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あれから約2年が経ちました。
私は12歳になリ、とってもレディーになりました。(自称)
ふふふ。

今は、直接日光が当たると額に汗が浮かぶ時期です。
収穫の秋が近づいてきています。

私は小等学校に通いながら、今は、貴族としてのマナーや教養を学友とは別に勉強をしています。


今日、私はリーサお姉様とファリカと3人でダンスの練習をしていました。

そのときは突然やってきました!

「「エルーシア様!!」」

「え?なにどうしたの?」
大きな声を出して現れたのは、治水の工事を監督する文官と魔法使いでした。

「エルーシア様。アールーペン山脈の麓の村で、恐れていた疫病を確認しました。
どうやら、開拓者のテントに近づかないようにと、近くの村の人々にいい聞かせていたのですが、村の少年少女が魔法使いの話が聞きたいとテントに着たときにうつって発病したようです」

(とうとう、フレイヤ様がおっしゃっていたことが現実に起きたのね)
「お二人とも報告ありがとう。それでは、私はマチルダに乗ってその村に向かいます」

「エルーシアちゃん待って。私も参りますわ」

「お姉ちゃん私も行きたい!」

「リーサお姉様、ファリカ。気持ちはありがたいのですが、村の病気は誰でも、うつってしまうので、今回はご遠慮ください」

私は、二人もついてくると彼女らもうつってしまう可能性を考えて心を鬼にして断りました。

「そ・そうね。エルーシアちゃん。軽々しく同行したいと言ってごめんなさい」

「いいえ。お二人が私の事を思って発言されたことは伝わりました」

私はそう言って泣きそうな顔をしているファリカの頭をくしゃくしゃと撫でました。

「お姉ちゃん。頑張ってきてね」

ファリカが応援してくれてリーサお姉様は

「マチルダさんは大丈夫なのかしら?」
とマチルダを心配してくれました。
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