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107 前半
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デーーン!!
お屋敷近くの公園で、私は山のように積まれた魔石を見ています。
そして、3人の美人さんがいます。
私の隣にいるグイダは、顎が外れたのでしょうか?先程からお口を大きく開けたままです。しかも目が飛び出ているように見えます。
昨夜、人化が長い時間出来ない、龍神様と土竜様は、お休みになるために竜の谷へ帰ったそうです。
(あれ? マチルダが帰ったとこ見たことないわ?)
そして朝日が昇りはじめた頃、龍神様と土竜様と何故かもう一人の超絶美少女を合わせて3人が、私をここに連れてきました。
「あの~。龍神様。昨日いなかった超絶美人さんが増えているのですが、どちら様でしょう?」
「ああ。そうね。はじめまして、私は、長女の風竜です。
妹の光竜がお世話になっているわね。面倒を見てくれてありがとう」
「マチルダのお姉様ですか?はじめまして。マチルダはいい移動手段なので重宝しています」
「ふふふ。あの子はどちらかと言うと飛行よりも神聖竜と呼ばれるくらいなので、解毒や解呪そして回復などが得意なのだけど、加護をもつエルーシアは聖属性魔法の能力値がかなり高くなっていると思うわ」
「ええ?そうなのですか・・・ それで、開拓地で起きた病気を簡単に殲滅出来たのですか!」
「いいえ、それは貴女の能力だけで充分だったわ」
風竜様と話していると土竜様達が
「ふふふ。お話中ごめんさいね。エルーシア。お願いがあります。
ここにある魔石を全て差し上げるので、私達に名を授けてはくれないだろうか?人間と契約を交わすと私達もマチルダのように人化したままでずっといられるようになるのだよ」
「昨夜人化が解けてしまうのが心配だったため、里に帰られたのですね?」
「起きているときは、魔力をコントロールしていられるのだが、さすがに寝ているときは、何かの拍子で人化が解けてしまうこともあるのだよ」
と土竜様が説明してくれた後
「私達のスキルでは、人化は本当に魔力を使ってしまうのじゃ。人化が解けないように気を張っているから、魔力がだだ漏れになってしまうのじゃ」
龍神様は、私の手を握り、ブンブン上下に振っています。
(ちょっと痛い、龍神様、手を上下にブンブンしすぎ!)
そして、土竜様が、
「だからこそ、エルーシアに同格契約をして人化してみんなと一緒に夜が更けるまで恋バナをしたり、美味しい食べ物をお腹いっぱい食べて、その後にスイーツをたべたいのだよ。古竜の姿でお腹いっぱい食べても美味しくないのよ」
(夜更けまで恋バナって、修学旅行?と心の中で土竜様を突っ込みました。でも一番の目的は食べ物よね)
「マチルダに名を授けたときでさえ、結構な魔力を持って行かれたのに、いきなりお三方に名をつけると魔力切れをしてしまって帰らぬ人になりたくないです」
「「「 あははっは! エルーシアは冗談が上手じゃ」」」
3柱の古竜様が、お腹を抱えています。
「今のエルーシアなら、いっぺんに名付けても大丈夫よ」
風竜様は、私を見ました。
「心配なら一人名付けたら、我らが魔力を与えるのじゃ」
龍神様はどうしても契約を結びたいようです。
「すごいですわ。そんなことも出来るのですね?」
私は半信半疑ながらも声を出しました。
「誰にでもできるわけじゃないのじゃ。エルーシアにだから出来るのじゃ。
それに今後、あの人でなしの女神達と争うこともできるようになるのじゃ。我らと同格契約するとな」
龍神様は、何故か物騒なことを話し出しました。
「あはは。そんな事は起きないと思いますよ」
「それは、わからないのよ。何が起きるかわからないって事は、貴女が一番知っているはずなのよ」
「ふふふふ。 その通りですわね
それでは、名前の候補ですが」
私は、古竜様に名の候補を声に出して提案しようと
「龍神様はリンダと名付けましょうか?」
「土竜様はエアデと名付けましょうか?」
「風竜様はステーラと名付けましょうか?」
ピカピカ キラキラ 辺り一面金色に光り出しました。
(あ~れー! お三方みんなが金色に包まれているよー!)
