聖女の紋章 転生？少女は女神の加護と前世の知識で無双する わたしは聖女ではありません。公爵令嬢です！

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朝食を終え私はグイダに
「メリアに今日は学校へ行くから一緒に行きたいと伝えて」

グイダは、首肯して
「畏まりました」と食堂を出て行きました。

その数分後

「エルーシア様。　学校　久しぶり　一緒」となんだか嬉しそうです。

私は、治水工事の進捗を確かめるためにしばらく小等学校を休んでいたのです。
リーサは今日マチルダ達と一緒に自領のオッドリアへ戻っています。
（ちょっと説教してしまって、リーサも叔母様もかなり凹んでいたよね）
でも、これからオッドリアは海が開かれ色々な利権が絡んできて、ライナー様も含め一族皆が忙しくなるわ。利権をとりこぼさないようにしなければいけないわね。そう考えているとすぐに学校に到着しました。


「「「おはようございます」」」
私とメリアは、馬車をおりたと同時にクラスメイトが声をかけてきました。
「「おはよう」」
私もすっかり人見知りがなくなり、普通にみんなと話をする事ができるようになりました。
これもそれも、リーサとメリアのおかげです。

私はクラスの女子達とお話をしていると
「昨日、今日とマチルダ様以外にも古竜が現れて、領主館に集まった用ですが、何かあったのかな？」
と一部の生徒から質問がありました。

「昨日、マチルダのご家族がいらっしゃいました。
とある場所で、人間が魔物に襲われていたところを、古竜様がお助けになり、マチルダの縁があるこの街に連れてきたのです」
「ええ？最近は多くの魔物が出現しているの？つい最近も山間部に多くの魔物が出てエルーシア様とメリア達でやっつけたって聞いたけど？」

「そうですね。言われてみれば、魔物が多く集まり人を襲ったりしていますね？
これは何かの前兆なのかも知れません。ですが、今のところ王国からなにも通達が来ていないので大丈夫だと思いますよ」
「大丈夫　私、剣術　エルーシア様　魔法　強い　やっつける」
メリアは胸を張りました。

（言われて見れば、おかしいわね。魔物がまるで誰かに集められて操作されているようだわ。フレイヤ様からなにも言ってこないから大丈夫だと思うけど･･･
調査が必要かも知れないわね）

「お・俺だっていざとなったら魔物と戦ってやるさ」
試験に通れば来年は私達と王都学院に通う予定のヨーガンがそう宣言すると、

「ヨーガンが魔物を倒せるくらいなら私でも倒せそうね」

そうからかうのは、ヨーガンと同じく来年、王都学院に通う予定のイルーゼです。

「コラーまて～！」

そして二人は鬼ごっこをはじめました。

「エルーシア様！お昼休みにリバーシやりましょうね～」

イルーザはお昼休みの約束をしながら逃げていました。

イルーザ余裕ね･･･