聖女の紋章 転生？少女は女神の加護と前世の知識で無双する わたしは聖女ではありません。公爵令嬢です！

66 閑話 使用人

66　閑話　使用人

私は、メリア、元々はエルーシアお嬢様の従者で乳姉妹です。
父さんが、運送ギルドの偉い人になり、個人のお屋敷に住むようになって侍女から、幼なじみのクラスメイトに格付けがあがりました。
母さんは、クラーラ。エルーシアお嬢様とファリカ様の乳母です。
エルーシアお嬢様と一緒にいるとあきることがありません。
毎日がスリルで溢れています。
スライムをテイムしたり、古竜と契約したり･･･
お勉強が貴族の大人の人より出来たり、運動神経がとても良かったり。
でも、自分の恋愛になるととても鈍感。
エルーシアお嬢様に好意を持って男子が集まってきますが、ご本人は領主の娘の立場だからみんなが寄ってくると思っています･･･
そんなお嬢様が大好きです。
いつまでも、お嬢様と一緒にいたいです。
（普通にしゃべれるのでは、と思ったあなた！
これは、台詞ではなく、回想だからね）


私は、ワグナー。クラーラの夫であり、メリアとホルダの父だ。
私はしがない御者であったが、いつの間にかヒーナ商会などに関わる運搬の責任者になってしまった。
給金は、目が飛び出るくらい多くなった。王都とベルン2カ所に持ち家があるくらいだ。
妻のクラーラもいつの間にか家政婦長兼任でファリカ様の侍女でもある。
公爵家は、これからもエルーシアお嬢様の活躍でどんどんと栄えていくだろう。




私は、クラーラです。お嬢様達の乳母で家政婦長をしています。
現在は、ファリカ様の侍女も兼任している。（他に1名いる）まあ、侍女というより教育係ですね。
末っ子のホルダが生まれる前まではエルーシアお嬢様の侍女でした。
エルーシアお嬢様が聡明に育ったためファリカ様の侍女も兼任になったようです。
エルーシアお嬢様は、幼い頃から本当に手のかからないお子でした。
乳児の頃から私たちの言葉を理解していたのでは、ないかと思うほどです。
聖女の紋章がある方は生まれてすぐから聡いのかも知れません。
そのエルーシア様のおかけでベルティンブルグ領に関わる人は皆、豊かな生活を送っています。
私たち一家が一番の恩恵を受けているのかも知れません。



私はグイダで～す。
エルーシアお嬢様従者で～す。年齢？女の子に年齢を聞いてはいけません。

私は、王都でメイドになりました。数年後、お館様が、領地に引っ越しされる際にエルーシアお嬢様とクラーラ様にお願いされてベルティンのお屋敷までついてきました。そして今はベルンのお屋敷にいます。
エルーシアお嬢様は、とても賢い方ですが、人見知りが激しくて王都にいるときは私も苦労しました。でもベルティンに引っ越したときくらいから、私にもまるで天使のような笑顔を見せてくれるようになりました。
エルーシアお嬢様は、きっと他のご令嬢に比べ我が儘はあまり言われることがないので、お仕事は楽な方だと思いますが･･･　
まだ、成人になっていないのに、商会をいくつか持ち、ときには王様に会いに行ったりするので、そういう面では、ご令嬢付きと言うより、ご当主付きの侍女の様な感じです。でも、前任のクラーラ家政婦長の助けもあり、無難に仕事をこなしています。



みんな～こ～ん～にち～わ！
私は、王都留学が決まりました。イルーゼと申します！
学園内では、エルーシアお嬢様の侍女としてお勤めをしながら勉強をします。
先週に学園入学試験の結果が届きました。私はエルーシア様、リーサ様、メリア様、そしてマチルダさんに続き女性で5位の順位を頂きました。
その結果、私がエルーシア様の侍女として学園に入学が決まりました。
これも小等学校の教育制度のおかげと、家族の協力で掴むことが出来た名誉です。
私はエルーシア様の侍女という立場があるので、秋から入学まで、メリアちゃんや、クラーラ様の指導を受け侍女の勉強をはじめます。
貴族様の生活様式は初めてだったのでわからない事ばかりだけど、なんとか侍女としての最低限の事が出来るよう頑張ります。
それに学園にはメリアちゃんもいるので聞きながらやっていけます。

私は、実はベルティンに余所の領地から転入してきた者です。
母とお兄ちゃんと私の3人で越して来ました。
以前に住んでいた所は、まだ、幼かったためあまり覚えていなかったのですが、ベルティンに引っ越してきてから生活が楽になったと幼心に思いました。
トイレは綺麗だし、毎日お風呂には入れるし、学校は、授業料が無料の上、昼食代も無料です。お母さんは、こんな生活を送らせてくれている領主様恩返しがしたいと常に言っていて、私はお母さんの代わりに恩返しできるようにお勉強を一生懸命頑張りました。おかげで貴族の方々（竜も）を抜かして、女子で一番の成績になり、王都学園の入試の結果も良かったため侍女に選ばれました。
「エルーシア様の侍女に選ばれたよ！」お母さんにそう言うととても喜んでくれました。
侍女の仕事と勉強は大変かも知れませんが、お母さんが笑顔になるように頑張ります。
（学園の学費と生活費を領主様が出してくださり、侍女として学園でエルーシア様に付くので、そのお給金も入ります。そして、エルーシア様の商会も手伝いますので、お金を貯めようと思います）