デーーン!!
お屋敷近くの公園で、私は山のように積まれた魔石を見ています。
そして、3人の美人さんがいます。
私の隣にいるグイダは、顎が外れたのでしょうか?先程からお口を大きく開けたままです。しかも目が飛び出ているように見えます。
昨夜、人化が長い時間出来ない、龍神様と土竜様は、お休みになるために竜の谷へ帰ったそうです。
(あれ? マチルダが帰ったとこ見たことないわ?)
そして朝日が昇りはじめた頃、龍神様と土竜様と何故かもう一人の超絶美少女を合わせて3人が、私をここに連れてきました。
「あの~。龍神様。昨日いなかった超絶美人さんが増えているのですが、どちら様でしょう?」
「ああ。そうね。はじめまして、私は、長女の風竜です。
妹の光竜がお世話になっているわね。面倒を見てくれてありがとう」
「マチルダのお姉様ですか?はじめまして。マチルダはいい移動手段なので重宝しています」
「ふふふ。あの子はどちらかと言うと飛行よりも神聖竜と呼ばれるくらいなので、解毒や解呪そして回復などが得意なのだけど、加護をもつエルーシアは聖属性魔法の能力値がかなり高くなっていると思うわ」
「ええ?そうなのですか・・・ それで、開拓地で起きた病気を簡単に殲滅出来たのですか!」
「いいえ、それは貴女の能力だけで充分だったわ」
風竜様と話していると土竜様達が
「ふふふ。お話中ごめんさいね。エルーシア。お願いがあります。
ここにある魔石を全て差し上げるので、私達に名を授けてはくれないだろうか?人間と契約を交わすと私達もマチルダのように人化したままでずっといられるようになるのだよ」
「昨夜人化が解けてしまうのが心配だったため、里に帰られたのですね?」
「起きているときは、魔力をコントロールしていられるのだが、さすがに寝ているときは、何かの拍子で人化が解けてしまうこともあるのだよ」
と土竜様が説明してくれた後
「私達のスキルでは、人化は本当に魔力を使ってしまうのじゃ。人化が解けないように気を張っているから、魔力がだだ漏れになってしまうのじゃ」
龍神様は、私の手を握り、ブンブン上下に振っています。
(ちょっと痛い、龍神様、手を上下にブンブンしすぎ!)
そして、土竜様が、
「だからこそ、エルーシアに同格契約をして人化してみんなと一緒に夜が更けるまで恋バナをしたり、美味しい食べ物をお腹いっぱい食べて、その後にスイーツをたべたいのだよ。古竜の姿でお腹いっぱい食べても美味しくないのよ」
(夜更けまで恋バナって、修学旅行?と心の中で土竜様を突っ込みました。でも一番の目的は食べ物よね)
「マチルダに名を授けたときでさえ、結構な魔力を持って行かれたのに、いきなりお三方に名をつけると魔力切れをしてしまって帰らぬ人になりたくないです」
「「「 あははっは! エルーシアは冗談が上手じゃ」」」
3柱の古竜様が、お腹を抱えています。
「今のエルーシアなら、いっぺんに名付けても大丈夫よ」
風竜様は、私を見ました。
「心配なら一人名付けたら、我らが魔力を与えるのじゃ」
龍神様はどうしても契約を結びたいようです。
「すごいですわ。そんなことも出来るのですね?」
私は半信半疑ながらも声を出しました。
「誰にでもできるわけじゃないのじゃ。エルーシアにだから出来るのじゃ。
それに今後、あの人でなしの女神達と争うこともできるようになるのじゃ。我らと同格契約するとな」
龍神様は、何故か物騒なことを話し出しました。
「あはは。そんな事は起きないと思いますよ」
「それは、わからないのよ。何が起きるかわからないって事は、貴女が一番知っているはずなのよ」
「ふふふふ。 その通りですわね
それでは、名前の候補ですが」
私は、古竜様に名の候補を声に出して提案しようと
「龍神様はリンダと名付けましょうか?」
「土竜様はエアデと名付けましょうか?」
「風竜様はステーラと名付けましょうか?」
ピカピカ キラキラ 辺り一面金色に光り出しました。
(あ~れー! お三方みんなが金色に包まれているよー!)
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