魔石が出るばかり!
(古竜にもらった魔石が多すぎて、整理がついていなかったのね)
私は、ポケットが自動的に整理してくれるものの、あまりにも数が多いと整理整頓するのに時間がかかることを知りました。

そして、部屋が魔石だらけになった頃、

陶器で作られた赤いコップを2つ出しました!

「ぜぇぜぇぜぇ。こ これは新しい魔道具です」

「お疲れ様」
お父様は笑いながら私を労い
「エルーシアちゃん。これはただのコップだろう?」

「エルーシアちゃん。わしにも、ただの赤いコップに見えるぞ」
お祖父様は真っ赤な魔道具をまじまじ眺めています。

「これは、コップに見えるかも知れませんが、飲み物をいれて飲む道具ではありません」私は魔道具をひっくり返して、「この底の部分に魔石を入れています。
そして魔方陣を仕込んでいます」

「「おおお!!」」
お父様とお祖父様は歓喜の声をあげました。

私はお二人の歓喜の声を聞き、魔道具を高く持ち上げて

「この、魔道具は・・・ ・・・」




次回をお楽しみに!
作者
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